街外れにある小高い広い丘 ここは一年を通して風が吹き抜ける場所 時には激しく厳しく、時には優しく暖かく… はるか古代から永遠の時を風は吹いていく…
嘗てここには冒険者の集う赤い屋根のログハウス風の家があった その場に立つのは50代の容姿のストライダーの女性 懐かしそうに3つの墓標を眺めていた… 「サフィアさん…」 声をかけられ、女性は振り返る そこには青髪の獅子の青年と魔導士姿の男女二人のエルフがたっていた 獅子の青年の手とエルフ魔導士の女性の手には…サフィアの忘れられない人たちの形見が握られていた 「曾お爺様達にご挨拶がすみましたら行きましょう」 エルフ女性は微笑んでそういった 風に靡く漆黒の髪が美しく輝く… サフィアはそっと目を細めた 「えぇ、街に戻ろう。カノンちゃん、シオン君、レオン君」 そういうと、もう一度墓標を見つめた
また来るね?フウマ君、ウィン、ルシ兄… 皆の子供達は私の命が続く限り見守っていくからね…
【生活系 規模:123 財産:0】
旅団アビリティ:ヒーリングウェーブ奥義
|
|