●残念!

 あなたは、さっそく目の前にいるストライダーを大鍋に入れようと、静かに近づいた。

 がばっ!!

 あなたの殺気を感じたのか、ストライダーは勢い良く跳ね起きた。

「…むおっ!? …喰うのか? 俺を食うのか!?
 この俺を食おうというのか!!??
 …はっ! まさか、まだ熟れきっていないこの若い果実を、誰かに手をつけられる前に一番に食してしまおうと言うのか!!!???」
 なにやら分からないが、延々と何か意味不明な言動を繰り返しているようだ。
 先へ行こうにも、ストライダーが邪魔していけない。
 あなたは、しかたなくスタート地点へと戻っていったのであった。
 やっぱり人を食べるのはいけないのだと、心に深く刻んで……。