<リプレイ>
●まじかる☆みらくる☆大・変・身♪ 魔法少女。 それは夢であり、憧れの存在。 なりたいと願った少女は、はたして過去にどれ程いたことだろうか。 しかし願ったところで……。 「それはもういいから!」 失敬。 とにかく今、ドリカフェ魔法少女部隊の面々は、まじかる★みみーwithリビングでっどガールズ(仮称)と、廃校の屋上で魔法対決っぽい戦いを余儀なくされていたのだ。
「私達を差し置いて、リビングデッド風情が魔法少女を名乗ろうとは!」 紅く輝く紅蓮魔王神槍エトナールを突き出し、エトナ・ファンタリズム(紅炎を纏いし美少女魔王神・b36167)が先陣を切って名乗りをあげる。 「キュートな美少女超極悪魔王神、りりかる☆エトナ参上!」 続くのは、禍々しい真紅の輝きを放つ螺旋紅槍☆ブラットエクスを構えた式銀・冬華(闇に翻弄されし暗黒騎士・b43308)。 「紅き鮮血を纏いて。マジカル☆とうか、狙い撃つよー☆ 」 狼にも似たオーラを纏いながらのその叫びは、先程までのニヒルな彼女からはとても想像がつかないほどにマジカルだ。 「魔法少女見習い・てぃんくる☆なごみん、あなたのハートを撃ち抜かせていただきますー」 詠唱ライフルを杖に見立てた小春日・なごみ(ルーベットベル・b48096)は、仲間達をサポートするためやや後方へ下がってゆく。 「みんなを守って! ドリーム☆めるるんのどりーむ☆ばりあーなの、です!」 凍夜・夢流(夢のひとひら・b45667)は、マジカル☆ステッキをくるんくるんと光らせて、仲間達を幻夢のバリアで包み込んだ。 「マジカル☆しおりん、魔法少女を騙る悪者を懲らしめちゃいますっ♪」 「蒼月の加護を受け……まじかる☆まりりん只今惨状☆」 銀・紫桜里(魔を秘めし剣持つ戦乙女・b30535)と蒼氷・麻凛(蒼月和華・b42218)が、並んで可憐なポーズを決める。尤もしおりんは頭上で四尺七寸の刀をぶん回し、まりりんは髪を逆立て身体に虎のような紋様を浮かび上がらせているのだが。 更にそこに、麻痺から立ち直った涼風・ユエル(アイドルはじめました・b47845)も、愛と正義を守るために並び立つ。 「青き風のドリーム☆ゆえるん、装いも新たにただ今参上!」 そして、唯一の魔法少年暗都・魎夜(真っ赤に燃え滾る血潮・b42300)が、モジモジしながら名乗りをあげようとしたその瞬間……! 『キラキラめろめろ痺れちゃえっ♪ らいとにんぐ☆ぼると!』 「あっ、ずるい!」 まだ全員の名乗りが終わってないのに! 幸い微妙な放電に終わったものの、当然のように非難囂々。だが、ゴーストがそんなこと聞くはずもない。 「ドリーム☆リョーちゃん、ここに……見ざ……って、わっ!?」 ずがんと派手に振り下ろされる、リビングデッドのピンクの大剣。それも続けざまに3本。 うち2本は気合で回避したものの、流石にすべてはかわしきれない。 「りょーちゃん……」 見つめるなごみんの目元から、何かがほろりと零れ落ちた。
●魔法の力でお仕置きヨッ☆ そんなこんなで、いよいよ始まってしまった本格的な戦い。 「あなたの血を見せてね! ブラッティ☆クロスーっ!」 「偽者の魔法少女は私たちが成敗しますッ!!」 杖を振るう魔法少女の攻撃をギリギリでかわし、とうかがクロストリガーをぶっ放す。そして蹌踉めいたガールズを、すかさずしおりんが黒影剣でぶった斬り、早くも1人目を撃破。 「そこのあなた?『お前達も違うだろッ!?』とか野暮なツッコミは無しですよ♪」 しおりん、何故かカメラ目線で誰かにアピール。 「どりーむ☆ぼむで寝ちゃって下さいなの……ですっ」 お付きのクランに火花での攻撃指令を出しながら、ガールズへ悪夢の塊を投げつけるめるるん。 ボフッと炸裂したそれは、杖のガールズ2人と剣のガールズ1人を、深い眠りへと誘った。 『ぱわふる☆とるねーどッ!』 まだ起きていたガールズが、グワッと大剣をぶん回す。 「ああっ! りょーちゃん!」 「またオレ!?」 思いっきり巻き込まれた、ゆえるん、リョーちゃん、そしてクラン。しかもリョーちゃん、当たり所が悪くて麻痺する始末。 続けて今度は、後方のガールズがずがごーんと砲撃を行い、更にまたみみーが雷を迸らせた。 「くっ!」 「きゃぁぁっ!」 先程とは比べものにならない雷撃に、各所から悲鳴が上がる。 たとえるなら、変身少女のアニメとかで、主人公達が敵の電撃に「あぁぁっ!!」って悶えるような、そんなビジュアル。 「くぅっ……鉄拳制裁と言う名の御奉仕……させて頂きまーす!」 まりりんは歯を食いしばって立ち上がると、大剣のガールズを見事一撃で凍てつかせ、落とした。 「ふふっ、さっきのお返し☆ 行けっ、ドリーム☆パラライズ!」 とにかくみみーを封じようと、ゆえるんがキノコを投げつける。だが流石はみみー、そう簡単には麻痺してくれない。 「皆の怪我は私の魔法の風で治してあげるよ☆」 「めるるんも……手伝うの、ですっ」 「ふぇ、有難うですー……」 エトナの吹かせた清らかな風が、仲間達の傷を癒す。更にめるるんの展開したフィールドの力で、全員完全に、とまではいかないものの、皆だいぶ回復できたようだ。 とりあえずまだ交代の必要はなさそうかなと思ったなごみんは、中程に立ったままで最後の大剣ガールをライフルで撃ち、とうかも同じガールにキノコの弾丸を撃ち込んだ。 「今までのお返しだ! 最初はちょっとだけ痛いぜ? スーパー魎夜スパイラル!」 『キャーッ!』 そしてリョーちゃんの、ちょっと微妙なネーミングの攻撃により、3人目の大剣ガールも遂に倒れた。 『みみー負けないッ★ 心振るわす乙女の衝撃、しょっく☆うぇーいぶっ♪』 なんとなく健気さをアピールするようなポーズをとりながら、みみーが衝撃波を放つ。 「かっ、体が……」 「動かない!?」 驚愕の表情を浮かべて固まる、しおりん、まりりん、とうか、あるるん。 ちょっぴり大袈裟なリアクションも、魔法少女のお約束。 「むぅ……偽者でも、強敵ですか……負けないですよ!」 幸いすぐに回復したまりりんは、キュッと唇の端を噛み、杖ガールをフロストファングで引き裂いた。 『やぁぁん……ッ!』 蹌踉めきながらもてぃんくる☆ばすたーを放とうとしたガールだが、それより早くクランの火花がもきゅっと飛んで崩れ落ちる。 「ドリーム☆パラライズ! 今度こそ避けさせないんだからねっ♪」 ゆえるん渾身のパラライズファンガスが、みみーの頭にぽふっと当たり、遂に念願の根を張った。 「やったねゆえるん! さぁみんな、今のうちだよっ☆」 みみーの動きが止まった今のうちに! エトナが清らかな風を吹かせて仲間達を麻痺から救い、なごみん、とうか、しおりんが、流れるような連携で2人目の杖ガールを、そしてバスターの反撃をくらいながらも、めるるんはどりーむ☆ばりあーで皆を癒し、それに応えるように、りょーちゃんとクラン、まりりんが、最後の杖ガールを討ち取った。 『ひどぉい……! でも、みみー負けなイッ★』 キラキラと少女漫画のような光を纏い、みみーが麻痺を払拭する。そして、にゃんこ型タンバリンを空に掲げてシャラララランと鳴らし、魔法少女部隊の頭上に激しい稲妻を奔らせた。 「きゃああっ!」 魔法少女部隊を、最大のピンチが襲う!! はいここで一旦CMです。
●魔法の力で解決しちゃえ! ───ぴかぴか、きらきら。 迸る雷撃、キラキラと飛び交う星とハート。 ドリカフェ魔法少女部隊とみみーの戦いは、熾烈を窮めていた。 残るはみみー唯一人。 だが、そう簡単に倒せる相手ではない。 「みんな、頑張って!」 エトナが浄化の風を吹かせ、仲間達を援護する。 「いくですよー……ミーティア☆ストライク!」 片膝立ちし、肩にライフル……ではなく杖を構えたなごみんは、みみーの胸元に浮かび上がらせた十字架の紋様めがけ、びしっと光弾を撃ち込んだ。 「あの世に送ってあげる☆ ファンファンシュートっ!」 キノコを思いっきり撃ち出すとうか。だが惜しくも直撃には至らず、直後に放たれたクランの火花も、ぴょんと横跳ねでかわされてしまった。 「みなさんのために……ドリーム☆めるるん、頑張るの、です!」 夢の力で、必死に仲間達を支えるめるるん。 「いきますよまりりんっ!」 「任せてしおりーんっ!」 『やぁんっ! すっごい卑怯!』 左右からの同時攻撃を受け、みみーがキャーキャー騒ぎ出す。 「ふふっ、何の事ですか? まりりんには解かりません」 「魔法少女の仕様だから、気にしたらダメですよ♪」 まりりん、しおりん、すっとぼけ方も見事に息が合っている。 「くらえ! 暗闇斬り!」 やはり微妙な技名を叫び、リョーちゃんがみみーに斬りかかる。 『そう何度もやられないもんッ♪』 みみーはそれを、可憐なバックステップでかわすと、なんかキラキラとした風を全身に纏い傷を癒した。 『ひーりんぐ☆えあ……ひとりぼっちでも、みみー負けないッ★』 「でも、ボクの動きに付いてこれるかな♪ ムーンライト☆ストライク!」 ゆえるんの蹴りが、すぱーんと華麗に放たれる。そしてエトナも攻撃に転じ、槍の先から炎の弾を撃ち出した。 「ミーティア☆ストライク! アセンブル!!」 「あなたの血を見せてね! ブラッティ☆クロスーっ!」 『きゃあぁぁっ!?』 なごみん、とうかの、続けざまのクロストリガー。 予想外の激しい追撃を受け、みみーの体が後ろに傾く。 「あと少し……です!」 傷深い仲間の元へクランを向かわせながら、尚もステッキを振って夢の力を与えるめるるん。 「さぁ、終わりにしましょうね♪」 何だかとってもイイ笑顔で、しおりんが月華美刃に漆黒のオーラを纏わせる。 『みみー負けないッ!』 けれどみみーは、それをキラキラした小手で受け止め、続くりょーちゃんの攻撃も、可憐なステップで回避してみせた。 「ぇと……、避けたら怒ります♪」 そう言いつつ放たれたまりりんのクロストリガーは、避けられはしなかったものの、しっかり防御されてしまった。 「え、ぇと……」 どうしたものか、困るまりりん。 その時、凄まじい電撃がまた魔法少女部隊を襲った。 『みんなみんな黒焦げお星様になっちゃえ★ らいとにんぐ☆ぼるとっ!』 身体中を引き裂くような、激しい電撃。 けれど魔法少女部隊は、これしきのことではめげなかった! 「これしき……ッ! いっくよー、マジカルドリームコンビネーションだ☆」 強大なエネルギーを帯びた風をその身に纏いながら、ゆえるんが仲間達へ向かって叫んだ。 それに頷き、タイミングを合わせてエトナがフレイムキャノンを放つ。 「これが私の全力全開! 魔法の弾丸をくらえ!!!」 『きゃあっ!!』 みみーの体が、ぼぅっと炎に包まれる。 「これで決めてみせるですー!」 「さて、お仕置きの時間だよ! 正義の一撃、受けなさいっ!!」 「ラスト行きますッ! 正義の鉄槌享けてみよー!!」 なごみん、とうか、まりりんの、クロストリガー三連撃。 「この一撃でぶった切る! 暗闇斬りFINAL!」 「もきゅきゅきゅー!」 リョーちゃんの気合いがこもった黒影剣に、クランのパチパチ火花が続く。 『まじかるみみー最大のピンチ! でも、負けない……ッ!』 その身を蝕む炎と氷を払拭し、みみーは癒しの風をその身に纏った。けれど直後、その頭上にめるるんが投げた悪夢の塊が落下する。 『はにゃ……』 「せーばいなの、です!」 こてんと崩れ落ち、すぴすぴ寝息を立てはじめるみみー。 そこに、しおりんとゆえるんの攻撃が、至近距離から容赦なく同時に叩き込まれた。 「ノワール! ストラァァァァイクッ!!」 「これで最後だよ♪ 必殺、エアリアル☆ストライク!」 『キャァァァァァァァァーーーッ!!!』 「これこそ私達、真の魔法少女の力なんだよ! 私達との魔法少女の差をあの世で再確認しな♪」 「心に刻んであの世へ逝ってねー」 甲高い断末魔とともに。 偽の魔法少女みみーは、この世から永遠に消え去った。
●さぁっ、みんなで勝利のポーズッ♪ 熱く激しい魔法対決は、ここに遂に幕を下ろした。 「これにて戦闘終了!!!」 右手でビシッとVサインを突き出し、左眼でウィンクをするエトナ。 「青き翼をその身に背負い、更なる進化を遂げたドリーム☆ゆえるんに負けは無いっ!」 「我らドリカフェ魔法少女部隊に敵は無し!」 ゆえるんととうかも、並んで勝利のポーズを決める。 仁王立ちのリョーちゃんは、剣を空に向けて高く掲げていた。メイド服姿で。 「世界に銀の雨が降る限り、魔法少女の戦いは終わらないのですー! 」 「勝利の記念なの……ですよ」 なごみ達も、それぞれピシッと勝利のポーズを決め、これで漸く本当の終焉。 彼女達は変身を解き、魔法少女から能力者へ……いち学生の姿へと戻った。
そして、静寂を取り戻した廃校の屋上。 「ドリカフェ魔法少女部隊の初陣を勝利で飾れましたね♪」 「マジカル☆みみー……手強い敵だったけど、次は友達か仲間として会いたいな! 」 紫桜里とユエルは上機嫌で勝利を語り合い、なごみもエトナと一緒に再度決めポーズをとっている。 しかし一方で、羞恥心やら自己嫌悪やらに押し潰されそうになっている人達の姿も。 「この……生まれついての…サービス精神が……憎い」 「違う…アレは断じて違うッ!! 忘れろ自分。寧ろ、夢だった……と、思いたい……」 魎夜は隅っこに蹲り、頭上にずむーんとどどめ色の影を落として地面にのの字を書いていた。 その隣では、麻凛がすっかり現実逃避モードに突入してしまっていた。 「まぁ……そんな事もあるよな……」 そんな彼らを、やや離れた場所から憐憫の情をこめて見つめる冬華。 心中、どことなく察することが出来るのだろうか……。 「さてと、この後はどうしようか?」 「ドリカフェで、皆さんでお茶でもしたいな〜なの、です」 その問いに、夢流がほんわかとした笑みでこたえる。 「ああ、それが良いかもしれないな」 「はいはーい! 賛成ですよー♪」 異論を唱えるものは誰もなく、彼女達は、笑顔で屋上をあとにした。
まだ若干、どんよりした表情の者もいるようだが……まぁ、多分そのうち吹っ切れるでしょう!
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参加者:8人
作成日:2009/05/10
得票数:楽しい4
笑える13
怖すぎ1
ハートフル1
えっち1
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冒険結果:成功!
重傷者:なし
死亡者:なし
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