<【イベント】『悪』の旗印 〜強行偵察〜>

 作戦には、しっかりとした前準備が必要よ。
 私達はディグガード周辺の状況を知り、周囲の危険を取り除く為に偵察部隊を派遣する事になったの。ちょっと難しい依頼だったんだけど、皆のお陰で成功したわ。
 だけど……その後の依頼で、尊い命が失われた事、私は忘れないわ。

【イベント】『悪』の旗印 〜強行偵察〜 運命を信じてる霊査士・フォルトゥナ(a90326)

場所:竹林奥の水場   2006年07月27日 18時   発言数:14
●強行偵察
「早急にディグガード周辺の状況を確認する必要がありますね」
 そう告げたマイトの青い瞳には、自ら赴かんという確固たる意志が宿っていた。
「……気になるしね。やっぱり……」
 すぐに頷いたのはイコン。そして、ミナノやアヤも続いて賛同を示した。
「戦力が手薄に成った時に、運命の女神は舌を出しますからね」
 そう言って逆の立場から同行し兼ねる旨を告げるイセルヴァ。やはりトロウルの動向こそが気になるらしい。
「私も行くわ」
「俺はパス!」
 そんな風にいち早く態度を表明した面々に続き、他の面々も次々と賛否の姿勢を明らかにしていく。
 たしかにこの偵察自体は、警衛隊の本懐である街道警備という理念からは遠いと言えなくもない。が、先を見据えればこそ必要だと考えた結果である。

 ――結局、偵察の是非を含めた議論は丸一昼夜続き、ついに結論に達した。
「偵察を実施します」
 そう告げられたフォルトゥナは、ここ数日めっきり微笑みを見せていない硬い表情のまま応える。
「残念だけど、偵察のみに人を割けるほど状況は甘くないわ」
 それは、冒険者たちを驚かせるの十分な台詞――それならもっと早く言ってくれれば……。
 !!
 その事に文句の一つも言おうとしたところで、フォルトゥナがそれを制する。
「偵察のみには人を割く訳にいかないけど、周辺を制圧し、次の策が成り易くするための下地作りを兼ねてくれるのなら話は別よ!」
 そう続けると、さっそく分かるだけの周辺状況を説明し始める。つまり、一気に作戦遂行に移ろうということだった。
「知っての通り、ディグガード周辺には森も多く、街道沿い以外は進軍には適してないわ。でも、代わりに街道は見通しもよく、きちっと整備されている。これは戦役後も変わってないわ。ただ……変わっているのは元ソルレオン冒険者であったモンスターが時折出現するってこと。もちろん戦役直後は溢れかえっていたようだけどね。さすがに戦い好きのトロウルたちも当時はわざわざ駆逐して歩くことに価値は見い出さなかったらしく、ディグガードを始め、近隣で略奪を働いた後はさっさと撤退したみたい。でも、今は……何故か落ち着いているみたいね。とは言え、居なくなった訳ではないし、十分危険なことに変わりは無いわ。どう? 覚悟はできた?」
 ―――覚悟。
 警衛隊に入団する際にも問われた言葉。もちろん、そんなものはとうの昔に出来ている。
 ただ為すべきことの為に力を尽くし結果を得られるのなら、何も惜しむべきものはない。
 偵察を進言した者たちは、改めて頷きあうとすぐに身支度を始めたのだった……。


●マスターより
 トロウルたちの駐留しているレルヴァ側からディグガードに向かう街道上が主な舞台となります。
 この後に、トロウルと『悪』を争わせる作戦が続く予定ですが、その遂行のためにも、ディグガード周辺の状況を確認し、該当エリアのモンスターを残さず駆逐してください。数は不明ですが、いずれもそれ相応の敵かと思われます。
 今回撤退条件は不要。撤退すれば、あとの作戦に差し支えることになりますので、力の限り戦ってください。とは言え、本当の意味でのモンスター根絶やしは出来ないでしょうから、実質的には、こちらの成果が後の依頼の難易度を左右すると思っていただければ、まず間違いないでしょう。

 プレイングはココへのレスで提出。〆は30日朝8:00とします。難易度=やや難相当。結果はリプレイ形式で公開したいと考えておりますが、次の結果への同時反映になるかも知れません

陽だまりの歌い手・フレル(a00329) 2006年07月29日 05時
ディグガードへの強行偵察に参加。私は露払いの支援として【戦闘班】に参加します。 ディグガード周辺まで【偵察班】と共に進行し、消音に気を付け悪の旗の斥候やモンスターの不意打ちに特に気を付け進行します。 戦闘時は後衛の癒し手を担当。 まだディグガードから遠い場所では凱歌での回復支援を行います。ディグガードに近づいたらHWでの回復に切り替えます。 鎧聖降臨は悪の旗の斥候が現れた時に使用。 安全な寝袋は戦闘終了後に攻撃班に対し使用し、偵察班に周囲の安全確認を行なって貰ってから起こしてもらい先へ進みます。 偵察班がディグガードの偵察を行なっている間は戦闘班の皆さんの指示に従い待機。 合流後、復路も細心の注意を払い帰投します。 復路も打ちもらしのモンスターに出会う可能性もありますのでディグガードから離れているようであれば倒しておきます。 悪の旗との接触が無ければ自らに鎧聖降臨を掛け前に出て戦う事も行ないます!今後の為に全力で当たります!! 
美獣乱舞・エアロ(a23837) 2006年07月29日 21時
【戦闘班】で参加。ポジションは後衛で、主に後方警戒を担当。モンスター、及び『悪』の気配に注意。戦闘時は、まず最初に黒炎覚醒を使用。凱歌・HWによる回復、ブラックフレイム・暗黒縛鎖による攻撃をバランスよく行う。戦闘時・行軍時ともに、ディグガードに近い位置では、音・光・炎などを発するアビの使用は極力控える。まあ、必要とあらば使うけど。
旅人の篝火・マイト(a12506) 2006年07月30日 01時
◆全体方針:戦闘班と偵察班に分かれつつも、ディグガード近郊まで一緒に移動。 あらかじめ合流地点を決めます。また、ディグガード近郊でモンスターと遭遇した際は、戦闘班が露払いとなり、前へ。偵察班がディグガードへ突入。ディグガードには深夜到着を目標にします。//◇偵察班全体方針:滞在時間は1〜2時間。徹底的に霊視できる物を回収し、付近の地勢と城壁の調査、悪の旗の確認します。その後は、ただちに撤収。調査結果は、後刻地図に書き込みます。また、ディグガードから脱出するときは来た方角とは別方向から脱出し、痕跡は必ず消します。//個人行動:他の方で、全体方針があれば、行動はそちらを優先します。特技の追跡や悪の旗の足取りが分かれば、それを使い、ディグガードへ向かいます。戦闘になった場合は、初手でイリュージョンステップ改を用い、それ以降は、貫き通す矢奥義、ライトニングアロー奥義、ライトニングアローを用いて、攻撃します。ディグガード近郊では、服を小さく切り取り霊視資料として回収、地勢の確認。城壁の調査、悪の旗の確認を慎重に進めていきます。調査終了次第、直ちに、拠点もしくは合流場所へ帰還。
朱ぬ運命の復讐姫・シュゼット(a02935) 2006年07月30日 01時
◆偵察班として行動。召喚獣は同行しない。夜間の移動だから黒いマントで目立たないように。夜目で、ちょっと変だなって感じたりした場所は皆に知らせる。照明はあるみたいだけど…やっぱり真っ暗だし、時間をかけすぎるのももったいないし。戦闘となった場合は前に出て斬鉄蹴を交えつつ通常攻撃主体で戦う。ちょこちょこ回復も行う。できるだけ戦場を把握できるように。目が利くのは、僕とセラフィードくらいだから。
聖痕少女・イコン(a45744) 2006年07月30日 02時
◆……何故彼らがそこにいるのか……。望郷の念……?//個人行動:偵察班として行動。偵察なので、召喚獣の待機・足音を立てず姿も目立たないような工夫をしておく。気になった点、場所などはかならずメモを取る。悪の旗の者がつけたらしい痕跡を発見した場合、簡単なスケッチも取っておく。出来れば、トロウルのいた痕跡があるかもチェックしていく。戦闘となった場合は、まずニードルスピアで敵をひるませ、デモニックフレイムをぶつけていく。その場合、後方に立ち敵の攻撃に当たらないように立ち回る。 全体方針:敵の排除に成功した場合、簡単でいいからトロウルがやったような痕跡にしておく。
剣嵐武踏を舞う戦竜・ソウリュウ(a17212) 2006年07月30日 02時
【偵察班】班の護衛業務を中心に行動。探索、索敵能力はそれ程高くないので敵の襲撃に備えつつ自分達の痕跡を残さない様に行動する。戦闘では前衛に立ちたて役に徹する。クロークは常に近くの影に潜ませながら移動させすぐに臨戦態勢を整えられる状況にしておくが基本的にディグガードでは戦闘はできるだけ避けるよう心掛ける。ディグガードでは冷静沈着かつ迅速に行動を行う。他の人が霊査材料を選別してる時なども周囲の警戒に徹し敵の襲撃に備える。万が一、撤退時に敵に追われ戦闘班と合流できてなかった場合は殿を務め情報を持つ仲間の帰還を優先させる。状況次第では自分は他の仲間と違う退路で敵を撒きつつ全力で走って撤退する(こういった状況にならないように全力は尽くす) // 心情等:……ここが、かつてあの名高きディグガードがあった場所か…………まるで、今のアイツら(白の異形達)の心をそのまま映し出してるようだな
ハトの・アヤ(a13417) 2006年07月30日 03時
【偵察班】偵察班のみの移動中は極力戦闘を避ける為に周囲の警戒を。敵が気づいていない場合はやり過ごし、見つかった場合は粘り蜘蛛糸を使って先制し、まず味方を逃がす。それが上手くいかない場合のみ戦闘を行う。その際はシャドウスラッシュと通常攻撃を使い分け、隙あらば逃走指示を。霊査材料の確保など、少しでも相手の目に触れそうな行動はハイドインシャドウを使い隠密裏に行う。戦闘で勝ち目がない、全員では振り切れない場合は足止め役を。霊査材料はマイトに持たせ、彼だけは確実に帰還出来るよう配慮を。
流浪の武刃・アスカ(a15709) 2006年07月30日 04時
【戦闘班】として基本前衛で行動。斬鉄蹴を主軸に攻撃。後衛などのフォローにすぐ入れるよう冷静に戦況を見極めつつ行動する。尚、戦闘時以外は共通の指針に従って行動するよう心掛ける。
赤い風・セナ(a07132) 2006年07月30日 06時
【戦闘班】共通事項を遵守。 周囲に対する警戒をしつつ、戦闘班の回復を担当。 もし、『悪』に見つかった場合、その時に負傷している仲間へ「癒しの水滴」を使用。医術士とバレるのを時間を稼ぐ。戦闘に突入したら、回復アビ全開。毒消しの風は、緊急用だけど使う際に相手が入らないように注意。緊急性が高いと判断したら距離関係無しに使用。他の後衛職と連携して支援するぎゃ。
守護の剣・ジーン(a34701) 2006年07月30日 06時
□戦闘班全体:合流地点より拠点側にて、モンスターと交戦。偵察班の帰還or3時間の経過で拠点へ撤退。『悪』との遭遇時は此方の半数以下の数なら、逃がさないように交戦。それ以上なら牽制しつつ早急に逃走。 個人:心】 …危険な任務。自分にとっても、仲間達にとっても。――誰も欠けずに拠点へ帰れる事を。切に、願う。 / 動】『戦闘班』として行動を。前提として、確認の全体方針に従う。レルヴァ戦役でディグガードに行った経験を活かし、深夜に到着できるようペース配分を試みる。何時でも戦いが起こり得る状況であるし、周囲への警戒は常に。『偵察班』と分かれた後は、星を見て時間の確認を行う。戦闘時には常に『鎧進化奥義』が絶えない様にしつつ、最前衛において『ホーリースマッシュ奥義』『兜割り』を敵に打ち込みつつ、仲間達の盾となっている。後衛の仲間を狙う敵を優先で攻撃。キリが無い戦いであるが、道を開くためには必要な事。抜かりは無いようにする。
白陽の剣士・セラフィード(a00935) 2006年07月30日 07時
【戦闘班】マイトの全体方針に沿って行動し、該当エリアのモンスターの駆逐を行うわ。 攻撃の際は前衛にて「ウェポン・オーバーロード」+通常攻撃(体)を基本に、複数体や強力な単体などには「流水撃」や「達人の一撃」を併用。 防御の際、基本は回避だけど、後衛が攻撃対象にされそうなら、壁になって庇うわ。 不特定のモンスターを相手にするから、アビリティの温存は念頭に置いて、不要な乱発は控えるわ。
狂気が乱舞の赤ペンギン・ヒナタ(a40516) 2006年07月30日 07時
「くぁ〜はは〜♪あ、戦闘開〜始〜♪」赤ペンのココロは殲滅重視、偵察班が戻ってくるまでに周囲一帯のモンスターを残さず喰らい尽くす所存ナ〜リ♪  行動班は【戦闘班】で、夜の戦闘なので星明り・月明かりのみに頼らず光源用にカンテラを準備。戦場では常に最前線で動き回り敵に対して積極的に攻撃を仕掛ける。単体の雑魚キャラには通常攻撃で叩き、3体以上の複数キャラの場合は赤ペンが仲間の回復射程内に居るのを確認しRサイクロンを放つ、単体強敵キャラには相手ギリギリまで近づき渾身のDブレードを叩き付ける。敵の攻撃に対しては常にコチラが動き回る事で敵に的を絞らせず回避する事を先ず狙い、回避が難しい攻撃には活性化してる召喚獣の力と持っているハリセン(巨大剣)を使い防御を試みる。
運命を信じてる霊査士・フォルトゥナ(a90326) 2006年07月30日 08時
お疲れさま。この結果が出るまでに、作戦も走りだすから、頑張ってね。

【リプレイ】『悪』の旗印 〜強行偵察〜 運命を信じてる霊査士・フォルトゥナ(a90326)

場所:拠点会議室   2006年08月05日 10時   発言数:39

●光輝の武都
「……何故彼らが此処にいるのか……。望郷の念……?」
 かつてはソルレオン王国の首都であり、今や『悪』の旗を掲げし軍団の本拠地となっている、光輝の武都ディグガードを間近にして、聖痕少女・イコン(a45744)が呟いた。
 この『悪』の首魁は、ソルレオン王国の元将軍ヴァルゴン。彼とその部下たちが何故、故国の滅亡と共にモンスター化するのを免れたのか……その事と彼ら自身が異形(キマイラ)へと変貌を遂げた事は繋がっているのか、分からないことは多々あれど、彼らにソルレオンとしての正義がないのは明々白々であった。
「残念だけど、ちょっと無理……かな?」
 夜目を活かして周辺をぐるりと見て回った朱ぬ運命の復讐姫・シュゼット(a02935)が告げた。
「待ってください。たしかあの日……ディグガードの城壁は『ザウスの雷』で破壊された場所があったはず。さすがに門は無理としても、そこからなら……」
 レルヴァ遠征のあの日の出来事を鮮明に思い浮かべながら、旅人の篝火・マイト(a12506)が反論。それとも、それすら無理なほど厳重な警戒が? いや……まさかモンスター?
「だから、無理……今も続いているようだけど修復されたみたいで、城壁と呼ぶのは抵抗あるけど、それなりの外壁にはなってたから」
「修復?」
 改めて加えたシュゼットの説明に、ハトの・アヤ(a13417)がすかさず反応を見せる。修復など、誰がしたのか…と。キマイラの軍団が道具を手に汗水垂らして修繕するなど想像もつかなかったから。
 しかし、その答えはすぐには得られない。皆で門や修復された外壁付近を確認したところ、いくつかの修復道具が見つかる。そして外には誰も居ないものの中にはヤツらのと思しき気配……。
 もし潜入を試みれば、絶対に只では済まないだろう。
 ――そこまでして『今』潜入するか?

 結局、決めかねたまま夜を明かす5人。まずは修繕の謎だけでも掴めれば……。
「……しかしここが、あの名高きディグガードか…………この取り繕うような修繕ぶり。まるで、誇りも信念もなく上辺だけ軍を形作っているアイツらの心を映し出してるようだな……」
 城壁を見上げながら、剣嵐武踏を舞う戦竜・ソウリュウ(a17212)が漏らす。もし聞かれれば間違いなく集中的に攻撃されそうな言葉を――。
 そして、ここにあっても日はまた昇り……直後、一堂の疑問は氷解する。
「奉仕種族か……!?」
 そう、多くの奉仕種族たちが姿を見せ、ディグガードの門や城壁で一斉に工事を始めたのだ。
「なるほど……」
 アヤが呟き、頷く。それに続くように納得する5人。しかし、ここでまた1つ新たな疑問が……。
 ヤツらは村を襲い、人々を無惨に殺めていた……しかし、今ここには奉仕種族。一体何故???
 その答えは、霊査に頼るしかあるまい。
「……危なかった……知らずに皆でディグガードに来てたら……」
 その時、イコンが言葉を紡ぐ。偵察に来る前……霊査士の元ではトロウルを『悪』にぶつける手立てを話し合って居た所だったから。
「そうですね。ディグガードの中にまで達した場合、彼らも再び戦火に巻き込む事になります……」
 その先はマイトが続けた。どうやら、単に力づくで鉢合わせさせるだけではない、巧妙なバランスが必要そう……流れる血を、涙を1滴でも少なくするためには。 

●戦鐘鳴響
 ――その頃の戦闘班。
「よっしゃ、まず1匹〜っ!」
 黒炎を纏った美獣乱舞・エアロ(a23837)が、倒れるモンスターに視線を合わせながら叫んだ。
「1度に1匹ずつなら、まず負けはしないだろうけど……」
 とは流浪の武刃・アスカ(a15709)。後衛の面々の行動を見ながら、時には守りに、時にはトドメに…と、常に次の手を心掛けているが故の台詞である。
 幸いというか何というか、思ったよりも敵は少ない。想像していた限りでは、もっとモンスターが溢れているかと思っていたのに。
「先ほど、まだ新しいモンスターの遺骸がありました。傷痕からすると鋭い刃のようですが……」
 陽だまりの歌い手・フレル(a00329)が少し前に見つけた事を報告。
「という事は、それを倒したのは、アイツら!?」
「……であろうな。キリが無い戦いを覚悟して来たが、そうでもないらしい。ヤツらがそれだけ血に飢えているということか……?」
 
 白陽の剣士・セラフィード(a00935)の問いかけに守護の剣・ジーン(a34701)が答える。
「…意〜外と、ディグガード付近の治安〜の為だ〜ったりして〜♪」
 妄想膨らむ赤ペン(狂気が乱舞の赤ペンギン・ヒナタ(a40516))。
「考えても仕方ないぎゃ。今出来るのは、少しでも多くを片付ける事だけだぎゃ!」
 話に没頭しかねない仲間たちを制したのは、赤い風・セナ(a07132)。そう……彼女たちが今すべきは戦う事。

 そして、戦いを望む鐘が皆の脳裏に鳴り響くかのように、次々とモンスターを駆逐していく6人。
「くぁ〜はは〜♪ あ、戦闘開〜始〜♪」
「私も、戦います!」
 敵を食い尽くさんという勢いを見せるヒナタ。そして、それに影響された訳でもないだろうが術手袋を嵌め直すフレル。
「敵が単体なら、回復は任せるぎゃ!」
 セナとが皆に告げる。そんな彼女を守るように、アスカとセラフィードがフォローに回りつつ斬鉄蹴や達人の一撃が冴え渡り、それでも…という時にはエアロの暗黒縛鎖で更なるフォロー。
 そんな仲間たちの様子に安堵すし兜割りを一閃させるジーン。いつでも仲間の盾となる覚悟だったのだが……。

 こうして……ディグガードから見える範囲では、音や光を放つアビを極力避け、凱歌すらも離れたところでの使用に抑える。
 徹底した戦いぶりで、6人は次々と順調にモンスターを駆逐。
 だが、倒す数以上に見つけるモンスターの遺骸。その度毎に彼女らは思い知らされる……モンスターをの少なさは『悪』が相当数を片付けたが故だと言うことを。
 戦い続けている『今』は、ヤツらの業の上に成り立っているという事実……。

 それでも、粗方駆逐し終えた彼らは、偵察班とも合流――幾許かの報せと切り拓いた道とを手土産に、霊査士や仲間たちの元へ帰還を図るのだった。

【終わり】

屍霊・イセルヴァ(a28534) 2006年08月05日 10時
参加者の皆さんはお疲れ様でした。・・・・・・奉仕種族とモンスターの死骸。新たな謎が出来ましたね。
赤い風・セナ(a07132) 2006年08月05日 11時
参加者の皆お疲れ様だぎゃ〜。 奉仕種族とは…うーん厄介…
歯医者・クルティア(a07373) 2006年08月05日 11時
参加者の皆はご苦労じゃったな。奉仕種族か…やはり、彼らも力と恐怖で支配しておるのかな、それとも…?

石と祈り・スティファノ(a31802) 2006年08月05日 12時
お疲れさま。どんな理由があるにせよ、巻き込むには忍びないな……。
比翼の残影・ヒルド(a07268) 2006年08月05日 12時
参加者の皆さん、お疲れ様でした。
赤い風・セナ(a07132) 2006年08月05日 16時
偵察の結果出たから、これに対して今後の対策や対処とか話し合うみゃ? もし話し合うなら、誰かスレお願いしたいけど…(出先なので、ちょっと建てられません)
中の人などいない・ディスティン(a12529) 2006年08月05日 17時
参加者はお疲れ様である。皆ご無事で何より。取り合えず相談スレを急ぎ立てておいた。
春暉・ポーラリス(a11761) 2006年08月05日 17時
偵察参加者も団長も、お疲れ(礼)。 色々な情報が得られたな。 
ハトの・アヤ(a13417) 2006年08月05日 17時
これで後は次の作戦の結果待ちか。さてどうなることやら。

星狩人・エトワール(a07250) 2006年08月05日 18時
見た感じ、本人達の意思で再建してるような気がするんですが・・・動かすにしても、難しいでしょうね。
白陽の剣士・セラフィード(a00935) 2006年08月05日 19時
参加したみんな、お疲れさま。 ・・・まさか奉仕種族がディグガードに残ってたなんて・・・
剣嵐武踏を舞う戦竜・ソウリュウ(a17212) 2006年08月05日 20時
参加したみんなお疲れさん。……しかし、流れが妙な方向に向いて来たな
恋を探して東西南北・フェイム(a14930) 2006年08月05日 21時
参加した人達はお疲れ様でしたなぁ〜ん。 ディグガードに悪の人達以外が住んでるとは思わなかったですなぁ〜ん。
旅人の篝火・マイト(a12506) 2006年08月05日 22時
皆さん、お疲れ様でした。意外な結果だったので、正直、驚いています。ただ、奉仕種族については、何某かの手を打たないと…。
狂風の・ジョジョ(a12711) 2006年08月05日 23時
・・・奉仕種族かぁ・・・
水鏡に映る蒼月・ミナノ(a37100) 2006年08月05日 23時
参加したみんなお疲れ様っ//奉仕種族か・・・まさかいるとは思わなかったからすごく驚いたよ・・・
陽だまりの歌い手・フレル(a00329) 2006年08月05日 23時
参加された皆様お疲れ様でした♪ 重傷者が居ない事からまずは良しでしょうか? 奉仕種族の方が居た情報は死地連戦でどの様に反映されるか心配ですが、強行偵察の参加者が上手く調整を取っているであろうと・・・祈りましょう♪(わ〜い♪)
狂気が乱舞の赤ペンギン・ヒナタ(a40516) 2006年08月05日 23時
くぁ〜依頼お〜疲れ♪んでディグガードに残〜った奉仕種族か〜・・・むふ、コ〜コは『悪』の軍団は悪役説で、キマイラ兵作成のた〜めに残してるト〜カ妄想一丁♪(穿ち過ぎ?
斬徹剣・オニマル(a47970) 2006年08月05日 23時
奉仕種族、か。ふむ……ともあれ、参加した人はお疲れ様。怪我人も出なくて何よりだ。
守護の剣・ジーン(a34701) 2006年08月06日 00時
参加者の方々はお疲れ様、だ。無事に任務を達成できたようで、良かった。 …またまた。厄介な事となったものであるな。
聖痕少女・イコン(a45744) 2006年08月06日 00時
皆お疲れ様……。……色々な意味で、意外だったね。
白いダークエルフの狂戦士・ギーギィ(a02960) 2006年08月06日 00時
参加した方はお疲れ〜。しかし、奉仕種族が生き残ってたんか…(汗
両義・シェイ(a12634) 2006年08月06日 00時
参加者の皆はお疲れ様。奉仕種族が生き残っていた事には素直に喜びたいところだけど…なんともな。
陸王・ブレス(a35451) 2006年08月06日 02時
ふーむ新たな謎が出て来たな… まぁ、取り敢えずは依頼参加した者はお疲れ様だな。
蒼穹に舞う翼・アウィス(a24878) 2006年08月06日 02時
参加された皆さん、お疲れ様でした。戦況はかなり厄介ですね。
風塵乱舞の・ヤチヨ(a14410) 2006年08月06日 03時
参加した皆はお疲れ〜 奉仕種族…状況はちゃうけどノスフェラトゥ戦役を思い出したわ。
静雪護刃・ノヴァリス(a30662) 2006年08月06日 10時
遅くなったがお疲れ様だ。……ふむ。

灰燼・ティーフェ(a35938) 2006年08月06日 10時
言い忘れてました..._| ̄|○ // 参加された方々は、ご無事で何よりです。..生き残っていた事が素直に驚きます。何処かの村からは、少し考え難いかなとも思いつつ。

星狩人・エトワール(a07250) 2006年08月06日 13時
・・・忘れてました。強行偵察に参加された皆さんはお疲れ様でした。
美獣乱舞・エアロ(a23837) 2006年08月06日 17時
まあ、なにはともあれお疲れさん。まだこっからがヤマだけどな。
美獣乱舞・エアロ(a23837) 2006年08月06日 17時
(ティーフェの『生き残っていた事が素直に驚き』ってセリフが、奉仕種族のことだと気付くまで少し時間がかかった。)
修行中の武騎士・アレスタ(a32233) 2006年08月06日 17時
遅れてしまったでござるが、参加者はお疲れでござる。……まさか奉仕種族がいるとは
泪月・キララ(a27645) 2006年08月06日 21時
参加したみんなお疲れ様。怪我人がいなくて何より。色々と問題も出てきたけど……

灰燼・ティーフェ(a35938) 2006年08月06日 21時
(エアロ様の言葉を見て)そういえば、主語が抜けていたという。..奉仕種族の方以外に家畜などの動物も居るのかなと思いつつ...。
暁ノ空を舞う謳風・クロノス(a33979) 2006年08月07日 00時
遅くなっちゃったけど、参加したみんな、お疲れさまなの。…ぅーん…色々厄介になってきたね…
仰望清夜・イーヴ(a14619) 2006年08月07日 01時
遅くなったね…参加した人はお疲れ様。怪我人が居なかったのは幸いだ。……奉仕種族、か。死地連戦への反映がどうなるかも、気になるところだね。…さて、どうするべきか。
白い月と澄み渡る青い空・リオネア(a27611) 2006年08月07日 01時
お、遅くなってしまいました…。参加したみんなお疲れ様なのです。奉仕種族…色々厄介に…
猛り狂いし紅蓮の大嵐・マディン(a34736) 2006年08月07日 03時
遅くなったけど、参加者はお疲れ様な。…奉仕種族、か…。助けられるのなら助けたいけど、な。

【霊査結果】『強行偵察』で持ち帰ったディグガードの瓦礫より 運命を信じてる霊査士・フォルトゥナ(a90326)

場所:竹林奥の水場   2006年08月07日 13時   発言数:1
 先日の強行偵察はお疲れさま。そして、死地連戦も……。
 皆の無事は、尊い命によって賄われていることを忘れず頑張りましょう。
 というわけで、今後のために標記の結果を伝えておくわね(リプレイ形式ではない点は、ご容赦ください)。

 ディグガードにて存在が確認された奉仕種族たち……都市(少なくとも外城壁)の修繕に当たっていた彼らは、どうやら『悪』の連中の手で近隣から連れ去られて来たようね。
 比較的平穏だった村から、彼らの襲撃によって攫われた者も居れば、トロウルの襲撃によって命を救われた者もいるでしょう。いつだったかに視た件と違うのは、それが男性だったから……つまり、働き手にするつもりで助けたんでしょうね。
 だから……奉仕種族の人たちの感情には、人それぞれで温度差があるみたいだけど、少なくともかつてのソルレオンに対する信頼や心服と言った感情はないみたい。むしろ、強者の庇護下でしか生きられない者たちや、恐怖で従わされているケースが殆どでしょう。
 その数も決して多くはないみたいだから、状況によっては避難誘導とか、私たちに打てる手もあるかも知れない。
 実際、ディグガードは王都だった訳で、その規模に比べれば私たちも『悪』の軍団も卑小な存在に過ぎない。意識的に盾に取るか、もしくは見境なく虐殺して回るとかでもないかぎり、すぐに巻き込むことはないと思うし……ただ、こればかりは霊査の力を以てしても予想がつかないわ。
 ただ……いずれにせよ、戦いの場にあって奉仕種族は無力な存在(極端な話、足手まとい)だって事だけは忘れないで。それと……敢えて誤解を恐れずに言うなら、彼らは同盟(希望のグリモア)の民でもないってことも、ね。

 それから……『悪』の連中の考えだけど、そっちは良く分からない。私たちの常識では計れないし、そもそも筋の通った思考をしているのかさえ怪しいわね。
 ただ、今回視て分かったことは、彼らがディグガードをこそ自分たちの街であり、かつまた『聖地』のように考えていること。まだ、都市の内部が復興した訳でも何でもないし、そこで城壁を優先したってことは、(彼らの言う)外敵を中に入れないという意思の顕れだと思うから。
 であれば、誘導後の彼らの動きは想像つくわね? あとは皆で考えて頂戴。すぐに次の戦いは始まるわよ。

                         以  上
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