≪銀交社≫博士の愛した動物


<オープニング>


「うわああああああ!?」
 思わず、太一が後退った。
 目の前で巨大な顎が咀嚼音を立てている。
 口からはみ出ている『足』が否が応にも目に飛び込んできた。
「なんて奴だ! 今までにも色々な妖獣を見てきたがこんなのがいたとは……」
 小虎の視線はもう釘付けだ。
 体長は優に10mはあるだろう。
 恐るべき巨体……。
「……――なによりも、形容しがたい愛らしさだな?」
「そうですね」
 統夜の言葉に、紫織がうなずく。

 ……全体的には豆柴のようであった。
 ……四つの脚部はマンチカンのようであった。
 ……体毛はパンダのように白黒あった。
 ……瞳はチワワのように懇願していた。

「こいつは未だかつてない戦いになりそうだ!」
「……そうかなぁ?」
 意気込んで体勢を整える宗馬、言葉を濁す百地・いろは(呪言士・bn0209)。
 どうして、こうなったのか。
 もうそんなことは些細なことだ。目の前にあることがすべて!
「なのだろうけど食べられている人は大丈夫なのか……」
「それなら大丈夫。あれは地縛霊だな」
 美香の指摘に目を凝らす。
 言われれば確かに足元に伸びているのは鎖だ。
 ………。
「つまり共食いというわけかね?」
 肩を竦めるソーカル。

『ふぁーはっははははははは!』

 突然、笑い声がこだました。
 声は巨大妖獣の口の中からだ。
 能力者達の視線が集まったところで、はむはむと甘噛していた巨大な顎が離れていく。
『やるではないか。よくぞ、ワシの罠を見破った。褒めてやろう!』
「罠……?」
「そんなのあったっけ?」
『ええーい! 助けに来たところを一網打尽にしてやろうと思って……おっと、その手には乗らんぞ! ワシを動揺させて隙を作ろうというのだな!』
「いや、そんなつもりは全然」
「ムダよ。この手の人には何を言っても、というか地縛霊だし」
 噛み合わぬ会話を、狭霧が止める。
 おそらくこれ以上は無意味だ。というか、この手の輩が話を聞かないのはよく知っている。
「はぁ、何でまたこんなのに……」
「……よく似ているわ。兄弟なのかしら?」
 狭霧と、紫織は嫌な予感を感じた。
 いや、核心だろうか。
「ともかく、やるしかないわね」
『さあ、来るがいい。ワシは動じぬ! 怯まぬ! 省みぬ!』
「いや、色々省みてよ」
「まったくだ」
『うるさーい! ワシの科学力は世界一ィィィ!!』
「「……やっぱりか!」」

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参加者
新城・紫織(黒紫の祓い手・b05154)
玖堂・統夜(黒の確約者・b05760)
鹿島・狭霧(蒼き鋭刃・b34207)
縞田・小虎(風天の虎次郎・b59919)
神山・太一(穏やかなる若草・b63290)
犬神・ソーカル(オホートニク・b73424)
坂城・宗馬(栄える生を葬る魔・b73465)
月野・美香(コスプレ七変化・b78849)
NPC:百地・いろは(呪言士・bn0209)




<リプレイ>


「初めての依頼がこんなやつらとはな……」
 溜め息混じりに、月野・美香(コスプレ七変化・b78849)がつぶやいた。
「ご愁傷様としか言いようがない……」
 目を伏せる、百地・いろは(呪言士・bn0209)。
「……そうね。なーんかどっかで見たよーな、しかもできるコトなら思い出さない方がいいと私の本能が告げている顔だと思ったら……」
 鹿島・狭霧(蒼き鋭刃・b34207)の声が震えている。
 顔に浮かんでいるのは驚愕か、いや怒りであろうか?
「また? またなの? またアンタなの? つーかこのまえ完膚なきまでにボコボコにしたハズなのに、何でいけしゃあしゃあとこんな所でボケかましてるのよっ!?」
 口火を切ったら止まらない。
 どれだけ鬱憤を溜めていたのか、言葉が堰を切ったように流れていく。
「また出現するなんて……。今度こそ決着をつけます、ね」
 思いは、新城・紫織(黒紫の祓い手・b05154)も同じだ。
「(でも妖獣はかわいいです)」
 ぼそっと、何か聞こえてきたきもするが、きっと思いは同じのはずだ。
「……っていうか、何でみんなそんなに恐れおののいてるんだ?」
 対して前の事件を知らない、縞田・小虎(風天の虎次郎・b59919)は事情がさっぱり分からない。
「あー、ひょっとしてアレが以前鹿島の姐さん達がグチってた、マッドでサイエンティストなゴーストってヤツか?」
 ここでピンときたのは、犬神・ソーカル(オホートニク・b73424)。
「彼がかつて、銀交社の手で闇に葬り去られたという伝説の博士……! 一体どんな奴なんだ……!」
 神山・太一(穏やかなる若草・b63290)もどこかで話を聞いていたのか、驚きの声を上げた。
『いいぞ、ワシのことが気になってしょうが……ふぉおおお!』
 博士が胸をそらしたところに、妖獣がぱくりと飲み込んだ。
 先ほどと同じように足だけがぶらんと口からはみ出ている。
「……博士の芸人オーラ、尋常じゃない……これは負けられないぞ!」
「いや、芸人として勝負するわけじゃないだろう」
 対抗心を燃やす太一に、ツッコミを入れる玖堂・統夜(黒の確約者・b05760)。
「とりあえず、オレら初対面の面々の為に前回までのあらすじ、とかはないのか?」
「……あー、俺も同意。誰か解説役とかいねぇの?」
 と、ここで事情を知らないソーカルと、小虎が何ともメタな発言を始めた。
「ないんだろうな……まったくもって不親切だ」
『ふっふふふ、ワシの科学力を甘く見てもらっては困るのう』
「「えっ?! あるの?」」
 何という親切設計。
 博士は意気揚々と手にしたリモコンを操作する。
 すると、プロジェクターが動き出して壁に映像が映し出された。
「小さな子供が遊んでいる……?」
『うむ、これがワシの子供の頃じゃ』
「「………」」
「いやいやいや、博士の子供の頃なんて興味はないから!」
「……そのボケ方。やはりそうか」
 と、ここで坂城・宗馬(栄える生を葬る魔・b73465)が口を挟み、
「ふはははは!! まさかまた会えるとは思わなかったぞ、博士!」
 高らかに告げる。
「今度は! 今度こそは! 我が秘伝の奥義で貴様を葬り去ってくれるわぁぁぁ!」
『面白い、ワシの世界一の科学力を見せてやる!』
 飛び散る火花。
「……厄介な状況だ。出来る限り穏便に事態の収拾を図りたいものだが」
 博士があれでは上手く行かないだろうなと、統夜が深く溜め息をついた。


「ヤッチマイナァァ!!」
 狭霧の声が実験室に響き渡る。
「イエッサー!」
「イー!」
 ノリのいい仲間達が続き、勢いよく飛び出していく。
 行くのだが……、
「……えっと、やらなくてはダメなのか」
 まじまじと見る、いろは。
「いや、無理に付き合わなくてもいいから」
「というか、付き合ってない方が多くないか……?」
 指を立てて、ソーカルが数えていく。
「……しまったわ。つい前回と同じつもりで」
「面子を読み違えたな」
「……言わないで」
 統夜のツッコミに、狭霧が頭を抱える。
 早くも嫌な予感が、いやグダグダ感が戦場を覆い始めた。
「だが、そんなものはこいつで吹き飛ばしてやるぜ!」
 ギンギンカイザーXを手に宗馬が腕を掲げ、「解・放!」という掛け声と共に粉砕する。
 流れ落ちる液体。
 癒されていく、肩こりと眼精疲労。
「あ、あれは宗馬さんが数々の戦いの中から編み出したという究極の一撃ッ……!!」
 目を見開く太一。
 既に、宗馬は構えて、溜めの体勢に入っている。
「……まさか生きてるうちに見られるとはね……」
 ごくりと喉が鳴る。
『一体何じゃ?! 何やらまずい雰囲気じゃよ』
 慌てる博士。
「なぁ、坂城さんのアレ、当るかどうか賭けねェか? オレは外れる方に今日の晩飯賭けるぜ」
「賭けは不成立よ。私も外れる方に賭けるし」
 期待値0のソーカルと狭霧。
「ええっ、ちょっとは期待する場面だろ?! ……まあ、博士に避けられて壁に頭から突っ込んで終わるような気がするけど」
「自分で言ってどうする」
『なんじゃ? 大したことはないのか?』
 能力者達の反応に、博士は逃げようとした足を止める。
 だが、それがいけなかった。
 足元にたまたまあったバナナに滑って、ころりと転倒。
「おっ?!」
「チャァァァンス! 俺の拳が光って唸る! 敵を呪えと轟き叫ぶ!」
「これは!」
 いろはが思わず叫んだ。
 宗馬は退魔呪言突きの体勢から体をくの字にして、
「今、必殺の! 真・バナナンミサィ、ィィィィイイイ?!」
 バナナに足を滑らせ、勢いのままに転がっていく。
「こんなことだろうと思った」
 統夜がやれやれと肩をすくめる。
「まぁ、健闘賞として後でバナナでも進呈しておくか」
「いらねえ……というか、どこからバナナが?」
「ああ、アレだぜ。アレ。妖獣の好物らしいぜ」
 と、小虎が指差した先には巨大妖獣と戯れる(?)紫織の姿があった。
「ほら怖くない」
 片手に巨大ブラシを、もう片方にはバナナを。
 巨大妖獣にバナナごと食われたのか、腕からは血がだくだくと流れている。
「いや、見てるこっちが痛々しいんだが……」
 何ともいえない表情の美香。
「……しっかし、今まで色んなゴースト相手にしてきたけどよ、こんな素っ頓狂な妖獣初めて見るぜ」
『むっ、何を言うか! ワシの最高傑作であるエリザベスちゃんを素っ頓狂などと!』
 ソーカルの言葉が気に障り、博士が語気を強めた。
『よいか! あのエリザベスちゃんには――ゲハッ!』
「うるさいな! これ以上喋ると撃つよ!」
 穢れの弾丸が博士を直撃。
 撃った太一はとろーんとした表情でエリザベスちゃんを見ている。
「体はもふもふ……瞳はウルウル……全てがぷりちー……」
『(……ぐぅぅ、撃ってるじゃろ)』
「……だがゴーストだ。でも、この子にだけは何をされても赦せそう……」
 間に入った声は聞こえていない。
「ダメだ、魅了されている。こうなれば病魔根絶符で」
「いろは、あぶない!」
「わっ!」
 美香にドーンと背中を押されて、いろはがつんのめる。
 そして、顔を上げればエリザベスちゃんのつぶらな瞳と目が合った。
「……あっ」
「ふう……危ないところだったな」
 美香が満足げな顔で話しかけるも、いろはには聞こえていない。
「……エリザベスちゃん!」
「いろはまで」
 犠牲者続出。
 しかし、
「怯えていただけなんだよね」
 ようやくブラッシングに成功した紫織はご満悦のようで、太一も無言でもふもふしている。
「……とりあえず、幸せそうなので放っておこう」
「……ああ、なんつーか、狙ったら周りのみんなの反応が怖いぜ……」
 統夜と、小虎は見て見ぬふりをすることに決めた。
「というわけで、まずはお前だ」
『ふん、身の程知らずめ!』
 目を合わせた瞬間から互いに攻撃が飛び、
「ソーカル、攻撃が来るぞ!」
「うおっ?!」
 ドーンと美香に、背中を押されてソーカルもつんのめった。
 頭部に液体がかかったような……。
「……あら?」
「……えーと、あーゆーのもグラインドアッパーの一種……なのかなぁ……」
「いや、二人とも現実を見ろ」
 目をそらす、美香と狭霧に、統夜が冷ややかな視線を送った。
「大丈夫か? つーか何振りまいてんだ。明らかに怪しい液体じゃねーか!」
 小虎が歩み寄る。
「こんなに苦しんで……あれ?」
 ソーカルは確かに苦しんでいた。
 でも、エンチャントによって強化されていた。
「……よ、よりにもよってエターナルだと!?」
『うむ、ワシらの絆は永遠じゃよ♪』
「こんなのと!」
「いや、単にパワーアップしただけだろ。って、何パワーアップしてんの。おかしいだろ!?」
『これもワシが世界一だからじゃよ!』
「訳わかんねえ!」
「……だが、これを使えば解決できるか?」
 いつの間にか、統夜の手には先ほどの試験管が。
『ぬっ! いつの間に?!』
 博士が唖然としている間に、統夜は走り寄ってエリザベスちゃんに群がっている仲間に振り掛ける。
「うっ……」
「これは……」
 どうしたのだろう。
 紫織が、太一が、いろはが、統夜に熱い視線を向けているような……。
『ナーオ』
 エリザベスちゃんもだ。
「どうやら魅了の効果が出たようだな。自称世界一の科学も存外、アテにならないものだ」
 言いつつ一目散に退散。
 すぐさま追いかけてくる三人と超大型一体。
「ちょっとうらやましい。つーかこんな理不尽なノリに付いて行けるかっ! 俺は家に帰らせてもら……ったらまずいか。まずいよな。仕方ない、付き合うか……」
 小虎の視線がソーカルに向いた。
 返る、うなずき。
「何とかするしかないのよ」
 狭霧も同意する。
「しかし……楽しそうだなー。俺はあの手の毛玉生物は苦手なんだが」
 魅了された者達は幸せそうだ。
「ここをブラッシングすると喜ぶんですね」
「よしよし」
「ふむ、ここがいいのか」
 本当に幸せそうだ。
「というか、魅了されているのが長くないかしら?」
「折角だから、オレはこのブラッシング道具を選ぶぜ!」
「えっ?!」
 ソーカルが立ち上がり突撃していく。
「団長もか! ……はっ!」
 気が付けば、宗馬を見るつぶらな瞳。
「だが、残念だったな! 俺はアフ○ック派なんだよ!」
 くわっ! と目を見開く。
「まあ、可愛いから許す! 貴様はひたすらもふる!」
「……いや、可愛い……か?」
 美香が問いかけるも、宗馬は全速力で駆けていった。
「そんなにいいか……?」
 もう一度、美香は観察してみる。
 何かを訴えてくるつぶらな瞳……。
「そ、そんな目で見つめるな……わ、わかったよ、ちょっとだけだぞ」
 また、ひとり。
「まずいぞ。被害者が増えていくばかりだ」
『エリザベスちゃん、今いくぞー!』
「って、博士もか!」
『ひゃっほーーーぶはっ!』
「これ以上近寄ったら撃つよ!」
『(……もう、撃ってる)』
 再び、太一の穢れの弾丸が博士に突き刺さった。
『何をするんじゃ! ワシもエリザベスちゃんをもふもふするんじゃよ!』
「はいはい、おじいちゃん研究で疲れてるでしょ?」
『そういえばそうじゃな』
「僕が肩揉むから、諭吉さんか樋口さん頂戴♪」
『……! ごほっごほっ持病のしゃくが』
「あの博士相手にあそこまでやるとは、太一君……恐ろしい子」
 巧みに博士を追い詰めていく太一を見て、狭霧の顔に縦線が入った。
「もう訳がわかんねえ。……って、食われてる!?」
 ふと、小虎が視線を移すと凄い光景が。
「あ……ありのまま今起こった事を話すぜ! 『エリザベスの口から、いつの間にか坂城さんの頭が生えてた』。な、何を言ってるかわからねーと思うが、オレも何をされたのかわからなった……」
「いや、ソーカルは何もされてないだろう」
 うろたえるソーカルに、統夜の冷静なツッコミ&おまけで博士への攻撃が飛んだ。
「みみみ皆冷静になって!」
 ここで太一が赦しの舞を踊る。
 ようやく正気に戻っていく能力者達。
「はっ」
「私は……」
『うむ、ワシの科学は世界一じゃ!』
「えーい、世界一世界一とうるさいやつだ。そのハゲ頭に大きなたんこぶを作ってやろう」
『ひぃ! お助け!』
 追いかける美香。
 逃げる博士。
「ところで博士には大抵助手がいるのに……ぼっちなの? ねえねえぼっちなの?」
 立ち塞がる太一。
『むがー! 言ってはいかんことを!』
 白衣の裾から白い煙が充満する。
「こ、これは?!」
 吸い込むと頭がぼーっとなって……。
 煙が消え去った後には、
「最終奥義など大したことはありません。私は自由に科学力をコントロールできますから」
 紫織がふっと笑う。
「さあ、私の世界一の科学力を見なさいっ!」
「何だこの状態……正気じゃねえ……」
 正気を保った小虎と統夜、狭霧はあまりの現状に困惑した。
「博士の科学力は世界一ィィィ! エリザべスの可愛さは宇宙一ィィィ!!」
「つーかお前ら落ち着けよ!?」
「わ、わ、わたしは冷静ですよ!」
 反論して髪を掻き上げる紫織。
 うん、正気じゃない。
 ついでに、
「ああ、新城先輩の手で百地さんが近所のおばちゃんが飼ってるトイプードルみたいな有様にっ」
「おい、いろはも困っ……こいつも手遅れか」
 声をかけようとしたところで、いろはが高らかとポエムを歌いだした。
 更に宗馬が「いろは先生のポエムは世界一ィィィ!」と連呼して拍車をかける。
「酷い有様ね……」
「酷い有様だ……」
 もう直視するのが辛い。
「こうなったら火力の全てを使用して閑話休第にするしかあるまい」
「そうね」
「やるしかないか……はぁ」


 そして、戦いはようやく終わった。
「……あー、何か無駄に疲れた気がする」
「そうだな、酷い目にあったぜ……」
 ぐったりとした小虎、壁に手をつく宗馬。
「だが、これでこんなことは二度と起きるまい……」
「そうね、もう二度とこんな目に遭うのはゴメンだわ……」
 狭霧も悪夢を見た気分だ。
「……でも、二度あることは三度ある」
「言わないで! ……とりあえず、今回の件は銀交社の記録からも一切抹消、みんなも他言無用で。つーか、もし喋ったりしたら全員お仕置きです」
「うっ、そうなのか。一応、デジカメで今回の戦闘の一部始終記録しといたんだが……」
「そう」
 ソーカルがカメラを取り出したところに、紫織の大鎌が弧をえがく。
「そんなものは無かったわ」
 カメラは木っ端微塵に。
「うぉおおお!」
(「こ、これはまずい……」)
 レコーダーで録音していた小虎は思わず後退る。
「確か、小型のレコーダーを持っていたよね」
「ひぃいいい!」
 振り返れば笑顔のいろはが。
 そして、これも破壊。
「ああ、いろは先生の貴重なポエムが!」
 ギロっと殺気の篭った視線が、宗馬に向けられる。
「いろは、ポエムとは何のことだ?」
「……さあ、何のことだろうね」
 美香の問いにとぼける、いろは。
 混乱していた人は記憶が定かではないのが、せめてもの救いだ。
「いい、もう一度言うけど今回の件一切抹消、他言無用だからね。もし喋ったりしたら――」
「「は、はい!」」


マスター:てぃーつー 紹介ページ
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知的 ハートフル ロマンティック せつない えっち
いまいち
参加者:8人
作成日:2011/10/04
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