≪TeaRoom&Casino【Red or Black】≫温泉とカジノ……そしてとっておきの思い出を



<オープニング>


 Red or Blackの昼下がり。
 真紅か漆黒の菓子職人・ユース・アンティエルは、新作ケーキのスケッチをしていた手を止めた。
 店内では、客や店員が入り乱れ。思い思いにお菓子をつまみ、あるいはゲームに興じている。
 いつも人の出入りの絶えない店。
 それはとても喜ばしいことだけれど……。
 店のにぎやかさが遠い場所にあるように感じながら、ユースは届いたばかりの知人から来た招待状に視線を落とした。
 それは昔の賭博仲間からの招待状。
 温泉を利用して、冬でもさまざまな果物や花を栽培している施設に、今度新しくカジノを併設したから、是非遊びに来て欲しい……という内容だ。
 施設の近くには湖があり、釣った魚はその場で料理してくれる……もちろん、釣れればの話ではあるけれど。
「温泉や温室でのんびりして、カジノで遊び、美味しい魚料理が食べられたら、気も晴れるでしょうか……」
 呟いたユースの言葉を耳に挟んだアルエットが、ケーキの刺さったフォークを持ったまま、見上げる。
「どこかにお出かけするの?」
 ほんの一瞬詰まった言葉を微笑に紛らわせ。ユースは頷く。
「ええ。ザウス大祭に雪のフォーナ感謝祭。みんな良く働いてくれましたから、このあたりで慰安旅行をしようかと思うんですよ」
「にゅう〜〜。アルエットも行きたいの〜。でも、お祭りのお手伝いしてないの〜」
「構いませんよ。せっかくだから常連さんも誘って、にぎやかに行きましょう」
「ほんと? わ〜い♪」
 フォークごと万歳をしかけたアルエットは、ケーキを落としそうになり、慌ててぱくんと口に入れた。

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参加者
荷葉・リン(a00070)
琥珀の紋章・ナオ(a01963)
颯颯の黒狐・チッペー(a02007)
天富星・プラティコドン(a02544)
夜烏秋薄・リカルド(a02860)
真紅か漆黒の菓子職人・ユース(a03370)
緋天の一刀・ルガート(a03470)
宵闇の黒豹・ケイ(a05527)
桜月夜・クレイン(a05713)

NPC:九里香・アルエット(a90070)



<リプレイ>

●魂の慰安旅行
 楽しい慰安旅行に出発!
 ……というのに、旅団内にはどこか疲れた空気が流れている。シルエラが依頼から戻らぬ事が影を落としている所為だ。
「間が悪いってのか〜」
 露西亜本舗小池屋・プラティコドン(a02544)は旅団のメンバーに目を走らせたが、何も言わずに明るく笑ってみせる。
「アルエット、ナオちゃんのノソに乗ってみる? ノソリン、可愛いよねえ〜。……ん?」
 ノソの背中からは、長い竿が何本も生えていた。大きな魚籠もくくりつけられ。
「ブラさんもチッペーさんも釣りしますよね♪ おかずは僕に任せてくださいねっ。新鮮なぴちぴちの魚をたくさん釣りますから」
 琥珀の紋章・ナオ(a01963)はにこにこと釣りの道具を指差してみせた。その機嫌の良さに、颯颯の黒狐・チッペー(a02007)に不安がよぎる。
 ……釣れないと機嫌悪くなるだろうな。
 視線を感じたナオは振り返り、チッペーの背中をばしばし叩く。
「チッペーさんたら、そんなに見つめられたら照れちゃいますよ〜」
「……ま、せっかくの旅行だ。楽しもうな」
 背中を叩かれながら、チッペーはノソの手綱を取った。

「慰安旅行のはず……だよなぁ」
 道中の綺麗な景色も世界を渡る者・リカルド(a02860)の目にはろくに入っていない。では何を見ているのかと言えば……。
 ふ……と小さくため息をつく和らぐ音色・リン(a00070)の姿。リカルドにじっと見られているのにも気づかず、想いにふけり、たまにふわりと朱を頬にのぼらせ。
「……ラブラブオーラが目に痛いぜ」
 旅団に漂う微妙な緊張感を捉え、千見の賭博者・ルガート(a03470)はごしごしと目をこすった。リカルドは自分がネタにはなってはたまらないと、哀れな犠牲者を茶化しにかかる。
「ルガートもシノーディアを誘えばよかったのに〜」
「くっ……俺だっていつかはなぁーー」
 いつかはシノーディアと一緒に温泉に。
 怒濤の悲哀の中でもその想像だけは甘やかで。
 複雑怪奇な表情になったルガートをアルエットが見上げる。
「ルガートおにーちゃん、何考えてるの?」
「それはもちろん……シノーディアーーーっ!」
 ルガート20歳。魂の叫び。

●変わりゆくもの
 施設に着くと、皆早速お目当ての場所へと動き出す。
「チッペーさん、釣りしませんか?」
 嬉しそうに竿をノソから下ろすナオに、チッペーは、悪い、と軽く手をあげた。
「カジノで遊びがてら昔馴染みに挨拶してくるよ。僕はあんまり変わらないが、ユースを見たら驚くだろうな」
「ユースおにーちゃんは変わった人なの?」
 言葉の端っこだけ耳に挟んだアルエットが真紅か漆黒の菓子職人・ユース(a03370)を眺める。
「そういう意味じゃなくてさ。昔はもっと冷酷な奴だったから」
 今からじゃ想像つかないだろ、とチッペーに親指で指され、ユースは苦笑する。
「確かに変わったかもしれません……。いろんな事がありましたからね」
 人は日に日に変わってゆく。会う友、遭う事、遇うもの、巡り逢う人。毎日が人を作り上げ、変え続けてゆく。良くでもなく、悪くでもなく、その人なりの色彩へ。
 カジノでユースとチッペーは旧友との懐かしい思い出話にふけり、ルガートはその横でやたら熱くなってゲームにのめりこんでいた。
「カップルなんて羨ましくないぞー。これっぽっちも羨ましくなんて思ってないぞぉー」
 思い切りよくチップを張って、後は賽の目に賭け。
 勝負の結果は、勝ち、負け、引き分け。どれも結果ははっきりと。
「恋愛も即決だったらいいのにな……サイコロの出目を読むみたいに、相手の気持ちも読めたら楽……でもないか」
 はぁぁぁ〜っ。
 盛大にため息をつけばツキもどこかに逃げてゆく。減ってゆくチップを見つつ、ルガートは誰かが言っていたことを思い出す。
「恋愛は賭け事……かぁ。弱気になってたら勝負に勝てない処は似てるよな」
 ルガートは自分に活を入れるように頷くと、残ったチップすべてを前に押し出した。
 この勝負に勝ったら、その儲けでシノーディアに大きな花束をプレゼントしよう。彼女の顔が花に埋もれるほどの花束を。

●小さな南国
 温泉を利用した温室には、管理されている温度に合わせて花や果物が植えられていた。中でも一番温度の高い温室には、南国の花々が咲き乱れ、甘い香りを競っている。
「懐かしいね」
 ストライダーの武道家・ケイ(a05527)は鮮やかな花びらに触れた。こちらに来てからはずっと目にすることがなかった色と香り。南方生まれのケイにとっては懐かしい花だ。
 ファレノプシスにバンダ、シンビジューム、カトレア。艶やかな蘭の花は南国の風を思い出させる。
「これもお花?」
 オレンジ色の派手な花を見て首を傾げているアルエットにケイは教えた。
「それは極楽鳥花」
 バード・オブ・パラダイス・フラワー、クレイン・フラワー、ストレリチア。様々な名で呼ばれ、愛される花。
「クレインさんとおんなじ名前?」
 アルエットが尋ねるのにも気づかず、桜月夜・クレイン(a05713)は温室の隅に咲く花を眺めていた。返事がないのも気にせず、アルエットは極楽鳥花を、鳥さん鳥さん〜、と指でつつく。
「アルエットはね、ひばりなの。おかーさんが、鳥さんの名前をつけてくれたの〜♪」
 温室にやって来たユースは、はしゃぐアルエットに笑顔を向けると、一人スケッチブックを広げた。
 さらさらと走らせる筆が描くのは芙蓉花。美しき赤い花……。
 描きあげるその寂しげな肩にチッペーの腕が回される。
「自分の心に正直に耳を澄ませよ。彼女の事を思ってるんだろう?」
 『彼女』が誰を指すのか。旧友の目は過たない。
 苦笑してスケッチブックを閉じるユースに、リンが呼びかける。
「綺麗なお花を眺めながら、美味しい果物でティータイムにしませんか?」
「僕は失礼させていただきます」
 すみません、と言うユースに、空翠姫・アリーシャ(a04067)が落胆の表情になる。
「フレッシュフルーツのタルトを教えてもらいたいな、って思ってたんですけど……」
 摘んだばかりのフルーツは瑞々しく、アリーシャの手の中で輝かんばかり。
「そうですか……。ではタルトフュルイのレシピを教えましょう。厨房を貸して貰えるよう頼んできますね」
 お菓子作りは落ち込んでいる暇も与えてはくれないようだと、ユースはパティシエの顔になって温室を出て行く。
「アタシはタルトより果物まるかじりの方がいいな〜」
 甘いものは苦手のプラティコドンも果物なら食べられる。
「アルエットは両方〜♪」
「じゃあもっと果物が必要だね。フルーツ狩りしよっか」
「うんっ」
 1つ、2つ、3つ4つ……たくさん。高い処の果物はアルエットを肩車して採らせ。
「ん〜、ん〜、届かないの〜」
「じゃあアタシが軽く木に蹴りを入れるから……」
「木が可哀想だからダメ〜」
「爆砕拳でへし折ろうっていうんじゃないんだけどなぁ〜」
 そう言いつつも、ここは諦めることにして、プラティコドンはきょろきょろと辺りを見回し。
「クレインちゃん、お願い♪」
「なんで俺が……」
「だって一番背ぇ高いし」
「ったく……」
 むすっとしながらクレインはアルエットを肩車し、頭上高くになる果物を採らせた。
「とれた〜♪」
 ほらほら〜、とアルエットは果物を掲げてみせる。
「そうしてると親子みたいだねぇ」
 何気なく言ったプラティコドンの言葉に……。
「にょっ!?」
  べちょっ☆
   だらだら……。
「ごめんなさい〜。だって揺らすんだもん〜」
「………………」
 緑の髪を、桜の花を、芳醇な果物の汁が伝い、ぽとぽとと地面に吸い込まれた。

●ほっこり☆
 温泉に散らされた花々は、水の色に華やぎを添え、湯気と共にほのかに甘い香りをたちのぼらせる。
「お花のお風呂、綺麗ですね」
 アリーシャは漂う花を温泉の湯ごと両手に掬い上げた。
「女の子皆で温泉っていいよね。後は美味しいお酒があれば満点……って言っても女の子は全員未成年だから、1人で呑むしかないのか……残念」
 ケイがぼそりと言った言葉をしっかりと耳にして、プラティコドンがすい〜っと泳いでくる。
「極楽極楽〜♪ ケイちゃん、お酒ならアタシが付き合おうか? そろそろうっちぃの温泉玉子が出来てる頃だから、あれを肴にしてくいっと一杯♪」
「ブラは未成年だろ。お酒に付き合ってくれるならもっとこっそり言ってくれないと」
 ケイは笑った後、ふと思いついて露天を区切る岩を見上げる。
「女の子は未成年だが、男性陣のほとんどは飲める歳だよね。誰か月見酒に付き合ってくれないかな」
 グッドアイデア、と男風呂に呼びかけるケイを、リンが慌てて押しとどめようとする。
「ケイさん、そんなこと言ったら本気にされてしまいます! 向こうには覗きの前科持ちさんもいらっしゃいますし……きゃっ」
「別にそんなの全然……あっ……ぶくぶけぼこぼこぼこ……」
 言葉の途中で、転んだリンに足を取られ、ケイは湯の中に沈んでゆく。
「にょあっ! ケイおねーちゃんが〜!」
「ごめんなさい、大丈夫ですかっ?」
「げほっ……リンに押し倒された……」
 女風呂は騒ぐ声も華やかなり。

 男風呂の様子はといえば……。
 静かだった。
 ユースとクレインはどこか上の空で湯につかり。
 ナオの茶色の瞳に見張られたチッペーは大人しく月見酒と洒落込み。そしてリカルドは……
「ごめん。奥の露天風呂に行ってくる」
 女風呂から響いてくる声に心乱れ、へろへろの状態で温泉を出て行く。
 ………………。
 湯に漂う花の美しさも虚しき夜……。

●今このひととき
 一番奥まった処にある、湖が見下ろせる露天風呂。
 ここならやっと落ち着ける、とリカルドは沈み込むように温泉に浸かった。
 繰り返されるのはあの日の記憶。
 雨に濡れた銀の髪、体温を失った透き通るような肌、そして……無垢な少女のようにこちらを見つめる瞳。
「はぁ……」
 自分の素直な欲望と、リンの涙とを秤にかけて。思いめぐらせるたび2つの比重は変わり。いつまでも止まらぬ天秤の揺れに疲れたように、リカルドは岩に頭をもたせかけた。
 岩と一体化してしまったような時間が再び流れ出したのは、微かな水音を聞きつけた所為。こんな時間に誰がと目を開ければ。
「リン!?  何で!?」
「リカルドさんっ?」
 リンはタオルを固く巻き付け、湯の中で小さく身を縮めた。
 どちらも出るに出られず。ほんのわずかな時間が引き延ばされたように続いて。そしておそるおそる顔を上げ、目を見交わすのも同時。
 不安いっぱいのリンの瞳に、リカルドの肩からふっと力が抜けた。硬直が解けた腕をリンの方へと伸ばし。
「好きだよ……リン」
「私も…………好きです」
 消え入りそうな声で答えるリンの手を、リカルドは湯の中でそっと握った。
「大丈夫だ」
 リカルドはリンと自分と両方に言い聞かせる。
 ゆっくりでもいい、2人で歩いていくんだから……と。

 今このひととき、ここにあるのは……
 重なり合う2つの心と、空からはひらひらと舞い落ちる欠片だけ。

●新作ケーキを貴女に
 明け方近くの厨房にしんしんと寒さが凍みてくる。
 暖房をしても暖まらない厨房の中、それでも手は正確に動く。
 土台はスポンジ。その上に乗せるのはカシスとシャンパンのムース。
 上品なムースの中には、洋梨のコンポート。1枚1枚花びらを形作り、ムースの中に咲かせた一輪の花。
 周囲に控えめに生クリームを絞り出しかけた時に、脳裏に浮かぶ彼女の顔……。
 途端にわき上がる様々な思いは、小さく深い呼吸1つの中に鎮めて。落ち着いて……慎重に……丁寧に。
 絞り出した生クリームの上に、アクセントのミントの葉をちりばめ。
 まだ名も無き新作ケーキの出来上がり。
「……このケーキを食べてくれますか?」
 問う相手は生死も分からぬ遠い空。それでも。
 ――君に食べて欲しいんです。

 小さな呟きを聞くのは……
 大輪の花を咲かせるケーキだけ。

●輝きの湖
「ほら! チッペーさん、4時ですよ!」
 ナオに揺すぶられてもチッペーはまだ夢の中。
 昨日釣った魚は晩ご飯に全部食べてしまったから、今朝はお土産用の朝釣りに行こう、と言ってたのに。
 しばらく頑張ってみたけれど、全く起きる気配なし、とみて、ナオは仕方なく1人で湖に出かけた。
「……お土産、たくさん釣って帰らなきゃね」
「うにゃ♪」
 飼い猫のイチに話しかけると、ナオは一人釣り糸を垂れる。まだ周囲は暗く、ひっそりと静か。誰の目もない。誰の目も……気にしなくていい。
「ぐすっ……」
 泣きたいのを我慢するのをやめ、ナオはしゃくりあげる。ユースのこと、シルエラのこと、色々なことがこみ上げて。
 泣いてしまうと、少しだけ心が軽くなる。ナオはごしごしと袖で涙をぬぐい。
「僕が落ち込んじゃダメですよねっ!」
 自分で自分に気合いを入れると、ナオは湖に目を戻した。

 湖に映る朝日がナオを照らす。
 白い肌は光を帯び、茶の髪は光に透け。
 やっと起き出してきたチッペーはしばしナオに見とれる。綺麗だな、と素直に思いながら。
 こちらにはまったく気づいていないナオの背中にそっと近づくと、後ろから大切に抱きしめる。
「おはよう……」
 朝の寒さも、ぴったりと寄り添う間には入って来られない。

 朝のひととき、ぬくもりを確かめあう2人を見ているのは……
 朝日に輝く湖のさざ波だけ。

●もしかして……
 楽しかった滞在も終わり。あとは土産を買って帰るだけ。
「お土産って言ったらアレですよね。おそろいのキーホルダーとか、竹刀とか……あと、温泉饅頭とか。迷っちゃうな♪」
 浮き浮きと土産を選ぶナオの横で、リンは花の香りの石鹸や香り水の匂いを確かめ、どれがシルエラに似合うかと思案顔。
「アルエットさんは欲しいものはありますか?」
 棚を眺めているアルエットにリンが尋ねる。
「欲しいお土産があれば僕が買いますよ。何でも言ってね」
 ユースも笑顔でそう申し出る。
 そんな和やかな土産選びの風景の中、クレインは土産には目もやらず、ただ少女の笑顔だけを見ていた。
 その上に重なる幻影は、花の妖精かと思われるほど清楚でか弱く、美しく可憐で……森のような安らげる空気をもった女性。恋に落ち、結ばれて。だけど……それはもう遠い過去の世界。
 そのはずだったのに。
 彼女の面影を色濃く残した少女が目の前で笑っている。
 まさか……まさか?
 あまり見つめていた所為だろう。気づいたアルエットがとことことやってきた。
「あのね……。クレインさんってもしかして、わたしの……すとーかー?」
「……ガキをストーカーする趣味はない!」
「そっか〜」
 すぐに納得して頷く姿は幼くて。ひたすら親を待つ姿は哀しくて。
  ……一緒に居よう、星の海に
    一緒に探そう、月の欠片を
    一緒に待とう、その日まで
                ずっと一緒に……

 その思いを知るのは……
 ただ己の心のみ。


マスター:香月深里 紹介ページ
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参加者:9人
作成日:2004/02/04
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