常に風が吹き抜ける さまざまな木々が疎らに生える丘
季節が来れば紫と黄色の花が咲き 季節が来れば裸木だけの荒野となる
かつて無人だったこの荒野も 2人の冒険者が住み着いた
金髪のエンジェルは結婚して森へと去った 黒髪の騎士も結婚して草原へと去った
だがこの地は再び無人には戻らず 夏が来ると家族を連れた騎士の姿があった
最初は栗色の髪の女性と 次には小さな子供も連れて
花咲くムーアに子供達の笑い声が響き 木陰のハンモックで子供達が眠る姿が見られ
夏が来て夏が去り 風は吹き風は止み
やがて騎士の姿は見られなくなり いつしか1人の青年が住み着いた
栗色の髪 青い瞳
思い出のこの丘で彼は綴る 亡き祖父から聞いた冒険譚
世界を救うために光になった冒険者達 大切な人の為命を省みず戦った名も無き人々
そしてそれは本になり 人々の口伝いに語られ
その地に合った形をとって 人々の心に根付いていった
騎士の願いは受け継がれる 次の世代への昔語りとして
繰り返し 繰り返し
【生活系 規模:40 財産:0】
旅団アビリティ:ガッツソング奥義
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