斉藤七海

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●むげふぁんの思い出

 無限のファンタジア開始当初からマスターをさせて戴き、早6年ですか。思えば、ホントに色々なことにチャレンジさせて頂きました……(しみじみ)。

 印象深かったことを、いくつか振り返ってみますね。
 まず最初は、平日も毎日選択を迫られたリザードマン侵略時の作戦旅団を担当させて頂いたこと。私も毎日がドキドキでした。その最後を締め括ったリザードマンの将ガウローとの会談、これは描いてみて、とても感慨深いものがあります。
 そして、その流れでGG『城塞都市レグルス』を担当。「戦後の復興」と「戦争に起因した、冒険者に対する反感への対峙」がテーマでした。元冒険者の敵もいて、実はキマイラ化の伏線だったって知ってますか?
 その後、私の中で大きいのは、ユイノを担当させて頂いたこと。TRPG発売時の公式NPCでした。レア物ハンターになったのは私の趣味ですけどね。
 次に、トロウルとの戦争。この時の敗北は何より衝撃だった方も多いのではないでしょうか? そしてこの流れから、西方プーカ街道機動警衛隊を担当できた事も貴重な思い出です。――とくれば当然ながら避けて通れないのが、悪の旗ヴァルゴンですよね。なかなか渋くて格好良いヤツでした……。
 そして最近になってからは、ドラグナーやらキマイラやらの氾濫。知性ある敵ってのは描いてても凄くやりがいがありました。まだまだ描きたいネタはあったのに……。

 他にも各々の依頼における思い出まで挙げていくと、キリがないので語りませんが、これまでに関わってきた皆様、依頼に入ってくれた方々への感謝でいっぱいです。私はココに胸を張って、皆様に育てていただいたと言いたいです。
 そんな訳で残りわずかとなった、無限のファンタジア。その最後のひと時を……皆様に喜んで頂けるよう、精一杯務めさせて頂きたく存じます。いずれまた、『無限のファンタジアの最後のシナリオ』を執筆させて頂くその日まで、どうか斉藤七海をよろしくお願いいたします。

●むげふぁんの思い出とは?
 2009年11月2日から11月30日の期間で、ショートストーリー受注の際に公開した、マスターからのむげふぁんの思い出を綴ったページです。