昔、あるところにリザードマンの王様がいました
名前をガルガンチュアといいました
寛大でとても優しく、大きな口で何でも食べてしまう王様でした
ある日王様はドリアッドの少女に恋をしました
しかし臣下達は彼女を良く思いません
少女は奉仕種族だったのです
王様は彼女を溺愛し、後宮へ招こうとしました
それに嫉妬した王妃は、森の奥深くに住む邪竜導士に頼み、王に呪いをかけさせました
「貴方が愛するものを、貴方は食べたくなるだろう」
そして呪いにかかった王様は、ドリアッドの少女を食べてしまいました
悲しみに暮れる王様は、次に王妃を食べてしまいました
心優しい王は城のものすべてを愛していたのです
やがてお城は誰もいなくなり、王様が一人取り残されました
王様は泣き叫びました
「お前がもし石ならば、私はお前を食べたりは出来なかった」
王様は中庭に、少女の石像を作りました
そしてその前で何年も何年も過ごし…
ついには王様もいなくなってしまいました
【生活系 規模:330 財産:143】
旅団アビリティ:粘り蜘蛛糸奥義
|
|