何のための、力


<オープニング>


「はぁ……はぁ……」
 息を吐き出すのがつらい。
 壁に背を預けると、滑り落ちるように座り込んだ。
「……はぁ、ここまでか」
 降り注ぐ雨が、涙のように頬をつたう。
 どうして、こんなことになってしまったんだろうか……。
 両親も友達も、すべて殺されてしまった。
「……何のための力、だったんだろうな」
 きっと、自分もここで死ぬ。
 乾・洋二(いぬい・ようじ)の人生はここで終わりだ。
 何を成すでもなく、誰かを守れるでもなく……。
 ここまで生き残れただけ。
 それが自分の得た力の意味だったのだろうか。
 すべてを失った自分には、もう生きる理由すらないというのに……。
「……ようやく、おでましか」
 白い髪の男。
 死神なのだろうか?
 逸話どおりの大きな鎌を持っている。
「まぁ、どうでもいいことか……」
 これでようやく楽になれるのだから。
 もう、何も考えなくていいはずだ。何も考えなくて……。

「緊急事態だ。能力者が殺されようとしている」
 山田・大五郎(運命予報士・bn0205)はそう言うとすぐさま説明に入った。
「ナンバードと呼ばれる抗体ゴーストのことは知っているか? 奴らは自分が殺すべき能力者の居所を知る能力がある」
 それを使って、今まさに能力者が危機に陥っている。
「狙われているのは、乾・洋二(いぬい・ようじ)という少年だ」
 中学二年生。
 ヘリオンの能力に目覚めていたお陰で逃げることができたものの、それも限界が近い。
「追い詰められ、このままだと殺されてしまう。これを阻止するために力を貸して欲しい」
 能力者達はこれを快諾。
「ありがとう。まずナンバードの能力の補足だが、自分が殺すべき能力者の居所を知ることはできるが、『それ以外の能力者を感知する能力は無い』ようだ」
 すなわち、警戒されたり、不意打ちされる心配は無い。
 加えて、
「乾・洋二がナンバードに追い詰められる前に接触することができる」
 といっても、そう猶予がある訳ではない。
 乾・洋二と路地裏で接触をした後に、軽く話ができるぐらいだ。
「彼は疲れ果てている。そして、諦めている」
 生きることを。
 家族を、友人を失いー―人生を諦めているのだ。
「ゆえに座り込んでしまえば、もうそこから動くことはないだろう」
 残念そうに、大五郎は言う。
 こうなる前に知ることが出来れば、どれだけ良かったか……。
「とはいえ、乾・洋二が動かない以上、ナンバードを倒すことに集中できる」
 不確定な動きによる気配りは不要だ。
 代わりに、彼の助けを得ることは難しい。
「そして肝心のナンバードだが、死神が持つような大鎌を持っている。これが抗体兵器だ」
 攻撃方法もこれを活用したもので、周囲を薙ぎ払ったり、ブーメランのように投げつけてくる。
「加えて、巨大なムカデの妖獣を三体従えている」
 体長は3mほど。
 猛毒を伴う噛みつきで襲いかかってくる。 
「みんなならば大丈夫だと思うが……注意は怠らないようにな」
 言って、大五郎は少し考え、
「さっきも言ったが、乾・洋二は多くのものを失い……人生を諦めている。彼の命を救うことが最も優先されるが、出来るならば何か言葉をかけてやって欲しい」
 そして、もし彼が望むのであれば、銀誓館学園に誘ってみるのもいいだろう。
「説明は以上だ、頼んだぞ!」

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参加者
平良・虎信(荒野走駆・b15409)
高梨・透子(風渡り・b39968)
漣・朔耶(緋蜘蛛・b55687)
無堂・理央(龍虎舞闘・b59341)
フィデルタ・ヴェント(アイロネ・b69131)
伏管・煉(時計仕掛け・b71013)
弥久保・冬霞(紫紺の紙吹雪・b72126)
犬神・ソーカル(オホートニク・b73424)



<リプレイ>

●接触
 振り出した雨が服を重くする。
 壁に手をついて、どうにか体を支えようとするが、そろそろ限界のようだ。
「いた、あの人かな?」
 漣・朔耶(緋蜘蛛・b55687)の声に、乾・洋二は振り返った。
 路地裏を駆けてくる数人の若者。
 迷うことなく、こちらへと近づいてくる。
 敵なのだろうかと洋二は咄嗟に身構えたが、出てきたのは攻撃ではなく――傘であった。
「……な、何を?」
「このままだと風邪をひくわよ」
 傘を差し出した、高梨・透子(風渡り・b39968)を呆然と眺め、
「……俺に、構うな」
 洋二はそれを払うように退けた。
「早くどっかにいけ……俺に関わると」
「死ぬってか?」
 言葉の続きを、犬神・ソーカル(オホートニク・b73424)が掻っ攫う。
「おーおー、どうした? 何か今にも死にそうな不景気なツラしてるじゃねェか」
 ニヤニヤと笑いながらソーカルは洋二の肩をたたく。
「冗談じゃ、ないんだぞ!」
「悲劇のヒーロー気取りか? そんな有様じゃ、死んでったヤツらはそれこそ無駄死にだよなぁ。それとも、死んだ面々はお前にとってその程度の存在だったのかね」
「何だと!」
 激昂して、洋二が胸倉を掴んだ。
 一触即発。
 危険な空気が流れるも、
「私は周囲を見張ってます……」
「あたしも行くわ」
 朔耶と、透子の姿を見て、洋二の熱くなった感情は一瞬にして冷めた。
 彼女達はこの場の空気を恐れて離れたのではなく、周囲を警戒しながら路地の先へと。
 それは、まるで、

 ――まさか、奴らを探しているのか?

「疲れて何もかも終われば良いと思ってるんだろうけど、本当にそれでいいの? それで君の大切な人達は満足する?」
 状況を把握しきる前に、今度は無堂・理央(龍虎舞闘・b59341)が問いかける。
「………」
 それに、洋二は答えられなかった。
 考えたこともなかった。
 ただ、守れなかったことを、巻き込んでしまったことを悔いていたから。
「ここで終わりを受け入れても、誰も喜びはしないよ」
 伏管・煉(時計仕掛け・b71013)の顔には少しばかり同情が浮かんでいる。
 彼の経緯を考えれば、ゆっくりと状況を理解している時間も無かっただろう。
(「大切な人を一度に失う。ボクも同じ経験をしたからその絶望感はよくわかる。けど、そこで立ち止まってはいけないのをボクは知ってる」)
 だからこそ、理央は彼の背を押したい。
 今はうつむいて力無く、「……違う」とつぶやくだけの少年の背を。
(「ヨーロッパでの戦いで多くの犠牲者を出しました。あの時と同じ様に無力なままで終わらせるつもりはありません。洋二君を立ち直らせる為にも必ず護ってみせます」)
 その姿に、フィデルタ・ヴェント(アイロネ・b69131)は決意を新たにする。
 彼の命運を、未来を守るためにも。
「これから起こることをよく見ておけ!」
 平良・虎信(荒野走駆・b15409)の声に、洋二が反応したときには、既に陣容が整っていた。
 洋二を安全圏に置いて、敵を迎え撃つ態勢が。
(「何のための、力か」)
 透子がちらりと後ろを振り返り、洋二の姿をいま一度見た。
 少年の胸裏に浮かぶのは、不安か、それとも微かな希望か。
(「彼の気持ち、少しだけわかるわ。私は、その問いの答えが知りたくて、能力者を続けているから」)
 自分にも見つかるだろうか?
「来ましたよ」
 そこに、朔耶が敵の到来を告げる。
「来た……か。それじゃ、始めようか」
 ストレッチ運動を終えて、煉がイグニッションカードを取りだす。
 洋二に背を向けて、能力者達が前に。
「今は生きる事だけを考えて、敵はボク達がどうにかするから」
「言いたい事が色々あるだろうが、一先ずお預けだ。鬱陶しいお客さんがお出ましの様だしな」
 理央と、ソーカルの姿が。
 いや、能力者達の姿が変わっていく――武装した戦士の姿へ。
 洋二はそれを見て唖然とした。
 弥久保・冬霞(紫紺の紙吹雪・b72126)が自分を見ていることすら気づかないほどに。
(「自分のせいで大事な誰かが傷つくのは辛い……です。私も辛い……です」)
 冬霞は洋二をかばうように位置取りを修正する。
(「けれど、大事な人が遺すものは……生きている人の幸せだけ……だと思います」)
 そう、思いたいですと心の中でつぶやいて正面へと向き直る。
 戦いの幕開けだ。

●力、持つ者達
 雨が次第に強くなってきた。
 おそらく、その中を傘もささずに来たのだろう。
 白い髪の死神――ナンバードは、髪もスーツも濡れて肌に張り付いていた。
「悪いけど、行き止まりだよ」
 煉が声を張り上げると、ナンバードが無表情のままに左手を高く上げる。
 それを合図にナンバードの背後から蠢く塊が飛び出した。
 妖獣だ。
「それでは行きます」
 弾けるように、朔耶も飛び出した。
 僅かに抜きん出て、煉。
 それに引っ張られる形で、虎信と、朔耶が続く。
「まずは足をっ」
 ――止めると、煉の踏み出した足が、周りの空気を跳ね飛ばす。
 敵の勢いが削がれた。
「野暮な真似をするな、ゴーストなんぞに邪魔はさせん!」 
「さあ、私と踊ろう綺麗で悲しい滅びの舞を!」
 畳み込むように虎信が蹴り上げれば、朔耶の赤手から噴き出した妖気が紅蓮の炎となって妖獣を包む。後は勢いのままに互いの体がぶつかり合った。
 がっちりと組み合った形。
「ここまでは予定通りね……」
 透子が魔弾の射手を展開しながら、敵の出方をうかがう。
 いや、うかがうまでも無かった。
「来るわよ!」
 警告を発した直後に、風切り音が路地裏を駆け抜ける。
 音の発生源は、大鎌。
 やや不規則な軌道を描いて能力者達を襲うと、ナンバードの手元へと帰っていく。
「死神気取りかしら。その鎌、目障りよ」
 透子が僅かに視線を二の腕に向ければ、詠唱防具が見事に切り裂かれている。
 何度も受けるのは厳しい……。
「ならば、これで」
 幻楼火がゆらめく。
 フィデルタの力に、ナンバードは一瞬動きを止めるが――止まらない。
「……厳しいようですね」
 防御を抜いても、やはりそこからが厳しい。
 加えて、ナンバードは変わらず無表情のままに、こちらを凝視している。その様はカラスが死体を狙っているかのようだ。いや、本当に狙っているのだろう。
「……ナンバード、相変わらず不気味な見た目ですね」
「そうだね、でも直ぐにその余裕を奪ってみせる」
 理央の練り上げた力が戦場を駆け抜ければ、一拍の間を置いて今度は吹雪が猛威を振るう。
「ここは……通しません」
 冬霞はそのまま氷雪に満ちた竜巻を操って、戦場を白く染めていく。
 ほんの十秒程度に、それらすべてが起こった。
「……何だ、これは?」
「動くなよ」
 ソーカルは言って、狙いを絞る。
「わざわざ雨ン中来てるってのに、手前にくたばられちゃこっちも寝覚めが悪ィんでな」
 十字架型の紋様が妖獣を捉えると、次いで無数の銃弾が走った。
「なっ……」
 洋二は目に映るものが信じられない。自分の持った力も十分に常識を外れていたが、目の前で繰り広げられているものに比べれば、まだ可愛いものだ。
「下を向いて蹲っているだけでは前へは進めんぞ!」
 妖獣を渾身の力で殴りつけて、虎信が叫んだ。
「一匹、上に逃げるよっ」
「虫ケラが俺様を無視するなんぞ百年早いわ!」
 煉と、虎信が同時に地を蹴る。
 それを後押しするように吹き上げる風。
「逃がさないわよ」
 透子が起こした疾風が妖獣を縛り上げる。
「もらった」
「往生際が悪いぞ!」
 そして、妖獣が四散した。
 強いだけでなく、連携も取れている。
 何よりも、

 ――あいつらを、圧倒している!?

「また来ますよ」
 フィデルタの警告に軸線上の能力者達が防御態勢に移った。
 少し遅れて飛来する大鎌。
「だ……大丈夫ですか……っ……わ…私が……癒しますから……!」
 そして、すぐさま冬霞の病魔根絶符が、
「もきゅう」
 真モーラットピュアのチリエが傷を癒していく。
「皆さん……の後ろは……わたしが守ります」
 倒れないでという気持ちを織り込んで、冬霞が次の符を投げる。
「私もお手伝いします」
 フィデルタがアヤカシの群れを飛ばす。
 瞬く間に癒えていく傷。
 ゆえに前衛は傷つくことを恐れずに敵へと挑みかかる。
 それは戦いのスピードを加速させ、
「雨も本降りになってきやがったし、いい加減ここらでケリつけようぜ、ゼッケン付き!」
 気が付けば、ソーカルが言ったとおり。
 最後に残ったナンバードに狙いを定めて、撃鉄を引く。
 迎え撃つように大鎌が、
「そこっ」
 銃弾を払おうとしたところに、透子の操った強風が割り込んだ。
 耐え切れず、体が浮かび上がる。
 更に、
「止まらないのが、時計の機能だからね」
 煉が練り上げた勁が打ち込んだ。
「さあ、準備は万端」
 下では、理央が白虎絶命拳の構え。
「これで終わりです業火爆砕、紅蓮撃!」
 朔耶も追撃をかける。
 一気呵成。
 轟音と共に全力の一撃を振り切れば、もうそこにナンバードの姿は無い。
 あっけないほどに早い、戦いの終わりであった。

●何のための、力
「終わったね、お疲れさま」
 煉が身体に残った勁を発散しつつ、仲間の怪我のぐあいを確認する。
 一気に押し切ったこともあって傷の深い者はいない。
「……かゆみがある人は、というかタオルの方が必要だね」
 そう言って、仲間達に配り。
 最後に洋二のところへ。
「ほら、これで体を」
「やめてくれ」
 煉の差し出した手が払われた。
 握っていたタオルはそのまま水溜りの中へ。
「……俺は、俺は」
 言いかけたところにパチンと高い音が響いた。
 洋二の左頬が赤くなっている。
「男でしょなにウジウジ言ってるの」
 手を出した勢いのまま、朔耶が詰め寄る。
「ここにいる人達は程度の差こそあれ、貴方と同じかそれ以上のものを背負ってるのよ」
 洋二は押し黙ったままで応えない。
 視線を逸らしているのは自らの不甲斐なさを感じているからか。
「他の命の犠牲によって生き延びた者は、その命の分だけ生きる義務があるの。そして貴方は生きていく為の力を持っている」
 沈黙。
 そして、
「……無いよ。そんなもの。俺にはそんな、力は、無い」
「いや、ある! 単に生きようとしていないだけだ!」
 虎信が断言した。
「お前は家族や友に『死んで欲しい』と思った事があるか?」
 自問するまでも無い。
「まァ思うまい、当然の事だな! 普通はそうなのだ、家族や友ならばな! 自身が守れなかった者への報いが安易な死か? 家族や友の無念を以て、生きる事を諦めてしまうのか?」
「俺には……」
「生きていく為に足掻きなさい」
 皆まで言わせず、朔耶が言葉を被せた。
「生きていく目的は何でもいい、それが親しい人達を奪ったゴーストへの復讐でもね」
 少なくともそれは力だ。
 生きていくための力だ。
「その行為を蔑んだり笑ったりする人は、私達の仲間には誰もいないから」
 洋二は能力者達を見渡した。
「つらい事が立て続けに起こって心が疲れているのは分かる」
 自分も同じように失ったことがあると、理央が自らの胸に手を当てた。
「けど、そのつらさは乗り越えていかなきゃいけない」
 いつまでもそのままではダメだから。
「あ……あの」
 そこに、冬霞がつぶやいた。
「もし……私が大事な人の為に命を落としたら」
 ぎこちらない言葉。
 こういうことに慣れていないのだろう。
 だが、必死に言葉を紡いでいる。伝えようとしている。
「……私が幸せにしてあげれない分……大事な人に……幸せになってほしいと思います」
 恥ずかしげに視線を逸らして、
「ただ……それだけです」
 つぶやき、冬霞は、煉の元へ。
「……引き上げの準備してくるね」
 やはり不安だったのか、冬霞は煉の手をぎゅっと握っている。
「……ひとつ聞きたい。どうして、俺にこんなことを?」
 洋二が問う。
 命を懸けて戦い。
 そして、心の折れた洋二に優しい言葉をかけてくれる。
 一体、何故なんだ?
「個人の問題であり、根底は俺様達がどうするモノでもない! だが人間一人が立ち上がるかどうかの瀬戸際だ! ゆえにここまでは手を貸してやった!」
 しかし、
「……歩き出す道は自分で探せ!」
 また、突き放された。
「どうしても道標が欲しいのならば、銀誓館学園と言う所に行ってみるのだな!」
「というか、来なさい私達の所に、私達の学園に」
「うん、銀誓館なら同じつらさを味わった人も大勢居る。乗り越える手助けはできるよ」
 今度は誘い。
 乗れば、この葛藤は薄まるのか。
「少し待ってください」
 それを、フィデルタが止める。
「貴方が能力者として戦う事は、失った命を背負って生きるという事。過酷な道になるかもしれない、今よりも苦しい時が来るかもしれない」
 続けて説明したのは銀誓館学園が抱えている問題。
 もしかすると今よりも厳しい現実。
「だから銀誓館へ来る事を強要はしません。ですが、ここへ来れば貴方は一人ではなくなる。支えてくれる人や護りたいと思える人がきっと出来ると思います」
 そして、
「何のための力か、その答えを急いで出す必要はありません。諦めなければ必ず自分が納得できる答えが見つかるはずです。確証はありません……ですが、少なくとも僕は見つけられました」
 答えがそこにあるのか。
 洋二は能力者達をいま一度見る。
「どこに行くのも、貴方の自由。どう生きるかも、貴方が決めることよ」
 そう言って、透子は銀誓館学園の案内書を手渡す。
「ただ、命を粗末にすることは、貴方が大切に思っていた人たちを悲しませると思う。それだけは、忘れないで」
 決断を待たずに彼らは去ろうとする。
「今日みたいに追い回された挙句惨めにおっ死ぬか、オレ達みたいに学園来てさっきみたいな連中叩き潰すか、後は手前で決めな」
「こら、最後に脅してどうする」
「来れば、単純に強くなれると教えてやっただけさ」
 そう言って、ソーカルは肩をすくめた。

 足音がゆっくりと路地裏から遠ざかっていく。
 答えは自分で出せということか。
「……」
 しかし、洋二には未だどうすればいいのか分からない。
 ただ、言いたいことはあった。

●そして
「来るかな、学園に」
「どうだろう?」
「まあ、命を粗末にするようなことは無いと思うけど……」
「その辺りは大丈夫だろう」
 後ろを見てみろと、手が動いた。
 雨が上がって、散らばっていく雲の合間に、それは確かに読み取れた。
 ヘリオンサインで。

 ――おせっかい! と。


マスター:てぃーつー 紹介ページ
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楽しい 笑える 泣ける カッコいい 怖すぎ
知的 ハートフル ロマンティック せつない えっち
いまいち
参加者:8人
作成日:2011/05/21
得票数:カッコいい7  ハートフル15  ロマンティック1 
冒険結果:成功!
重傷者:なし
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