【青い眼のノソリン亭】きれいな花を探して



<オープニング>


「花っていいじゃないですか。だって、雰囲気がやわらぐし、ふと気づいたらさわやかな香が漂っていたり」
 陶然とした眼差しで、青年は黒い梁の渡る天井を見上げて言った。
 あの娘が持ってきてくれる花がどうしても欲しい、と。
 
 デリック青年は『青い眼のノソリン亭』という小さな宿の主である。
 彼はいつも自らの夢を、大きな身振り手振りと過剰に生命を消費しているのではと思わせる熱意を持って語る。けれど、話が彼の夢見る宿の理想から離れ、現実のささやかな問題、例えば酒場で何を飲むかといったことになると、平素の穏やかで理知的な青年の佇まいを取り戻して、「お茶をお願いしようかな、喉にも優しいのだし」などと呟くのだった。
「依頼です」
 薄明の霊査士・ベベウは切り出したが、彼の隣に依頼人の姿はなかった。路地に奥にひっそりと佇む青い眼のノソリン亭へ、いつもきれいな花を届けてくる花売りの娘がいる。デリックは今、リアという名の娘が暮らす農園を訪ねているのだ。
「いつも決まった日にちに、町へ花を持ち寄る農園の娘さんなのですが、デリックさんがおっしゃるには、先週から姿を見せていないそうなのです。そこで彼は、忙しさの合間を縫って、リアさんの様子を見に行ったのですが……」
 ――今度は、デリックが帰ってこない。料理人ミルバートンからの依頼を、ベベウはこう締めた。
「何かよからぬことが農園で起こっているのでしょう、様子を見に行ってはいただけませんか?」 

マスター:水原曜 紹介ページ
 水原曜でーございます。
 
 今回は、農園へと赴いて帰らないデリックの無事を確かめていただきます。農園は作物を育てているばかりではなく、きれいな花も生産しています。丸太小屋が建っていて、リアは両親と暮らしています。
 
 敵の情報ですが、人間ではない人影が20ほど、丸太小屋を囲んだり、作物を荒らしたりしているようです。飛び道具は所持していません。
 
 デリックと『青い眼のノソリン亭』については、過去のシリーズ作を参考にしてください。
 宿屋に花を飾ったり、デリックやミルバートン、リアと仲良くしたいという方は、その旨もプレイングにどうぞ。続けて参加される方は逗留先として、二階の客室のどの部屋、といった指定をするのも乙かもしれません。
 
 それでは、皆さんの参加をお待ちしております。

参加者
漆黒の彼岸花・トモコ(a04311)
リザードマンの医術士・コロン(a09209)
サイレント・ロア(a11550)
白の預言者・ティナ(a13994)
渡り鳥・ヨアフ(a17868)
白き御魂・ブラッド(a18179)
宵待月に照らせし翼・クレア(a18191)
魔王様・ユウ(a18227)
陽春の医術士・ナポポラッサル(a22109)
臆病風・ヒロシ(a24423)
碧風の翼・レン(a25007)
蒼天を旅する花雲・ニノン(a27120)


<リプレイ>

「青い目のノソリン亭かあ……あたしとおそろいなぁ〜ん♪ どんなところなのかなぁ〜ん?」
 蒼天をあおぎ旅する花雲・ニノン(a27120)は続く石畳にちりばめられた、鮮やかな色の石を爪先で追いかけながら、商店が軒を並べる円形の広場を通り抜けた。石段を登って見上げた空を背景に、ノソリンが描かれた絵看板が風に揺れていた。
 
 宿の扉が開かれ、おごそかに鳴ったベルの音に気づいて、臆病風・ヒロシ(a24423)は『支配人室』と刻まれた木札のある、清潔でこじんまりとした部屋に置かれた椅子から立ち上がった。
「いらっしゃいませ……申し訳ございませんが支配人不在でございまして……あ」
 訪れた客人が冒険者であることに、ヒロシはすぐに気づいた。樽のような胴体に黒い髪の貼り付いた頭をちょこんと載せて、ふらりと現れたひとりの名を彼は知っていた。
 渡り鳥・ヨアフ(a17868)は足音に気づいて厨房から顔をのぞかせた、高名なる料理人ミルバートンの元へ駆け寄った。
 濃紫のネクタイを緩めて白い首筋を晒すと、君の為に笑い君に毒される獣・ユウ(a18227)は白衣を着込んだ白髪の男性へ尋ねた。
「ひとつお聞きしてよろしいですか?」
 近隣でグドンが出没したとの情報はないか、ユウのそんな問いに、ミルバートンは静かに首を振った。
「キツネグドンがどうたら、それくらいだな」
 厨房へさがろうとするミルバートンをヨアフが呼び止めた。――依頼料はミルバートン手製のおいしい弁当でいいから、と彼は丸い腹部に手の平で円を描きながら言った。けれど、ミルバートンは両手を天秤のように広げて、おどけた調子でこう答えたのだった。
「デリックがいないから、仕入れがな。お手上げだ」
 鼻息も荒く『青い眼のノソリン亭』から飛び出していった仲間の丸い背を見遣りつつ、称号無しの・ブラッド(a18179)は料理人に会釈をして、ひんやりとした宿屋から路地へと歩み出た。凍りついたかに思える微笑を湛える口元へ、彼は褐色の指先を這わせながら想った。
(「なんというか……次から次へと……。まあでもデリックらしいといえばそうだがな。とりあえず無事でいてくれればいいのだが」)
「それなんなのなぁ〜ん?」
 ニノンは奇麗な色をした汚れを知らない瞳で、ヨアフが手にする羊皮紙をのぞきこんだ。
「地図ですよ、地の利を得ておくことは大切ですからね」
 思ったよりも荷は軽く、ヨアフはそれが残念でならなかったが、帰り道では軽やかに歩くつもりなどなかった。デリックの宿で食事を愉しみ、重たい身体を引きずって帰るつもりだった。
 
●リアの農園
 宿へ赴いていた仲間たちを加えた冒険者たちは、町から緑の丘陵を這い進む白い径を抜けて、林に隣接した農園へと辿り着いていた。
 濡れた闇夜を思わせる、ともすれば冷たいとの誤解も免れない、美しくも冷たい双眸で、彼岸ノ愛華・トモコ(a04311)は広がる緑の光景を見つめた。
「……デリックさん……大丈夫かな……」
 囁いた少女は、宿の主として努力を続ける青年に、意外なほど強いと自分でも首を傾げてしまうほどの共鳴感を抱いていた。トモコは『黒蝶館』という名の旅館を経営している。
 ハートのステッキを胸に抱いて、白の預言者・ティナ(a13994)が歩いている。木漏れ日が投げかける斑な影が肌に浮べた少女が、陽から降り注ぐ輝きで溢れかえる農園へ足を運ぶと、その不可思議な紋様は光の内に溶けていった。
 ――デリックさんはどこにいるのかな。もしも、リアさんたちが小屋に閉じ込められた後に辿りついたなら、周りのどこかに避難してたり見守ってるかもしれないの。きっと一緒にいて動けないのだと思うの……。
 ティナは仲間の声に気づき、足元へ伏せていた瞳で見上げた。
「もしかすると全員、丸太小屋に避難できているか不明ですので、農園も注意しておくにこしたことないかなと思います」
 リザードマンの医術士・コロン(a09209)はそう言って、青い鱗で覆われた小さな指先を額の高さに持ち上げた。陽射しを遮った蒼い瞳は、きょろきょろと農地を眺めている。
 少女は静かに首肯いて、コロンの隣に寄り添った。
「どんなのがいるかはよく解らないけど、速攻で倒さないとね」
 宵待月に照らせし翼・クレア(a18191)はひとつに括られた銀の髪を、胸元から左肩に触れさせて背へと流した。
 小屋へデリックとリアたちの無事を確認に向かう者、そして、農園へひそむ何かと対峙するために探査へ向かう者、と冒険者たちは二手に別れた。
 タイの位置を直しながら、ユウは仲間たちに言った。
「まぁ……それでも皆さん気は抜かずに行きましょうね」
 
「デリック、いるのか?」
 肩と白い羽を覆っていたストールを手首に巻き付けながら、ブラッドは呼びかけを行った。近づいても、丸太小屋から物音はしない。静かだった。けれど、その周囲には明らかな喧騒を示す、無数の窪みが土に残されていた。
 ノソリンの兜をかぶった小さな影が、かすれた声で言った。
「……屋根の上に、いるよ」
 反心の双長剣、その青みがかったようにも見える刀身を交わらせると、サイレント・ロア(a11550)は空に重なりあう弧月の軌跡を描きだした。浮かび上がった紋章から撃ち放たれた白銀をまとう獣は、宙を駆け抜けて屋根に立つ茶色の毛皮をした何ものかを組み伏せた。銀狼と共に落ちたものは、一体のキツネグドンだった。
 次々と現れるグドンの身体を数えながら、ティナは少女らしい薄く滑らかで絹のような肌にひだを寄せて、愛らしい眉宇を歪めた。
(「デリックさんたち、ずっと怖い思いをしてたの?」)
 
●花畑
 口元に力を込められると、紅蓮の名の継承者・レン(a25007)のおもてに漂っていた子供らしいのどかさは消え去ったのだった。黒土が盛り上がった径を駆けながら、彼は左方に広がる農園と、右方に広がる花々を見遣っていた。キツネグドンらは、作物の生い茂る畑を荒らしていた。鎧の形状を変化させながら、レンは敵へと迫った。森の泉で暮らしてきた彼にとって、緑への冒涜は許せるものではなかった。
 背の高い作物が塀のようになっていた。その上から、灰色の髪が飛び出した。舞い上がった髪の向こうには、大きく見開かれた蒼い瞳が光っていた。
「……逃がさない、なぁ〜ん」
 術式手甲で守られた指先を広げ、陽下の微睡み・ナポポラッサル(a22109)は作物の合間に身体をひそめるグドンへ、黒い針の群れを飛ばした。煙に燻しだされた獣のように、敵集団は緑の影から這い出てきた。
「ディバイン、いきます……空を舞い輝きにて包む者よ。その輝きを持って神の威を示せ……」
 極光と呼ばれる剣が空を撫でると、まるでそよ風のような流れが起こった。クレアはヨアフの杖は、白く耀う力を分け与えた。
 ヨアフ強く握りしめた両手杖で虚空に円を描いた。彼の記述した紋章からは、たちまちのうちに黄金の光が雨のごとく拡散した。それは、次々とグドンの毛皮を打ち据えていく。
「やはり、キツネグドンでしたか」
 額をかち割ろうと振り降ろされた刃を、ヒロシは目と鼻の先でかわした。波打つ刃に薔薇の蔓を想起させる意匠を施した剣で、彼は敵の足元を払った。体勢を崩したグドンへ、背丈の高い作物の葉を左右に分かちながら、衝撃が農地を渡った。霊布をなびかせ、グドンに止めを差したのはコロンであった。
「畑を守りながらなんて無茶かもしれないけど、これだけきれいな花畑を散らせるわけにもいかないんだよ!」
 足元の黒い土を巻き上げながら、レンは花畑への逃亡を試みたグドンへ、闇夜に耀う三日月を想起させる――瞬く光を空に描き上げる蹴りを放った。胸部を切り開かれ、敵は径に倒れ込んだ。
 ナポポラッサルは仲間の屍を越えての退却を試みるグドンの、次々と飛び跳ねた身体が宙にある瞬間へ狙いを定め、虚空に拳を突き立てた。黒い靄のような何かが少年の周囲から渦巻き、刹那の後、グドンの群れは囚われの身となっていた。どさりどさりと地に堕ちた敵へは、ヨアフが光の雨を吹きつけてゆく。
「回復は任せて。……空を舞い輝きにて包む者よ、その輝きにて我らを癒せ……」
 仄かな癒しの光が、その裾野を緑で覆われた辺りへと広げていった。クレアからの光を全身に浴びると、ヒロシは農地を奥へ奥へと駆けるグドンを追った。太い尾をひるがえして振り返ったグドンは、彼の白い羽毛を散らす斬撃を見舞ってきたが、黄色いくちばしをカタと鳴らしたヒロシは、お返しとばかりに身体を旋回させた。
 幽けき薔薇が乱れ飛ぶさなかに、白い羽毛に守られた彼の身体が躍動すると、次々と斬撃を浴びせられたグドンは全身から力を失っていた。
「ちょっと食べられてるけど……」コロンは周りを見渡して言った。「畑もお花も、そんなに酷くはないみたいですね」
 
●丸太小屋
 冷たい音が響いた。
「灰と為れ」
 赤い十字が染め付けられた黒い皮の手袋がかすかに揺れる――ユウは指先を打ち鳴らした。嗤う彼の目前に、黒い魔炎が立ち上がった。空を焦がし宙は侵食して飛んだ焔の塊は、小屋の正面に立ち塞がるグドンの身体を吹き飛ばした。
 くろぶちの猫『ラヤン』となれるきぐるみをまとうニノンは、背伸びをして両前足を空に突き上げると、「タコ殴りなぁ〜ん」と威勢のよい声を発して駆けだした。ぐるぐると回転する肉球付きの手の平が、次々とグドンの身体を叩き砕いた。
 ニノンが倒したグドンは、後方へとよろめいて、丸太小屋の扉を突き破って室内へと消えた。紅玉の蝶を従えた十字の杖を手にして、トモコはぽっかりと開かれた暗闇へ身を躍らせた。らんらんと輝く瞳が、一斉に彼女を睨みつける。ニノンは手にした風の終わりを振り抜いて、室内に輝きの紋章を浮べた。黄金の線条が緩やかな弧を描いて拡散してゆく。
 光の雨をかいくぐって、ロアは部屋の奥で閉じられままの、黒いドアへと駆け寄った。頭上から襲いかかった曲刀を弾き飛ばすと、ロアはしゃがみこんで後ろ手に小さな羊皮紙を、扉と床の隙間に差し入れた。扉の内側からが、こもってはいるが元気な声が響いてきた。
「あ〜〜〜! 来てくれましたよ!」
 扉の向こうには家具が積み上げられていたのだろう、どたばたと慌ただしい音が聞こえ、薄く開かれた合間からふたつの顔がのぞいた。デリックは笑顔、そのすぐに下に見えたのはリアらしき少女の不安げな顔だった。
「デリックさん、大丈夫……?」
 小さな唇から紡がれたトモコの言葉に、デリックは彼女の両肩に掴みかかりながら言った。
「大丈夫ですけど、危なかったですよ。ありがとう〜〜〜!」
 その時だった。厚い布地で覆われた窓が外部から突き破られ、うねる刃を手にしたグドンが乱入したのである。デリックはリアの頭を抱えるようにして床に這った。ブラッドは肩を擦りながら、空いた手でストールを宙に舞わせていた。渦巻くように噴き上がった魔炎の柱は、その上部に異形の頭部を生やしていた。吹き飛ばされたグドンは、来た道――破ったばかりの窓――を戻ったのだった。
 丸太小屋の外では、依然として戦いが続けられていた。
「ティナが治すの、ちょっと待ってて欲しいの」
 深い傷を負った者はなかったが、少女は柔らかで優しい光を広げていった。
 屋根の上を駆けるグドンを、ロアは追っていた。敵は足元をしきりに見遣り、建物の内部へと逃げる道を模索しているようだった。反心の双長剣が空を刻む――漂う傾いた面の紋章から白銀の光を引いて、狼は空へと駆け上がった。
 轟々と燃え盛る魔炎に浮かんだ異形の横顔を、ユウは冷ややかに一瞥した。焔の異形はグドンの身体を魔炎によって焼き尽くし、彼は地面に這いつくばっていた焔の塊にこう命じた。
「自分と同じ姿の者を攻撃せよ」
「確実に倒すなぁ〜ん」 
 グドンの胴へ両手をまわすと、ニノンはその身体を持ち上げた。グドンの固い毛並み越しに彼女は空を見て……そのまま傾いた視線は背中に土の暖かさを感じる頃には、逆さに生えた樹木の列を映していたのだった。
 
●その日の終わりに
 慌ただしく土を耕すデリックに、ヨアフは口をついてでかけた言葉を飲み込むしかなかった。
「……仕入れ……」
「手伝うなぁ〜ん」
 そう言ってデリックと土を裏返しはじめたのはニノンである。
 枯れた葉を摘むリアの隣にしゃがみこんで、ロアは小さな声で言った。
「故郷で花っていうと、食べるか薬にするかだったよ。ここでは、見て楽しんだりするんだね」
 赤いツバキが滴り落ちる髪をかきあげると、ユウは辺りを睥睨した。
「やれやれ……無事で何よりですよ」
 物凄い勢いで働き始めたデリックから視線をそらすと、彼はひとり、花畑から農園へと向かった。敵が残っていないかを調べるため、それに、亡骸をそのまま捨て置くわけにもいかないではないか。 
 レンはリアの瞳に過った、一瞬の暗いかげりに気づいていた。彼女の作業にてきぱきと手を貸しながら、彼は言ったのだった。
「大丈夫……きっと元に戻して見せるから……」
 畑仕事に汗するデリックの姿を、トモコはにこにこと微笑を湛えながら、ちらちらと見遣っていた。彼女の手元には、リアと一緒に手入れをはじめた美しい花々がある。リアはトモコの髪に白い小さな花を差してくれた。
「わぁ……これ、貰っても大丈夫ですか……? すごく綺麗……」
 ティナは野辺に咲く花を数えていた。
「お花、お花、白いお花……」
 手伝いのお礼として、リアはティナに小さな球根をくれた。――このお花が咲くころには、きっと青い眼のノソリン亭も立派なお宿になってるのね。そう想うと、なんだか不思議な幸せを感じるティナであった。
 
 主の帰った『青い眼のノソリン亭』は、路地の奥の静けさに包まれていた。
 コロンは青い部屋のベッドに足を伸ばした。窓辺にはリアが選んでくれた橙の花が飾られている。なんとも気持ちのよい夜だった。
 月の間に降り注ぐ白い光に包まれながら、クレアは床に映る窓枠の影の真ん中に置かれた小瓶を見つめていた。そこには、クレアがリアと選んだクリーム色の花が佇んでいた。
「夜空に浮かぶは真白の月……暗き夜道の道標……なんてね」


マスター:水原曜 紹介ページ
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作成日:2005/07/01
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