スズメがチュチュン?



<オープニング>


「最近、家の軒下にスズメが巣を作りに来るんですよ」
 それでここ数日、朝は鳥の声で目が覚めるのだとか。
 実に平和な話である。冒険者達は温かい目で、青年の話を聞いていた。
「巣を作りに来るんです」
「? ええ」
 繰り返される言葉と共に何故か近付いている様な気がする顔から、僅かに身を反らし、やや疑問を覚えつつも頷き返す。――と。体ごとぶつかる勢いで腕を掴まれた。
「助けて下さい!!」
「……はい?」

 救いを(あるいは説明を)求める様に冒険者が視線をやると、黯き虎魄の霊査士・イャトは意に介さない様子で眼を閉じたまま、両腕をそっと開いている。
「………?」
 ……と、飛び込んで来いと?
 真意が解らず顔を見合わせる冒険者達(ついでに必死の形相で彼らにすがり付いている青年)を余所に霊査士は、1人納得した様だった。
「翼を広げてちょうどこのサイズか」
「まぢまぢと見た訳ではないので……でも地面に映る影はとても大きく見えました」
「影だからな」
 今度は青年が、納得した様に頷く。
「それも」
「二羽いる。珍しい事だが」
 もっとも、スズメがツガイでいる事自体は珍しい事ではないのだが。
 その頃には集まった冒険者達も状況を理解していた。つまり、この青年は依頼人なのだ。

 家の軒下にやって来た巨大なスズメが二羽。粘度の高い唾液で藁草を固めて巣作りに励んでいるらしいが、運んで来た巣材では足りなくなったのか、最近ではとうとう木製の壁を嘴で突いて抉り取っている。このままでは家が破壊されかねない。目が覚めるほどけたたましい鳴き声には周辺に住む他の村人達も迷惑している。
「……聞いているかね?」
 説明する口を止め、卓上に手を組んだ霊査士の手元から鳴る鎖の音で、我に返った冒険者の答えは「YES」。それに対して霊査士は無言で、目を細めた。
 声が途切れたタイミングにぽつりと零れる依頼人の言葉を聞く。
「家には身重の妻が居ます。あまり彼女に大きな不安と恐怖を与えたくはないんです」
 おそらくスズメも悪気がある訳ではないのだろう。
 だが、それにより人々の穏やかな生活が脅かされるとあっては、放置する訳にもいかない。
「スズメは人の傍で暮らす鳥だと言うからな……」
 意味深長な言い方で、釘を刺す霊査士。
 今回、冒険者に課せられた使命は、二羽の大スズメを早急に駆除する事。
 妊婦と家を守り、村人達の平和な朝を取り戻すべく。
「穏便にな」
 言って、霊査士は己の首の前で指を引いた。
 ポーズと一致しない言葉は、不安げな依頼人への配慮なのだろうか。

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参加者
蒼空を渡る翼・ジェイ(a00838)
黎明に詠う金糸雀・セルフィナ(a01034)
星影・ルシエラ(a03407)
普通の女の子・フィオリナ(a19921)
デタラメフォーチュンテラー・ネミン(a22040)
気紛れな魔女・シラユキ(a24719)
蒼き精霊の皇子・ノア(a26066)
天穹風花・クローネ(a27721)


<リプレイ>

「大丈夫、万が一なにかあっても私が守るから」
 ――とは言ったものの。
 撲殺日干しレンガ職人・フィオリナ(a19921)は、この依頼人夫婦が心配でならなかった。
 夜が明けたら作戦決行。そこで起こり得る事柄を遠回しに話したつもりだったのだが、それがかえって2人の緊張と不安を煽ってしまったらしい。手を取り合う彼らの表情は白い。
 巨大スズメが巣作りに励む危険な自宅を離れ、他の人の家に一時避難して間借りしている一室。
 膨らみ始めた自らの腹を無意識に――宿る命を労わるかの様に――撫で、女性は不安げに夫の手を握る。夫はその手を握り返しながら彼女の体調を気遣っている様だ。
 村内のちょっとした距離でも、女性にとっては大移動。その負担を思えばこそ、今までずっと家の中でじっとしていたのだろう、が、その壁を外からガリガリと派手に削られていては心労も溜まるというものだ。……夜風が窓を叩く物音にすら、肩を震わせる彼女に、フィオリナは繰り返す。
「……あの……」 と、青年が控えめに何か言いかけるのを遮る様に、女性の震える肩に手を添えてやりながら、そっと。
「大丈夫だから」

●説得
 チィ、チィ、とスズメの鳴き声が聞こえる朝の風景の中に、冒険者達はいた。
 姿勢を低くしてめいめい物陰に潜み、依頼人宅の軒先を注意深く観察している。
 巣は、あまりにも大きすぎて軒下のスペースには納まりきらず、その下に積みっ放しで晒されている建具の上にあった。作る過程で落ちたのか、元よりそこに作っていたのかは、不明である。
 こんもりと藁草や木片で固められたそれは、まるで最初からそこにあった籠か何かの様に見える。
 白い腹をはみ出して鎮座するモノさえ、いなければ。
 あまつさえその頭上にある、ボロボロの木材がむき出しの壁の穴に、目を瞑る事ができたなら。
「うわぁ〜、ホントにおっきいよぅ〜」
 大きな声を出してしまわない様に口の前に手をかざして硝子の氷・クローネ(a27721)が思わず洩らした感想は、「見てるだけなら可愛いんだけど」と続く。
 確かに、丸々と愛らしい体型、何処か憎めないつぶらな瞳……慎重に近付いて行くフィオリナとの対比で、スズメの大きさがより強調されていてシュールな光景だ。霊査士が両手を広げた長さ=翼の全長とすると、体長はそれより幾分小さいか。立ち上がると、クローネより少し低いぐらいだろう。
(「説得は、誘き出してからの方が良いんじゃないかなって、思うけど……」)
 ハラハラと様子を見守る星影・ルシエラ(a03407)は、そんな事を思っていた。
 スズメが大人しくしている夜の内に――蒼空を渡る翼・ジェイ(a00838)や水霊の皇子・ノア(a26066)が中心となって奔走し、この家の主は元より、近隣の住人達にも一時避難してもらっている。
 甲斐あって、普段ならそろそろ朝の営みで賑わうであろう界隈に人っ子一人出歩いていない、奇妙な静けさがそこにあった。だから余計にスズメの声がやかましく聞こえるのかもしれない。
 それとも、スズメの方も何らかの異変を感じているのだろうか?
 確実に人的被害は避けられる、とはいえ。
 片割れは餌か巣材収集に出かけているのだろうか――落ち着かない様子のスズメを見ていると余計にそわそわしてしまう。
 そうしている間にフィオリナとスズメの距離が縮まって行く。後7メートル、6メートル。5……
『チィイ!!』
 鋭い声と、羽を広げる音。
(「――逃げる!?」) 物陰にいる冒険者達の脳裏にその三文字がよぎった瞬間、
「あ、ま、待って下さいです!」
 フィオリナと共に接近していた、デタラメフォーチュンテラー・ネミン(a22040)の歌う様な声が響いた。

 獣達の歌で呼びかけるフィオリナ。踏み止まったスズメが首を傾げた。
「♪ あなたたちのと同じ様に、その木製の壁は私達の『巣』なの。同じように新しい命が生まれようとしているわ。だからお願い、森の傍まで一緒に移動して。巣作りも巣の移動も手伝ってあげるから」
 胸に浮かぶのは、助け合い、手を取り合う依頼人夫婦の姿。
 つがいのスズメが、何故だかそんな2人とダブって見える。
 『想い』を伝える音節に、スズメが瞬き、反対側に小首を傾げた。
『……同じ?』
 ――そう、私達もあなた達も同じ。だから壊さないで欲しい。
『何、同じ? 移動?』
「…………」
 通じていない? 詰め込みすぎたか?
 その長い歌詞の一つ一つをスズメは理解しきれなかった様だ。
 ……ヂュィィィィイ!!
 その時、遠くからけたたましい鳴き声が接近していた。
 ネミンが慌ててフィオリナの手を引き、思わず傾いで頭を下げたフィオリナの上を飛翔する影が、そのまま音を立てて嘴から壁に突っ込んで行く。ぱらぱらと、木屑が崩れる音がして。
『――ねぇ、追い出される! 追い出されるよォお!!』
 ばたばたとその場で羽ばたきながら、巣にいたスズメが混乱の体で喚き散らす。
「なっ、違っ……」
 スズメの脳内で、詞は随分と単純化されてしまったようだ。どこか駄々っ子を髣髴とさせるヒステリックな叫びと、壁の向こうから立ち上がるはっきりとした敵意に、否定する事もままならず。
「退きましょう、説得は――無理ですっ」
 ネミンの悲痛な声に手を引かれる様に、フィオリナはスズメ達に背を向け駆け出した。

●共存の可能性
「スズメ達、追っては来なかったな……」
 揃ってその場を離れ、ひとしきり逆走した所で、今、冒険者達は村の外れを歩いていた。
 不死身な・シラユキ(a24719)が巣の方を振り返って、言う。彼らは『追い払った』と思って安心しているのだろうか。遠い、その場所はもう豆粒程にしか見えない。
 あの場で即、戦闘行為に移行する心積もりが冒険者達にはあった。それをしなかったのは村に迷惑をかけまいとしてのこと。しかし――説得できなかった以上、この先は。
 複雑な思いで、シラユキは仲間達を見遣った。
「これを見て下さい。さっき――戻って来た彼(?)が、嘴から零した物です」
 黎明に詠う金糸雀・セルフィナ(a01034)の手元に、視線が集う。
 それは何か、布の切れ端だった。見覚えがある気がするその生地は――用意した本人が一番よく知っている。セルフィナが『仕込んだ』毛布だ。
「きっと、巣作りはもう内装作りに進んでるんですね」
 産座は柔らかい方が良いですもの。
 くすくす、と和やかに口元を綻ばせるセルフィナの笑みが、ふと寂しげに曇った。
「騒音に悩まされる……お家が壊される。そうでなければ共存できたのでしょうか?」
 呟きは自問。そしてその答えも既に、己の内にあった。即ち……『否である』、と。
 人同様に、彼らにも住む場所が必要である事は解る。だが、と、ノアも口を開く。
「自分達の巣を作るのに、他の生物の棲家の素材を盗り、住人を不安にさせるというのは……スズメといえども感心できません」
「巨大スズメがいる村で、赤ちゃん育てるのは『ドキドキ』すぎる」
 と、ジェイ。壁をぶち抜いてしまうあの嘴は、凶器だ。
 恐れながら毎日暮らして行くのは、村人にとって、きっととても辛い事。
「殺しちゃうのはいやだけど……でも、村の人の生活をおびやかすのだったら、やっつけなくちゃダメだと思うよ……」
 クローネも一生懸命考えた。考えて、行き着いた。

 会話が途切れる。

 途中、彼らが横目に通り過ぎた田の作物。まだ出穂前のそれが、稲だと彼らは気付いたかどうか。
 スズメ達を生かしておけば、いずれそれも食い荒らされる事になるだろう。
「悪意のない者と戦うのは気が引けるな……」
 むぅ、と唸る声は限りなく小さく。
 シラユキが呟いた他には、今は彼ら自身の足音と、青々とした稲が風にそよぐ音しか聞こえない。
 黙々と進む彼らの足は、迷う事無く森の中へと進んで行く。
 それは村にやって来る道中、スズメを誘き出す舞台として彼らが選んだ場所。

 低い木が茂るその場所を探し、それぞれ手分けして持ち寄った誘き出す為の『餌』を仕掛けて――村に辿り着いた時には夜も更けていた。その晩の内に、村から森へと彼らを誘うように『道』を仕込んだ。先ほどの毛布の切れ端はその内の1つ。
 見つけたのなら、彼は、また採りに来るだろう。

●生と死と
 小さ過ぎず、大き過ぎず。持ち運び易い木の枝を運んだ。
 滅多にお目にかかれないご馳走があった。
 こんな大きなパン屑、村の人間達は落としてくれた事が無い。
 穀物。こんなに沢山食べたら、お腹壊しそうだな。あいつの分も残しておいてやらなきゃ。
 ああ、今日は忙しいな。忙しい忙しい。
 やわらかな毛布。――良いな。
 ……まだ残ってるかな。

 ――ふわふわの寝床、作るんだ――

(「来た……」)
 頭上を阻害されてやはり飛び難いのか、それとも、途中に落ちいてた物を啄ばんでいたのか。
 チョン、チョン、と地面の上を跳ねながら大きな影が、木陰から姿を現した。
 無造作に丸めて置かれた毛布を見つけて、近付くスズメ。
 首を傾げてそれを覗き込み、ほつれた跡を(先ほどもそこから持って行ったのだろう)嘴で探って器用に、引き裂き始めた。かと思えば、ふと、それを落として辺りを見回し……跳ねて、方向を替え直進。
(「……誰か、見つかったのか?」)
 ジェイは藪の中に息を殺してスズメとの距離を測りつつ、他の仲間が潜んでいる辺りに目を配る。
 杞憂。スズメは樹の根元に溜まっていた落ち葉にダイブし、ばたばたと落ち葉を浴びて遊んでいる。
「………」
 砂でも水でもなく、葉を浴びて寛ぐスズメを暫し観察していたが……頭を振って迷いを断つ。
(「ごめんなっ!」)
 藪を蹴立てて飛び出したジェイの手から放たれた粘り蜘蛛糸が、驚いて飛び立とうとしたスズメの身体を絡めて縛った。
『ヂィ……!?』
 何処かの藪の中から、枝を細切れに巻き込みながら飛び出したリングスラッシャーが、スズメの翼を切り裂いて通り過ぎ、旋回。
『ヂィイ……ッ!』
(「ノア!」)
 後方にその姿を見止めて飛び退るジェイの視界を突っ切って前に出たルシエラが、駆け込む勢いのままに大鎌を持つ手首を返して刃をスズメの喉元に掛け、裂く。
 ヂ……ッ、と血に濁る鳴き声。だがしかし、その一撃は骨で留まり、鎌の形状も相まってルシエラは、そこに踏み込んだ体勢でつんのめる様に地を踏みしめた。最期の力を振り絞ったスズメが彼女めがけて唾液を飛ばす。大量の血と共に吐き出されたそれが、ルシエラの視界を赤く染めた。
「ぁ、あわぁぁ……!」
 そのヌルい感触と金物臭、そして粘液が身体を縛ろうとする重さに思わず情けない声が出た。
「ぁぁぁっ、ルシエラちゃんっ!」
 真っ赤に染まってその場に膝を着くルシエラを遠目に、クローネが動転して放った闇色の矢がスズメの眉間を撃ち抜く。
「ルシエラ様は大丈夫ですから、クローネ様も気をしっかり!」
 クローネの肩を軽く撫でる様に叩いたセルフィナの指が、アコーディオンの鍵盤をなぞる。奏でる伴奏に、添える歌声。せめて断末魔の苦しみを眠りに変え――

 ヂ、ヂィィイイ……ッ!!

「「!!?」」
 突如、後方から迫り来る喉を割かれる様な鳴き声は、もう一羽のスズメのもの。
 ――巣に残されて来たもう一方。
 ――スズメの雌雄は交互に巣を守り、夫婦で協力して営巣するそうだ。
 片割れの危機を察したのだろうか……?
「……っ」
 身動きが取れないルシエラを背に、スズメに向けて武器を構え直すジェイとノア。いまだ滞空するリングスラッシャーが、スズメに向かって飛ぶのを見るともなしに見ていたシラユキは、やがて唇を噛み締め喉の奥で何か、言葉を噛み締める。
 藪の中から飛び出して、解き放つのは己のエゴ――
 何を成し、何を成さずに、生き、活かされ、逝かねばならぬのか。
 彼らはただ生きているだけで。自分達が生きる、人を生かす、その為に。
 どす黒く紅い鎖がシラユキの体内から放たれ、スズメ達の身体は、幾重にも重なり合って擦れた音を起てる鎖の中に囚われて、軋んだ悲鳴を上げた。

 ――変わらない風が、吹く。
 村から離れた森の中。冒険者達は誰からともなく穴を掘り始め、二つの屍骸を一つの墓に弔った。
 ……最後まで、クローネが手を合わせていた。
「スズメさん、ごめんなさい」
「……人だから、人の暮らしを選んじゃうの」
 ごめんね。立ち上がったルシエラが、乾ききった目元の血糊を拭う仕草。
「…戦うのを嫌がるのは、冒険者失格か、な…」
 シラユキの呟きが風に溶ける。
 悪意のない敵意もまた、脅威。
 だが、戦わずに済む方法を模索する事は無駄にはならない。無駄にしては、いけない。

●結末 〜共存の形は〜
(「賢かったら、たくさん選べたのかな?」)
 イャトさん―― 

「思うに……より良い法を唯一つ選べば良い。それが賢明かどうかは別にして、手数を増やせば、それに足るだけの準備が不可欠になる。それが出来るか否か」
 どの道、俺にはその理想、……程遠いが。
 そう口の中で呟き足して霊査士は、手前の料理の皿を項垂れているルシエラの前に押しやった。
「……依頼人は最後にお前達に何と言った? それが答えなんじゃないのかね」

 全てが終わり――村で。
「お騒がせして、悪かったわね……随分長くお邪魔したわ」
 依頼人夫婦にフィオリナは頭を下げた。
 彼女はあの後、仲間と共に決戦の場には向かわず、ずっと夫妻の傍についていた。何も出来なかったから、せめて、と『壁の修理』を申し出る彼女に、依頼人はとんでもない、と頭を振る。
「こちらこそ自分勝手を、押し付けてしまって。頭を下げるのはこちらの方です。申し訳ありません。おかげで助かりました……充分です。……この壁は――、『窓』にでもしようかと思っています」
「? ――それはどういう……?」
 スズメが生活の為に開けようとした穴。
 元通りに直してしまえば、彼らが生きた事すら無と消えてしまいそうで。
「巣は、どうしましょうか?」
 ノアが抱えて持って来た、直径にして80cmはあろうかというそれ。
 暫くそれを見つめていた依頼人の妻が、はにかむように微笑んだ。
「じゃあ、この子の……産まれて来る子の、揺り篭にでもします」
 胸の痞えが取れたのか、その頬にはほんのり赤みが差している様に見える。
 それを見たセルフィナが笑みを深めて「では」と恭しく一礼し、
「奥様に。元気なお子様が無事に生まれて来ますように、祈らせていただきますね」
 唄う、子守唄。 

 彼らはとても弱くて、臆病だから。
 毎日を生きることに、必死な彼らだから。
 だから、彼らは人間の傍で暮らしたがるのかもしれない。
 守られて、暮らして、でも……懐かない。

 逃がせばどこか、別の村が被害に遭ったのだろうから。
 だから。
 これで良いんです。ありがとう――。

 彼らは、あの鳥達を忘れないだろう。
 明日からはまた、この村の日常が繰り返されるだけ。


マスター:宇世真 紹介ページ
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星影・ルシエラ(a03407)  2009年12月18日 18時  通報
鳥、好き♪ 丸い頭と後頭部と、ちっちゃい三角のくちばし。
もちろんなまあるい胸〜お尻から尻尾まわりのカープ。
ぴちぴち舞いあがるヒバリと、庭にくるつがいの緑の小鳥がすき。
尾長はブルーが好き。
すずめさん達、ごめん。

「もっと賢かったら、たくさん選べたのかな?」
これは、ときどき本当にそう思う。
イャトさんのお話と、押して寄せてくれたお皿が、
とってもねーしみる。 ほろほろ。