【リベルダの悩み】妖精の伝承



<オープニング>


「あのさ。君達、妖精にならないかい?」
 その日、ストライダーの霊査士・キーゼルが冒険者達に切り出したのは、そんな一言から始まる依頼についての話だった。
 キーゼルの傍らでは、とある孤児院の院長の一人娘であるリベルダが冒険者達を縋るように見ている。その様子を見るに、どうやらこれは彼女が持ち込んだ依頼のようだ。
「実はさ……ウチの孤児院には、昔から妖精についての言い伝えがあるんだ。けど、それが原因で、今年は問題が起きてんのよ」
 リベルダが言うには、妖精の伝承というのは『一年間いい子にしていると、その子の所に妖精が来て、ご褒美として素敵なプレゼントをくれる』という物らしい。
「まあ所詮、言い伝えは言い伝えだよ。……要するに毎年毎年、妖精に扮した大人が子供達に対して、プレゼントを配ってるだけだからさ」
「……さらりと夢のない事を言うなよ。ウチじゃ年末になると妖精が来るっていうのが、昔っから毎年恒例のイベントなんだからさ」
 口を尖らせるリベルダだが、キーゼルは問題はそこじゃないだろうと言い返して、再び冒険者達の方へ向き直る。
「リベルダの言葉を借りれば、最近の子供は夢が無いみたいでね。十人位の子供が、妖精の話は嘘だって言い合ってるそうなんだよ。挙句に、孤児院の大人が仕組んでる事に違いないから、今年はその正体を暴いてやろう、なんて相談までしてるんだってさ」
 それを聞いて困ったのは、院長を筆頭にした大人達だ。
 子供達はプレゼントの隠し場所を毎日探っているし、このままでは「いい子にプレゼントを持って来たよ」なんて妖精が登場した日には、身包み剥がして正体を確かめようとするに違いない。
 しかも、問題はそれだけではない。
 妖精の伝承を疑っているのは、十歳前後の子供達が中心なのだが……それよりも年下の、まだ幼い子供達は、妖精の実在を信じている。義兄姉達に「あの話は嘘だ」と言われてショックを受けているというのに、もし正体が見知った大人達だと知ってしまったら……。
「だから、君達に妖精になって欲しい訳さ。毎日子供達と一緒にいる孤児院の連中よりは、君達が妖精に扮した方が、疑われる可能性は低くなるだろうからね。あとは妖精が偽者であるとバレないように、妖精を信じる子達の夢を壊さないように……本物の妖精だと信じ込ませながら、プレゼントを渡して来て欲しいんだよ」
 子供達にプレゼントを渡すのは夜、夕食のために子供達が集まっている時だ。孤児院の都合があるから、これだけは変えられないが、あとは登場時の演出なりプレゼントの渡し方なり、その辺りは冒険者の好きにして構わないとの事だ。
「あと……子供達へのプレゼントは、僕の家で預かってるよ。一応、当日は夕方までに僕が持って行くつもりだけど……これも迂闊に持ち込めば、子供達に見つかりかねないからね。そこら辺も何か良い方法を、一緒に考えておいてくれないかい?」

マスター:七海真砂 紹介ページ
 シリーズタイトルは付けなくても良いような気がしましたが、リベルダが悩んでいますので、一応。
 勿論、過去のシナリオの内容を知らなくても、参加に支障はありません。イベントシナリオですので、どうぞ気軽にご参加下さい。

 今回は、妖精に扮して子供達にプレゼントを配る事が、主な目的となります。
 必ずしも「妖精になってプレゼントを配る」行動を取らなければならない訳ではありませんので、妖精役のフォローに回って裏方で頑張るとか、子供達と一緒に遊ぶとか、子供の中に混ざって一緒にプレゼントを貰うとか……何でもありです。
 折角の機会ですので、皆さんも子供達と一緒に楽しんでみて下さい。

参加者
NPC:ストライダーの霊査士・キーゼル(a90046)



<リプレイ>

●さあ一緒に遊びましょう
 その日、孤児院には朝から多くの冒険者達が訪れていた。
「ねえみんな。外に出て野球しようよ〜」
 来るなり子供達に声をかけて、何人かと一緒に外に飛び出して行ったのは、すっかり彼らと顔馴染みになった天真爛漫な人形遣い・シャラ(a01317)だ。じゃんけんでチームを分けると、早速ボールを取り出して遊び始める。
「いつもシャラがお世話になってますわね」
 元気の良い義妹の声を聞きながら、大地の歌い手・フェンネル(a02415)は室内に残った子供達に声をかけると、ハープを取り出して歌を教え始める。
「じゃあ一緒に踊ってみましょう?」
 想いの歌い手・ラジスラヴァ(a00451)は、曲に合わせて子供でも簡単に出来そうな踊りを考えると、それを丁寧に教え、子供達と一緒に踊り始める。
「そうそう、上手上手。その調子よ」
 紅魔医師・ルビナ(a00869)も子供達の傍で一緒に歌や踊りの練習をしながら、にっこりと微笑む。
 その微笑みは、十代前半の子供達に囲まれ、欲望を満たしながら至福の時を過ごしているからこそ浮かんでいるのだが……それには気付かない方が、子供達にとって幸せというものだろう。
「未知の洞窟を恐れる事なく進むノソリンナイト。そこにいたのは……」
 その一方では、雪白の術士・ニクス(a00506)がノソリンの指人形を動かしながら、子供達に『ノソリンナイトの大冒険』と題した物語を聞かせていた。
 どちらかというと淡々としたニクスの語り口だが、その波乱に満ちた冒険の数々に、どんどん子供達は惹き込まれていく。
「わるいゴはいね〜か〜!」
 赤い衣装を身に纏い、悪人に扮して登場したストライダーで重騎士・メイプル(a02370)の迫真の演技に子供達は悲鳴を上げるものの、そんなメイプルは早々にノソリンナイトによって退治され、その見事な倒れっぷりに、子供達からは歓声が上がる。
(「そろそろ時間じゃのぅ」)
 氷雪の淑女・シュエ(a03114)は時間を見計らうと、院の各所にいた子供達に声をかけて集める。
「弓はこのように構え、こう……射ますのよ」
 きちんとした弓の扱い方を教え、怪我などを起こさないよう危険な使い方は決してしないように言い含めると、シュエは順番に子供達を並ばせ、射的ゲームを始める。
 ――こうして子供達が熱中して遊んでいる間に、プレゼントを運び込む事が出来るように、と。

●プレゼント運搬大作戦
 子供達へのプレゼントを預かっていたキーゼルの家にも、冒険者達が集まっていた。
「昨日焼いたばかりですから、今度は賞味期限も大丈夫です」
 一番乗りした幸せを求めし白き鷹使い・シャンナ(a00062)は、食中りのお詫びにクッキーを差し出すと、今日はみんなの笑顔が楽しみですねと、にっこり微笑む。
「……前の依頼の時に『今度そういった危険が無い時に、また誘ってくれるかい?』って仰ってましたけど……今日はずっと一緒にいても、大丈夫ですよね?」
「覚えていたのかい? 今日は戦いに出る訳じゃないからね、勿論構わないさ」
 シャンナから貰ったばかりのクッキーを口に運びつつ、むしろ大歓迎さと笑うキーゼルに、シャンナはもう一度微笑みを浮かべて、プレゼントを運び出す準備に入る。
「ノソリンと荷車を用意して来ました」
 星辰の爪牙・アンリ(a00482)が調達して来たのは、荷物を運ぶ為の荷車とノソリン、そして大量の野菜の山だった。
 この野菜で子供達へのプレゼントを覆い隠し、食材だとカモフラージュしながら孤児院に持ち込む……それが今日の作戦である。
「ラッピングの方は終わりました」
 射干玉の捜索者・カルーア(a01502)は綺麗に包装し終えたプレゼントの数々を抱え上げると、それらを箱に入れる。衝撃で破損したり音が鳴らないよう、隙間にはクッションや折りたたんだ布を丁寧に詰めていく。
「では、行きましょう」
 皆で荷物を積み込むと、一行は早速、孤児院に向けて出発した。

「にーちゃん、何運んでんの?」
 大きな袋を抱えて孤児院の中に入ろうとしていた神音騎士・サファイ(a00625)と、木箱を抱えていた無垢なる銀穢す紫藍の十字架・アコナイト(a03039)は、何人もの子供達に取り囲まれていた。おそらく、プレゼントを運んで来たのではないかと考えたのだろうが……
「魚だ。こっちはイチゴとバナナだな」
「この中身はケーキの材料ですよ」
 二人が運んでいたのは、正真正銘ただの食材だった。中のどこをどう見てもプレゼントらしき物は何一つ入っていない。二人は、食材の持ち込みを兼ねた『囮』だった。
「ケーキは嫌いですか? クッキーの方が良かったかしら」
 そんな風にアコナイトが子供達を足止めしている間に、キーゼル達は勝手口の傍にノソリンを止めていた。
「ふむ。どんな厳重な罠が仕掛けられているか分かりません。慎重に参りましょう」
「いや……罠とか無いって」
 忍者探偵・リー(a04409)は用心深く一歩、また一歩と孤児院に近付くと、キーゼルのツッコミは無視しながら、落とし穴や投げ網など、ありとあらゆる罠に備えながら歩みを進める。
「あれ、変な人がいる」
「おにーちゃん遊んで〜」
 そんなリーの挙動不審さが面白かったのか、やって来た子供達はリーに飛びついて纏わりつく。彼にとって最大の罠は、当の子供達自身だったようだ。
「あー、キーちゃんだ」
「兄ちゃん、それ何?」
 そんな子供達の一部は、キーゼル達の姿を見つけて近寄ってくる。その視線に不審の色があるのは、彼らが荷物の中身を疑っているからだろう。
「これは今夜の料理に使う野菜だよ。ほら、人参にトマト、レタスにキュウリ……」
 銀鷹の翼・キルシュ(a01318)は野菜を手に取りながら子供達に説明する。そのカモフラージュは完璧だった為、子供達は荷の中身が野菜だと完全に信じ込み、そのまま中へ戻って行く。
「あ、来たね」
 台所に向かった一行を出迎えたのは、料理の準備に入っていた重拳の反逆者・アルシー(a02403)。その隣では、終焉に刻まれし絶望の龍・ソラ(a00441)が華麗な包丁さばきを披露しながら、羊肉を調理している。
「じゃ、あとは……」
 野菜はここで使って貰うとして。あとは、プレゼントを『妖精』に託すだけだ。

●妖精さんが来ない?
 その頃、妖精の存在を疑う子供達の間に動揺が走っていた。何故なら「妖精は気まぐれだから、その正体を疑っている子供には、気を悪くしてプレゼントをくれない」という噂が、孤児院の中で広まったからだ。
 噂にゃ噂で対抗するのが一番つーこった……とは、この噂を流した張本人たる八卦の武術家・シェン(a00974)の言葉である。
「そんなの大人が流したデマに決まってんだろ」
「でも……」
「ほぅ、知らないんじゃなぁ……へぇー……」
 ヒソヒソと話し合っている子供達の後ろから、にょきっと顔を出してクククと笑ったのは宵咲の狂華・ルビーナ(a00172)。彼女は意味深な言葉と笑いを残し、彼らの傍を離れていく。
「な、なんだってんだよ……?」
 一体なにがどう『知らない』というのか……ルビーナの言葉を気にする彼らの元に、今度は禁忌の森の歌姫・カエデ(a02631)が近寄る。
「妖精って、その存在を疑ってる人には見えないんだよね。信じてる人にしか妖精は見えないから、妖精を信じていない人の所には、絶対に妖精はプレゼントを持って来ないんだよ」
 カエデは嘘で子供達を言いくるめながらにっこりと笑う。その傍らからは風睡星・クゥリッシュ(a00222)が顔を出し、不思議そうに首を傾げる。
「そういえば、みんなはどうして妖精がいないと思ってるの?」
「だって……」
 聞けば、子供達が言うには、近所に暮らす他の子供達に「妖精なんていない」「誰か大人が妖精のフリをしてる」と言われた事が、妖精に対する不信の発端らしい。
「私は、妖精っていると思うけどなっ。だって、そう考えたら楽しくなるでしょ?」
 そう言って、にこにこと笑うクゥリッシュの姿を見ながら、子供達は顔を見合わせる。
「世界には、こんなにも不思議があるんです。妖精だって、いても不思議ではないでしょう?」
 妖精が実在しているのか半信半疑でいる子供達には、千変の奇術師・ギネット(a02508)が、巨大生物やアンデッド、モンスターやドラゴンズゲートなどに関する不思議な出来事について、芝居かかった口調で子供達に話した上で、そう語りかける。
「ええ。妖精自身についての話も、沢山あるんですよ」
 美術品探求士・チェルス(a02515)も頷いて、各地で聞いた伝承や物語の中から、妖精にまつわる話を披露する。子供達の夢を壊さないように。そして信じていない子供達も、妖精を信じ夢見る事が出来るようにと。
「そうだね。僕の所にも、昔は妖精が来ていたし……」
 チェルスに誘われて会話の場に同席していたキーゼルも、頷いて子供達に笑いかけると、妖精の実在を信じ込ませる為に一役買う。
「さ、夕食の時間だよ。みんな食堂に行った行った」
 そんな中、子供達は促されるまま食堂に向かい……その一方で、満を持して動き出した面々がいた。

●妖精達から愛をこめて
「チッペーさん、どうですか? かっこいいですか?」
「ハハ、格好いい格好いい」
 妖精に扮した琥珀の紋章・ナオ(a01963)は、衣装の準備を手伝ってくれていた颯颯の黒狐・チッペー(a02007)の言葉を聞くと、上機嫌でくるりと回り、その姿を鏡の前で確認する。
「……うん、いいかも♪」
 その姿は超プリティ、どう見ても可愛らしい妖精にしか見えないのだが……本人が格好いいと納得しているようだから、まあ良い事にしよう。ついでにナオが男性である事も、この際あまり考えない事にしよう。
「子供達が食堂に行ったから、そろそろ頼めるか?」
 顔を出したリベルダの声に頷いて、妖精に扮した冒険者達は子供達に渡すプレゼントを抱きかかえる。
「……何よ。随分年の行った妖精だとでも言いたい訳?」
 リベルダと視線が合った夜闇と朝霧を纏し姑娘・フーリィ(a00685)は、少し恥ずかしそうに妖精の衣装の裾を持ち上げる。
「いや、全然。似合ってるよ、おねーさん」
「あら……そぉ?」
 その返事に気を良くしつつ、フーリィは護りの天使を召喚する。ふよふよと漂う羽毛の塊のような守護天使の姿を、妖精登場の際の演出とする為だ。
 本当は土塊の下僕も利用したかったのだが、下僕に衣装を着せて命令を与えていると、それだけで下僕を召喚していられる時間が尽き、下僕が土に還ってしまう為、仕方なく断念していた。
「準備は万端でござるな」
 そんな中、隣家と交渉した紫尾の発破娘・スイシャ(a01547)は、その家の二階の窓際にいた。その向こう、孤児院の屋根の上では朽澄楔・ティキ(a02763)が、準備完了を告げる代わりにランタンを揺らしている。
「いざ、参るでござる」
 スイシャは予め仕掛けておいた糸を伝い、まるで空を飛んでいるかのように演出しながら、子供達がいる食堂へ向かう。それに合わせながら、ティキが昼のうちに摘んで来ておいた花を散らし……唐突に舞い散りだした花と、そして空を舞って近付いて来るスイシャの姿に、子供達の間からは歓声が上がる。
「すご〜い。空から本物の妖精さんが……あっ! 向こうにも妖精さんがいます」
 子供達と一緒になって歓声を上げていた、陽だまりの歌い手・フレル(a00329)が指した先には、優雅に舞い踊っている笑顔の舞娘・ハツネ(a00196)がいた。予め見繕っておいた、妖精らしい神秘的な歌を口ずさみつつ踊りながら、ハツネは満面の笑顔を子供達に振りまく。
「よい子に……していましたか?」
 リボンとレースをたっぷり使ったドレスを身に纏い、妖精に扮した朱に触れし茨の導士・アキレギア(a04072)は、にっこりと微笑みかけながらプレゼントを差し出す。
(「前にも、このような事をしたことがございましたね……」)
 別の場所では、昔を懐かしみながら戦闘執事・リース(a03126)も子供達に対し、順番にプレゼントを渡している。
(「んー、妖精姿の女の子が沢山だね〜」)
 どこか嬉しそうにしながら、そんな様子を眺めているのは星屑の旋律・カナメ(a02282)。その視線の先では、先程彼が獣達の歌で声をかけた多数の犬や猫が、その頼みを聞いて、ナオなどの妖精に扮した冒険者達の後ろをついて回り、彼らが本当の妖精だという演出に一役買っている。
「……わっ!」
「はい、プレゼントだよ」
 仄蒼き閃光弓・カグラ(a00384)はハイドインシャドウを有効活用し、子供達の背後に忍び寄ると、物音を立てつつ姿を現し、子供達を驚かせながらプレゼントを渡して歩く。
「妖精さ〜ん、妖精さん、今日はついに妖精さ〜ん♪」
 すっかり妖精になりきって、機嫌よく室内を回りながら、看板娘の妖精さん・フェリス(a01728)はプレゼントを渡して歩く。
 もし妖精を否定する子供がいたら、絶対に黙っていないと思っていたフェリスだったが、夕方までの間に他の冒険者の取った行動が功を奏したのか、彼女に向かって妖精を疑うような言葉を口にする者はいなかった。
「妖精さんのダンス〜」
 るんたった〜……と、ひらひらドレスの裾を揺らしつつ、フェリスはくるくると舞い踊る。
(「そろそろプレゼントも配り終わって、いい頃合ですねぃ」)
 妖精に扮した冒険者達が全員にプレゼントを配り終わったのを見計らうと、脱兎・リヒトン(a01000)は予めソラと一緒に用意し、天井に仕掛けておいた特殊な風船に向かって、次々と矢を射掛ける。
「わあっ!」
「何これ、すごーい!」
 室内でふわふわと舞い、子供達の頭上に降るのは無数の羽根。あちらこちらから驚きの声が上がり、子供達の視線は頭上へと向かう。
 そして。
「あ……」
 彼らが視線を戻した時。もう、そこから妖精達の姿は消えていた。
「妖精さん、行っちゃった……」
「でも、来年もまた……きっと来てくれるよ、妖精さん」
「そうだね……」
 妖精達の姿が消えて肩を落とす子供。けれど、またきっと一年後には会える……そう考えた子供達は、顔を上げると来年が楽しみだと口々に言い合う。
「さ、皆さん。妖精さん達にお礼を言って、そして夕食にしましょう?」
 院長の言葉に、子供達は窓の外を見ながら口々にお礼を言うと、改めて卓上に並べられた豪華な食事とケーキに向かい、いただきますと両手を合わせる。
「……こりゃ、大成功じゃねぇの?」
 そんな子供達の様子を、壁に寄りかかりながら眺めていたストライダーの忍び・マリア(a03982)は、満足そうに笑みを浮かべた。


 ――――また来年も、あの素敵な妖精さん達に、会う事が出来ますように……。


マスター:七海真砂 紹介ページ
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参加者:36人
作成日:2003/12/22
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