≪大根畑≫大根姫と南瓜陰陽師と白馬の王子様


<オープニング>


 ここはとある閑静な大根畑。
 日がだいぶ傾いてから、いつもの様に畑へとやってきた一同。
 だが、そこには奇妙な先客の姿があった……。
『やめて、私のために争わないでっ!?』
 仲裁に入ろうとしているように見える、白き大根の姫君(むきむきマッスル)と、
『大根さんは渡さないっ!』
『ふふ……キミの様な軟弱な男に彼女を守れるかな? 姫は私が貰っていくよ!』
 どう見てもそれを求めて争う、南瓜パンツを穿いた陰陽師(美少年ショタ)と、胡瓜の蔦の様な鞭をしならせる白馬の王子(風美少女)。
「……そういえば、胡瓜って南瓜に接木して作る場合があるみたいなので、相性としてはいいみたいですよ?」
 そっと、祐理が話題を逸らす。
「大根姫を巡る胡瓜×南瓜のまさかのカップリング!?」
 小夏も現実を見ないようそれに食いつく。
 嗚呼、なんという現実逃避……!
『もう私はどうなってもいいの』
『大根さんを悲しませなんて最低だよっ!』
『ふっ、軟弱なキミのせいであると理解できないのか……』
『な、なにい!』
 ………。
 …………。
「終わりそうにありませんね」
「何とも業が深そうだし、倒さないとどうしようもないかな」
 紗耶と、摩那が争う三人を見つめる。
 ……というよりも足元でじゃらじゃらと音を立てている鎖の方だろうか。
「そう、いまこそ南瓜と胡瓜の長き戦いに終止符をつけるときだ」
 そこに屹然と、冬華が言う。
「それ……単に面白がって言っただけだろう」
「もちろんだ」
 カズマの突っ込みに、冬華が当然のようにうなずく。
『……あら、誰かいるわっ!』
『いつの間にっ!』
『さては、キミたちも大根姫を狙っているのか?!』
 能力者達が一斉に首を横に振った。
『やはりそうか! ならば決闘だ!!』
「何でそうなるの?!」
 慌てる能力者達、戦意を上げる地縛霊達。
「小夏おねえちゃん」
「うん、戦うしかないよっ!」
 漣と、小夏がイグニッションカードを取り出す。
「もう少し成り行きを見ていたいところでしたが」
 菜々香がちょっと残念そうに、
「行くぞっ!」
 そして、他の者達も――。
「「イグニッション!!」」

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参加者
黒木・摩那(深遠なる碧き鏡の剣士・b12406)
沢城・カズマ(ヘンタレイ・b31224)
出雲・小夏(かぼまん・b33740)
小鳥遊・祐理(封絶花・b36865)
式銀・冬華(三千世界のたぬ王・b43308)
天宮・漣(れもまん・b52754)
川嶋・菜々香(後方の青色・b62613)
綾川・紗耶(青き薔薇の輝きを具現せし者・b64932)



<リプレイ>


 叫びと共に、カードに封じ込めた力が解き放たれた。
『なにっ?!』
 地縛霊達がたたらを踏み、能力者達を見遣れば――互いの視線がぶつかり合う。
 共に厳しいものを予感して、一瞬の沈黙。
「ひいい……なっ何でこんな恐ろしいコトにっ」
 ……ええと、訂正。出雲・小夏(かぼまん・b33740)は早くも及び腰だった。
「私南瓜倒れるまで隠れてちゃ……だっダメだよねやっぱ……」
 当然とばかりに、仲間が首を横に振る。
『早くも怖気づたりして情けないよ。でも、無理もないか』
『ああ……私の実力に気付いて、姫に手を出そうとしたことを悔いているのだろう』
『違う僕のだっ!』
『軟弱なキミに、誰が脅えると』
 小夏の様子に気が緩んだのか、こちらはまた口論を。
「おぉー、何だかとっても面し……素敵な光景なのですっ♪ 姫はどちらのキューコンを受けるでしょうかっ?」
 どきどきしながらその様子を見守る、天宮・漣(れもまん・b52754)。
(「向こうの夫婦漫才+ライバルをもうちょっと見ていたい気もしますが、皆との絡みも捨てがたいので、こっちで攻めてみましょうっ♪」)
 小鳥遊・祐理(封絶花・b36865)は密かに別の事を画策中……というか、楽しんでますね。
「何か嫌な視線を感じるのは気のせいかな……?」
 それを敏感に感じとって、小夏が備えるように後退る。
「いや、それは期待だ。今こそ南瓜と胡瓜の長き戦いに終止符を打つ時――つまり克服するんだ」
 式銀・冬華(三千世界のたぬ王・b43308)が肩に手を置いて菩薩のような目で見守る。
 言い直すと逃げ道を塞いだという。
「そう、克服するいい機会だ。なんだかとんでもない展開になりそうだが、ここですべてを乗り越えようぜ、小夏、紗耶!」
 沢城・カズマ(ヘンタレイ・b31224)が情熱を持って呼び掛ける。
 その思いを表すかのように白いタキシードが翻った。
「皆、何か企んでるっ?!」
「嫌な予感しかしませんわ」
 小夏と、綾川・紗耶(青き薔薇の輝きを具現せし者・b64932)が顔を見合わせた。
「そ、そんなことはないぜ」
「じゃあ、なんで名指しなの?」
「そんなこと言っている間に敵が来ますよ」
 祐理が警告と共に激しい吹雪を巻き起こす。
「さぁ、夏野菜と秋野菜は氷に吹かれてだめになっちゃいなさいっ♪」
『待って、大根は違うわ――きゃぁあああ』
 何か、抗議の声も聞こえてきたけど、それも吹雪に飲まれていく。
「まあ、ついでということでっ♪」


『許せないっ。可憐な姫まで攻撃するなんて、もう君達を許すもんか!』
 ――ドドッー!
『……えっ?!』
 憤慨する南瓜陰陽師に、猛烈な勢いで何かが迫ってくる。
 思わず、手にした南瓜を盾代わりに前へ。
 だが、何の衝撃も無く。恐る恐る南瓜を横にずらすと、
「じ、実は好きなんです! 付き合って下さい」
 いきなり、黒木・摩那(深遠なる碧き鏡の剣士・b12406)の告白が飛び込んできた。
 何を言っているだ、と思わず呆然。
「小夏ちゃんと!」
 おまけに当人じゃなかった!
「えーーっ?!」
 それに、小夏が何を言ってるのと絶叫!
「あぁ、見えて(?)、小夏ちゃんって内気で素直じゃなくて、好きなものにはつい辛く当たっちゃうんです。だから小夏ちゃんの真意を汲み取って下さい!」
「えーーーっ?!」
 再び絶叫。
「小夏、放課後に一人で南瓜をなでなでしているのは知ってるんだ。そろそろデレてみたらどうだ?」
「そんなことしてないっ! するわけないっ! 恐ろしい事言わないでーっ!!」
 とうとう奈々香まで加わって、小夏は涙目ながらに否定を繰り返す。
『ああ言っているようだけど……?』
「ただの照れ隠しですよ♪」
「違うーーっ!」
 と、小夏が絶叫している頃。胡瓜こと白馬の王子には、漣と、冬華が当たっていた。
「えへへ、貴女のような美しい女性は初めて拝見したのですっ。ぜひ、レンの姫になって頂けませんかっ?」
『見える目はあるようだ。だが、私の心は既に姫のもの。残念だが、キミの姫になるわけにいかない』
「残念なのですっ。じゃあ、レンの代わりに美少女を紹介するですっ」
『いや、だからなんびとたりとも……』
 否定はしたものの白馬の王子の視線は、漣が示す先へ。
「いやー胡瓜嫌いー」
 そこにいたのは、これまた全力で相手を否定している紗耶であった。
「胡瓜……奴はギネスで『世界一栄養が無い野菜』って言われるくらいですのよ!」
『どう見ても嫌がっているようにしか見えないが……?』
「お前は勘違いをしている。見ろ、彼女がお前に向ける純粋な好意の目を」
 間髪入れず、冬華がフォロー。
 もっとも紗耶の目は敵意以外のなにものも感じられない……。
「純粋な愛情を向ける無垢なる少女をムゲにするなんて、騎士道に反する事ですよねっ?」
『純粋も何も……』
「食べられなくて何が悪いのですか、胡瓜嫌いーいやー」
 漣はそう言うが、どう見たって嫌がっているようにしか見えない。
「お前は彼女の純粋な好意を踏みにじるつもりかっ!」
 言いながら、冬華が封神十絶陣。
 不意を突かれて、白馬の王子が手傷を負う。
「この痛みが紗耶の痛みと知るが良い。……やばい、面白くなってきた」
「では、私も。――胡瓜さんの血は、胡瓜っぽい味がするのかなぁ」
 わくわくと好奇の色を浮かて、漣も参戦。
『説得しながら攻撃してくるとはどういう了見だ』
「お前はまだ分かっていない。見ろ! ああ言いながらも、紗耶はお前を攻撃してないではないか!」
『なんだと?! ……確かに』
 冬華の言葉は真実であった。紗耶の光の槍は先ほどから南瓜陰陽師に狙いを絞っている。……ただ、「胡瓜を先に倒したいのですわ」と涙していることを除けば……そうとれなくない。
「この世界にはツンデレという人種がいる。好きな人が目の前にいても、第三者がいるとツンツンしちゃう人達のことだ。今回の戦闘を通して小夏と紗耶がツンデレであることを証明してやろう!」
 そこに、川嶋・菜々香(後方の青色・b62613)が爆弾を投下。
「えと、小夏おねえちゃんと紗耶ちゃんは、ファイトーですっ♪」
 漣は無邪気にエールを送る。
「ふむ、素晴らしきかな愛の情熱」
 冬華は腕を組んでうんうんとうなずいている。
「ツンデレじゃないっ!」
「ツンデレ違いますわ!」
「うんうん、ツンデレはみんなそう言うんだ」
 小夏と、紗耶の必死の抗議も仲間達の声に埋もれていく。
(「さすがは我が結社が誇る美少女軍団。引き付けは十分だな」)
 注意が逸れている隙に、カズマが大根姫と対峙していた。
(「俺は大根姫の足止め。だが彼女は生半可な手段では振り向いてくれない。だがら俺は――」)
 大きく息を吸い込む。
「あぁ、なんと美しい肉体美! この世のどんな芸術家も貴方の美しさを再現することなどできはしない! 佇む姿はヴィーナスすら裸足で逃げ出す美の極致! どうかその視線を俺だけに!」
 歯の浮くようのセリフが立て板に水のように流れていく。
 大根姫も満更じゃないのか、少し頬が赤くなった。
「私にだってそんなベタ褒め台詞言った事無いのにっ!」
 対照的に、小夏がきぃーっと唇を噛む。ついでに大根姫に嫉妬の炎(フレイムキャノン)が飛んだ。
『ああっ、姫になんてことするんだっ』
 見過ごせぬと、南瓜陰陽師が南瓜を投げつける。
 狙いはダイレクトに小夏の口へ。
 もっとも、このままでは大きすぎて顔面に直撃コース!
「ひいいー!」
 小夏が縮こまろうとしたとき、ケルベロスオメガのらおーが飛び込んできた。
 主人を守るため、飛んでくる南瓜に体当たり。
「らおーっ♪」
 手傷は負ったが、まだまだ戦えると南瓜陰陽師に炎を飛ばして牽制する。
 更に紗耶のケルベロスオメガも加わって――ダブルおめがーずの攻撃が敵の勢いを削ぎ始めた。
『まずいわ、あのままでは南瓜様がっ』
 大根姫が慌てて美声を発しようとしたところに、
「はいストップ! 視線こっちに!」
 カズマが言葉で捕まえる。まるでカメラを写す様な仕草で大根姫の注意を惹き付けようと試みる。
 躊躇(ちゅうちょ)は一瞬。
『うふっ』
 ちやほやされることに慣れてしまった大根姫に断れようもない。
「物騒な武器なんて君には似合わないぜ!」
 その隙に螺旋状の詠唱停止プログラムを纏わせて、カズマが思いっきり殴りつける。
 ――入った!
 だが、大根姫の強力なウインクもカズマに届いている。つまり石化だ。
「おいおい、愛が足りないぞ?」
「しっかりしてくださいっ」
 慌てて、冬華がヤドリギの祝福で、祐理がヘブンズパッションで石化と傷を癒す。
「しかし……血まみれでプロポーズするも一興だったか?」
「助けてくれたのは感謝するけど、今日は白のタキシードだからな」
 冬華の軽口に付き合いながらも、カズマがそのまま大根姫の動きを牽制。
 その間に、南瓜陰陽師は追い詰められていく。
「ここは大根を諦めて小夏ちゃんと付き合ってくださいー」
『いやだよっ』
 疾風の如き、摩那の二刀を凌いで南瓜陰陽師は距離を取る。
「日頃の恨みつらみを込めつつ焼き南瓜にしてあげるっ!」
 そこに、小夏のフレイムキャノン!
「小夏ちゃんが南瓜に燃える愛の告白(キャノン)してますっ! やっぱり嫌よ嫌よも好きの内だったんですねっ♪」
「違うーーーっ!」
 祐理の言葉をすぐさま否定。まさに油断も隙も無い。
「残念だが、小夏と紗耶は大根に普通に接しているのか……こちらは脈無しだな」
 そこに何を思ったのか、菜々香がつぶやく。
「そんなことを言う菜々香ちゃんもきっと大根にツンデレさんなんですよねっ♪ 別に照れなくてもいいんですよ? さ、どかーんと愛の告白にいってらっしゃいですっ♪」
「ふむ、菜々香も大根と何か因縁があるようだ。もしかして大好物なのか?」
 言ったら、あっという間に、祐理と、冬華が食いついた。……なんか二人ともいい顔してます。
「ほう、私が大根にツンデレだと? ふ、時が来たか」
 って、菜々香もいい顔してます?!
「大根、私の気持ち、受け取れ!」
 発動する蟲の知らせ奥義! で、降ってくる太い枝。
『……いたぁい』
「この気持ち、どう解釈するかはお前の好きにするが良い」
 ……ええっと、どう解釈しろと?
 大根姫はよく分からずに困惑中。
「胡瓜が嫌いなんて、なんてもったいない。南瓜が嫌いなんて、なんて不幸な。好き嫌いはダメ。お野菜は農家の人が心をこめて作ったものだから、おいしくいただくのが礼儀というものです」
 おっと、ここで摩那が口を開いた。
「つまり、胡瓜嫌いとか、南瓜嫌いはこういう機会に是非とも克服しないとね」
 素敵な笑顔。
 だけど絶対に答えじゃないよね、これ!
『こらっ! 姫を弄ぶなーっ!』
 南瓜陰陽師が許せないと、乾坤一擲の大技を摩那に。
「あんな大根よりも絶対に小夏ちゃんの方がお似合いなのです。ここは大根を諦めて小夏ちゃんと付き合ってくださいー」
 摩那も負けじと必殺のデモンストランダムで迎撃。
 激突する力と力。
 互いに膝を崩し――南瓜陰陽師の方がそのまま倒れ伏した。
『ああっ、南瓜様っ!』
 大根姫の嘆きを余所に、能力者達はようやく全ての力を解き放つ。
「漣ちゃんっ!」
「これで充電して、浮気はめーって怒らないとですっ」
 小夏の手にギンギンーパワーZが渡る。
 菜々香が、摩那に駆け寄って白燐奏甲を施した。他にも温存しておいた強化アビリティが次々と。
『許せません! あなたたちにも南瓜様と同じ苦しみを!』
 だが、怒りに燃える大根姫は遂に鼓膜を破るような叫びを放つ!
 気迫の篭ったそれに詠唱兵器の動きが止まっていく。
「他なんていいじゃないか! まずは俺の思いに応えてくれ!」
 その最中(さなか)、カズマが踏み込んで渾身のデモンストランダム!
 続いて難を逃れた、漣と、菜々香も攻撃を重ねる。
 突き刺さった刃に大根姫も倒れ――残るは遂に白馬の王子のみ。
「……でも、これで胡瓜は切りたくないですわ」
 もっともアビリティ切れで、紗耶は念動剣と敵を見比べている。
 切れば、きっと匂いがつく。あの嫌な匂いが……。
「紗耶ちゃん好き嫌いはダメだよーっ♪」
 もう南瓜が居ないせいか、小夏は余裕の表情。
「NOー胡瓜ー滅びてしまえばいいのですわーー」
 対して、紗耶は恐怖で顔を青ざめる。
「むむぅ……紗耶ちゃんは一筋縄じゃいかないかもです……。やっぱり最後の手段に頼るしか……!」
 祐理が五円玉に紐を通す。これは、あれだろう。目の前で揺らして催眠をかける、あれだ!
「紗耶……大人になる時だ。さあ、私達は気にせずデレるが良い」
「デレたりしませんわーー!」
 あくまでツンデレ路線に導こうとする菜々香。
 一体戦いはどうなってしまうのか。
 ――ガブッ。
「「……あっ」」
 注意が逸れたところを、らおーとフィルがかじり倒していた……。


「カズマさんの浮気者っ」
「あれは作戦上のことだったんだって。ていうか俺の人生で小夏以外の女の子なんていらないし」
「……本当?」
「当たり前だろう」
「……ごめんね、疑ったりして」
「俺も悪かったよ」
 ………。
 戦いが終わった途端に惚気だよ……。
 他の者達がやっていられないと関心を逸らしていく。
「ふぅ……やはり簡単にはツンデレを理解することはできませんでしたわ……ですが、わたくし達の真理への追求はまだ始まったばかりですわ!」
 ……ええと、菜々香の言ったような要素が欠片でもあったか?
 いや、無かったはずだ!
「洗って匂いがとれるまでは近寄らないでね」
「がうっ?!」
 今も紗耶がフィルを邪険にしているが……うん、これはツンデレではない!
「小夏おねえちゃんも紗耶ちゃんも、トラウマさん、治りましたですかっ?」
 そこに、漣が無邪気に問い掛ける。
 二人して、うっという顔をした。
「南瓜も胡瓜も、とっても美味しいのに食べられないなんて、もったいないのですよー」
 ねー、と近くにいたダブルおめがーずに話を振れば、彼らは共にうなずきを返す。
「裏切り者ーー」
 先に裏切ったのはどちらだったかと、フィルは素知らぬ顔。
「折角ですし、皆の好きな野菜(主に南瓜、胡瓜)でバーベキューでもしませんかっ♪」
「なら、俺は南瓜の煮物に、胡瓜と大根のサラダを用意しよう」
 祐理と、冬華の言葉に、二人の顔がさっと青くなった。
「きっとこの戦いでみんな弱点を克服出来たに違いない。今日は腕によりをかけて南瓜・胡瓜・大根料理を振舞うとしよう」
 いかにも楽しそうに、冬華が言葉を続ける。
「いいいいやーーーっ!」
「胡瓜……嫌い……胡瓜……嫌い……」
 哀れな声がこだまする。
「やっぱり、小夏ちゃんは南瓜に一度は当たった方が良かったと思うんです。そうすればショックで好きになった……かなー?」
 それに、摩那が思案顔。
「絶対に無理ーーっ!」
 嗚呼、克服できるのはいつの日であろうか。少なくとも今日でないのは確かである。


マスター:てぃーつー 紹介ページ
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参加者:8人
作成日:2010/09/04
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