大盗賊のいる監獄



<オープニング>


 人里からは、遠く離れた山の中。
 最後の集落から半日以上も歩いた場所に、その「監獄」はある。
「おい、たまには外に出してくれないか? このままじゃあ手足が腐ってしまうぜ」
「うるさい、黙れ!」
「やれやれ……」
 男は、まだ少壮と言ってよい年齢に見える。
 だが男は、近隣を荒らし回った大盗賊だったのである。
 どれほどの集落を襲い、どれほどの財貨を奪い、そしてどれほどの人間を殺めてきたか、数え始めればきりがないほどなのだ。
 近隣の領主は長いあいだ手を焼いていたのだが、やっとのことで盗賊団を潰走させ捕らえることに成功したのである。
 捕らえたのはいいが、領主はその扱いに苦慮した。盗賊団を打ち破り、頭目であるこの男の他に何名かは捕らえたものの、その残党の行方がわからなくなっているのである。
 そこで領主は、山中にあったこのうち捨てられた貴族の館を急ごしらえの監獄とし、男を収監したのである。こうすれば、盗賊どもは頭目を奪回するために姿を見せることだろう。
 おあつらえ向きに、館の周囲は石壁に囲まれていた。北側にはそれがないが、人を拒む断崖絶壁がそびえ立っているのだ。
 東西南北の四方の角には、それぞれ見張り台も設けた。
 常に見張り台には数人の兵が詰め、石壁の上にも巡回している兵がいる。また、夜になって灯される篝火は隙間もないほどで、まるで昼間のように明るいという有様だ。
 万難を排したという感だが、これでもまだ不安が残る。
 そこで領主は、冒険者を呼んだ。
 他の囚人は普通の、石壁の建物に収用されているが、この男だけは隔離されている。地に縦穴を穿ち、天井に重い鉄格子をかぶせた土牢に入れられているのだ。
 土牢にはろくに日も差さず、立ち上る湿気で落ち着いて休むことも出来ない。そこにいる男の身体は痩せてはいたものの、相変わらず口は達者である。
「たまには外に出せ」
 と、せがむだけでなく、やれ、
「どうせ死刑になるんだろう? だったら、この手紙を届けてくれないか? 世話になった酒場の親父宛だ」
 だの、
「たまには酒と、いい物を食わせてくれ。最後の宴さ」
 だのと、注文が実に多い。
 看守たちは冒険者の来訪をいまかいまかと待ち望みながら、男の要求をうるさげに聞いていた。

「大丈夫かな……」
「何を弱気なことを言っている!」
 一団の長らしき男が、仲間をたしなめた。
「あの盗賊団が、俺たちみたいな小さな盗賊団に協力を求めてくるなんてこと、普通ならあり得ないんだぞ。これに成功すれば、周りの連中が俺たちを見る目もぜんぜん違ってくる。俺たちが、一目置かれる盗賊団になるんだぞ。しっかりしろ!」
 長はそう言って、仲間たちを叱咤激励する。
「心配するな、このためにこの監獄のこともしっかり下調べしてきたし、準備に抜かりはない」
 広げられた地図は精細な物で、それが根拠のない言葉ではないとわかる。
「そうだろう?」
 そう言って長は、苦心して運んできた数多くの箱に目を向けた。
 うううううううッ!
 ひとりひとりが背中に負わなければならぬほどの大きな箱の中から、無数のうなり声が聞こえる。
「あぁ……手柄の立てどころだな!」
「おぉ! こんな監獄がなんだっていうんだ!」
 男たちもいよいよ、その気になってきた。
 互いに頷きあい、夜を待つ。

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参加者
銀の剣・ヨハン(a21564)
小さき淑女・クリムゾン(a28860)
暁紅の水月・シスカ(a29761)
蒼氷の十字架に眠る天使・ヒサメ(a31182)
雪華の揺籠・ネオン(a41523)
道化・アレフ(a44525)
生命を啜る冷徹なる夜風・ユウジ(a46010)
ナイトウォーカー・ヴァーラ(a46017)


<リプレイ>

●ふてぶてしい男
「なんだなんだ、雁首並べて? そんなに、眺めておもしろい面か? 見飽きた顔だろう?」
 自身を見下ろす者たちを穴の底から見上げ、男は笑った。
「あれが『大盗賊』なんですか……」
 男から見えないところまで戻ってきてから、小さき淑女・クリムゾン(a28860)はため息を漏らした。
 男は相変わらずふてぶてしい。だんだん痩せ細っていているようだが、軽口を叩くのは相変わらずだ。
「胆力があるのか、単におびえの裏返しか……どうでしょうね」
 銀の剣・ヨハン(a21564)の口ぶりに笑いは含まれていない。
 純幻・ネオン(a41523)が、
「案外と人望はあるのかもしれませんね」
 と呟いたのを耳にすると、
「こんなものが人望ですか」
 と、口元をゆがめた。
 ネオンが言うのも、わかる。堅固な砦へと姿を変えている館を襲ってまで救出しようというのだから。それを彼女は、「仲間を思う優しさ」と解釈したのである。それは、彼女自身の穏やかな人柄であろう。それが不満だったわけではない。
 男は本当の胆力など備えてはいない。それは弱い者を苦しめて平然としている、いくつかの感情を置き忘れてしまった醜悪さに過ぎない。そこに寄せられる人望もまた、歪んだものでしかあるまい。
 男がこののち極刑に処せられるとしても、まったく憐憫の情は湧いてこないだろう。
「万が一にも、逃がさないようにしないとね」
 再び野に放たれればどれほどの良民が難儀することだろう。暁紅の水月・シスカ(a29761)はヨハンを慮るように、皆に呼びかけた。
 出来ることなら、殺すまではしたくないが……。
 蒼氷の銀翼天使・ヒサメ(a31182)は互いの感情の所在を察しつつ、ただ頷いた。
 ところで、冒険者一行は鎧を替え、看守である領主の兵たちとさして変わらぬ姿になっている。クリムゾンや閃光の告知者・アレフ(a44525)のような若い娘がいる一行がどこまで疑われずにすむかはわからないが、初めから瞭然であるよりはましであろう。
 そのアレフは辺りを見回して、
「よく、こんなお屋敷があったね」
 と、感心している。
「えぇ。こんなところのある建物ですから、堅い備えがあるのも無理はありませんが……」
 物好きだった、ということだろうか。当のアレフは話を聞いているのかいないのか、うろうろと歩き回っていた。
 多くの建物は崩れかけている。主立った者は無事な建物を使っているが、兵たちは天幕を張って生活しているほどだ。
 先ほどの、地に穿たれた縦穴こそが、これらの中心。
「ま、頑張ろーよ」
 笑って、肩をすくめる。

●大盗賊の願い
「なぁ、新入りよ。お前さん冒険者だろ? 俺みたいな盗賊風情に後れを取ることはないじゃないか。ここから出しても、逃げねぇよ」
 ストライダーの忍び・ヴァーラ(a46017)は応えない。が、仮面を付けた兵士などいるはずもないことを思えば、正体は明白である。
「……駄目だ」
「どうして? 冒険者様の名に傷が付くことがあるかもしれないって、心配してるのかい?」
 憮然とした様子で答えたヴァーラだったが、男の物言いでさらにむっつりとする。
「駄目だ。そうとも、お前のような凶悪で卑劣な人間など、一瞬でも外に出したらどれほど世の中の迷惑になるかわからんからな」
「けッ!」
 男は口汚く罵り、唾を吐いた。
「冒険者様は、ここで哀れな盗賊が黴に冒されて腐って死んでいくのがお望みかい?」
「まぁまぁ。あと少しの辛抱でしょうから」
 ヨハンがなだめる。が、男はそれも気に入らなかったようだ。ヨハンにしてみれば「盗賊の襲撃」、男にしてみれば「自身の処刑」が近いと言っているだけなのだから。
「なら、手紙を書かせてくれ。世話になった奴に、最期に挨拶くらいしておきたい」
「駄目だ」
「なんだ、他に言葉を知らないのか?」
「手紙なら、良いのではありませんか? もちろん、中身もすべて検閲させてもらうことにはなるけれども……それでもかまわないかい?」
 ヨハンの問いに、男は「もちろんそうだろうな」と頷いた。
「……賛成はできないが。どこに符丁が隠されているかわからない」
「ずいぶん信用されたもんだな」
 そう言って書いた手紙は、一見するとどこにも不思議なことはない。湿っぽい話も格好が付かないと思っているのか、世間話のようなことを酒場の主人に言っているだけだ。
「これならいいでしょう。間違いなく、届けてきますよ」
「お気をつけて」
 ヨハンは懐に手紙を忍ばせ、監獄を出た。ネオンがそれを見送る。
「頼むぜ。そっちのお堅い兄ちゃんより話がわかる」
「何を言われても気にはならないが。……食事くらいはどうにかしてやろう」
 食事の支度を指図するヴァーラを、ダークウインド・ユウジ(a46010)呆れ顔で見た。
「おいおい。こんな奴の要求、いちいち答えてやることはないんじゃないの? 人間、日に2度の食事で生きていけるぜ?」
 もっとも、その与えられている食事は粥のような代物だったが。
「わめき続けられるとうるさくてかなわない。他の要求はともかく、物を食わせるだけなら逃げる算段も立てられないだろう」
 と、いうことだ。
「おう、そりゃあありがたいな」
 舌なめずりをした男だが、それを持って戻ってきたヴァーラを見て、また嫌な顔をした。
 うまい酒と、温かな料理の並んだ食膳。……を期待していたのだが、酒は皮の水筒に入れられたまま、食器も木製で、しかも武器になることを警戒してすべて手づかみで食べさせようというのだ。
 土牢の中で。
「……勘弁してくれよ、これのどこが『うまい食事』なんだ? 冒険者様の食生活はそんなに貧しいのかい?」
「嫌なら食うな」
 男は黙って、肉にかぶりついた。

●決行の刻
「それにしても、すごく物々しい警戒ですね」
 クリムゾンは兵を率いる領主の臣をみつけて、声をかける。
 夜が来た。しかし、彼を探すのに何の苦労もいらなかった。
 館の一帯は、昼間のように明るかったのである。石壁の上を見上げる。そこには短い間隔で篝火が焚かれ、兵が槍を構えて見回っていたのである。篝火は壁上だけでなく、そこかしこに焚かれている。互いの顔もよく見えた。
 館は貴族のものらしい広いものだが、それでも石壁の端と端が見えぬというほどではない。そこに、多くの兵が立つのだから。
 見回りの隙、少なくともクリムゾンの懸念した「人のいなくなった隙」をつかれることはないだろう。
「すみません、差し出がましいことを」
「いえ、とんでもない。この安心が油断に変わらぬよう、戒めとします」
「しかしね、これだけ厳重に警戒していたら、よほどの馬鹿以外は近づかないんじゃないかな?」
 ユウジがやって来て、肩をすくめる。
 別に、警備を緩めろと言っているわけではない。馬鹿正直に正面からやってくるとは限らない、ということだ。
 ユウジは昼間の間に、山を下った。
 この監獄に向かって地下道を掘っているかもしれない、と思ったからである。
 しかし幸いなことに、杞憂であったようだ。目星をつけた程度では穴は見つからないかもしれないが、掘り出した土は残る。盗賊どもの姿も見つけることが出来るだろう。
「でも、誰も盗賊の姿は見ていないと。それほど前から作業をしていれば、目につかないはずはないと思いますから……」
 ネオンが話を聞いた動物にも、そんなことを言ったものはいなかった。
「確実な手だとは思うが……。ま、あれには時間がかかるからな」
 準備もそこそこにやらなくちゃいけない理由があるんだろうさ、とユウジは大きなあくびをした。
 待つこと、数日。月の隠れた晩。深夜。
 無数の、獣の吠える声がした。
「あれは!」
 見張り台にいた兵が闇を指さす。闇の奥から、何頭もの獣、犬の群れが館に向かってきたのである。それに続いて、盗賊たちも!
「それッ! 一気にやっちまえ!」
 走ってきた盗賊どもは数人がかりで丸太を持ちあげ、次々と石壁に立てかけた。
 そこから駆け上がるのは盗賊ではなく、猛犬。虚をつかれた兵士たちは訓練されたそれに腕を噛まれて武器を落とし、のど笛を狙われた。
 ぱちぱちと木の燃える音しかしなかった監獄が、突如として阿鼻叫喚の修羅場となった。

●攻防
「しまった……! 霊査士の言った『箱』、犬が入れられていたのね……!」
 シスカは舌打ちしつつ、石壁に駆けつけた。クリムゾンやネオンは首領を見張っていたから、彼女が一番早い。
「しっかり! 人数は負けていても、こっちには防壁があるのよ!」
 しかし、盗賊の初手をつかみ損ねた動揺から兵が覚めぬうちに、何人もが突き殺され、あるいはかみ殺され、そしてついには石壁を飛び降りた盗賊によって門が開かれてしまった。
「やられた……!」
 歯がみしたが、まだ退勢を覆すことはできる。攻防は門の周囲に移っている。そのころに、ヒサメら他の仲間も駆けつけてきた。
 侮っているわけではないが「冒険者が本気を出せば」という思いはある。だからこそ「命までは」という感情も生まれるのだ。
「どうにか改心してもらえないでしょうか……?」
 ネオンの呟きも耳に入ったが、それも相手次第。シスカは大きく息を吸い込むと、一声吠えた。『紅蓮の咆哮奥義』である。
「うぅッ……!」
 盗賊どもはそれに気圧され、たたらを踏む。犬どもも、身体をすくませた。
「怯んだわよ!」
「はい!」
「任せて。どれだけ人数をそろえたって、ボクたちには勝てないよ!」
 クリムゾンが、アレフが、立ちすくむ盗賊に走り寄った。
 アレフには『緑の束縛』もある。為す術なく捕らわれる盗賊どもに、これ見よがしに縄を見せた。
 さて。館が強襲されたとき、ユウジとヴァーラも安逸をむさぼっていたわけではない。
 北壁が騒がしい。
 からんからん、と金属の打ち合う音がする。
「敵襲か!」
 ユウジは立てかけた槍を引っ掴み、看守たちを促して北壁へと走った。見張り台の兵も、それでやっと気付く。
「崖上から件の『箱』でも落としてくるかと思ったのだが……あちらは陽動なのか?」
 そこにはヴァーラもいた。
「さぁね。連中、壊滅した盗賊団の残党と近所の助っ人盗賊団とが一緒になってるらしいからね。それぞれ作戦が違うんじゃない?」
「くそ! こんなところに……!」
 驚いたのは、夜陰に乗じたつもりの盗賊である。密かに降り、襲うことが出来ないのであれば、かえってこの崖は死地ではないか。
「悪いね。悪知恵は働く方なんだ」
「いくぞ!」
 ヴァーラが威嚇の『飛燕刃奥義』を放った。

●予想外の反撃
 劣勢に立った盗賊はやがて戦意を失い、逃げ散るであろうと思われた。
 あとは、逃げ遅れた何人かを捕縛すればよいだけのことである。
 だが。そう思っていたの、だが。
「アレフ様! 伏せて!」
「え?」
 ネオンの鋭い声に戸惑いながらも、アレフは地に伏せる。それが、生死の狭間であった。
 後に続いていた盗賊どもが、必死の形相で次々と矢を放ってきたのである。アレフのそばには、身動きの取れなくなった盗賊がいるにもかかわらず。
「ぎゃッ!」
 首元に矢が突き刺さり、盗賊がのけぞる。胸に、腹に、そして再び首に。飛来した幾本もの矢が身体に吸い込まれ、その盗賊は絶命した。
「な、仲間なんでしょ!?」
「なんてこと……!」
 図らずも、盾にした恰好だ。アレフは狼狽した声を上げる。
 ネオンは言葉を失った。すでに、盗賊の四肢に力はない。ネオンの力の及ばないところにいる。
 一方、崖上の盗賊どもの行動も常軌を逸していた。
「畜生ーッ!」
 叫ぶやいなや、その盗賊は槍を脇に抱えて飛びかかってきた。『飛燕刃奥義』が足下を襲ったが、その威嚇にも怯むことなく……正しくは、なにもかもわからなくなってしまった様子で飛び込んできたではないか。
「ヴァーラちゃんよ、避けろ!」
 ユウジが後ろから槍を突き出す。
 断崖絶壁で不用意に動けば、転落するに決まっている。信じがたいことに、盗賊は岩肌を掴む手を放し、飛び降りるように突きかかっていたのである。その勢いで、抜くのに難儀するほど、ユウジの槍は深々と胸板を貫いた。
 しかし、飛びかかってきたのはその男だけではない。次から次へと、さながら集団の投身自殺のように、盗賊どもはふたりに飛びかかってきたのである。
「なんだ、こいつらは……!」
 もはや、手足を落とす程度では済まされなかった。

●盗賊団の壊滅
「どうして……?」
 よく考えてみれば不可思議な呟きであるが。ネオンの言葉を、誰も笑えない。
 どうしてそこまで、戦うのか。首領を救うため?
「こんな……無惨な死に方をしてまで!?」
 麗しい主従愛などどこにもない。ネオンは顔色を失っていた。
 冒険者たちの反撃にあった盗賊どもは、思い詰めた形相で矢を放った。仲間がいようがいまいが、かまってなどいられない。
『矢を。矢を放たなければ殺される』
『斬る。斬らねば死ぬしかない』
 そうした狂気をはらみつつの行動だったのである。
 クリムゾンにも、その凶刃が迫ってきた。
 めちゃくちゃに……仮にも刃を手に生きてきたならばもう少し振り回しようもありそうなものなのに……めったやたらに刀を振り回して斬りかかってきた。
 恐怖に見開かれ、血走った目。
 勝てるわけがない。
 でも。
 逃げてどうする。
 逃げられるものか。
 逃げられても、どうやって生きていく。
 首領を助け出す「役目」を果たさなければ。
 さもなければ、生きていけない。
 生き延びる術は……この場を生き残るしかない。冒険者を斬って!
 盗賊の仕草が奇妙に細かなところまで、ゆっくりと目に映る。まるで思考まで感じ取れるかのように。
 あぁ。しかしクリムゾンにとって、盗賊の振り下ろす刃はあまりに遅い。
 目があった。
 駄目だ。自分だって、斬られてやるわけにはいかない。ならば、こうするしかない。
 クリムゾンはいとも容易く弓手の槌で刃を払いのけると、馬手の蛮刀で男の頭蓋を叩き斬った。

 監獄の周りに散らばるのは、盗賊どもの屍である。警備の兵にも死者は出たが、けっきょく、盗賊どもの方は誰も生き残らなかった。
「なんという……」
 ヨハンが頭を振る。手紙を届けはしたが、あれは少しでも警備を手薄にする、男の策謀だったのだろうか。ならばそれは成功したと言えようが……。
 そんなことよりも、眼前の惨状が衝撃的であった。確かに同情などはしないが……それにしても。
 後に。冒険者たちは首領が死んだことを教えられた。日も差さず、湿りきった土牢に何日も何日も閉じこめられたままでいた首領は病にかかり、あっけなく命を落としたのだという。
 これで、人々を苦しめていた盗賊団は壊滅したのだ。ただの1人も残すことなく。


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