愛ゆえにともに朽ちて


<オープニング>


 ステージの袖、まだ照明が落ちたままの会場を見ながら、黒い舞台衣装の少女が呟く。
「今夜は兄さん目当ての人ばっかりみたい、私は晩御飯抜きかしら」
 そんな少女の頭を撫でながら、やはり黒い衣装に身を包んだ青年は苦笑する。
「いや、ほらあそこにいつもお前に花束くれる子が来てるじゃないか」
「あら……でもあの子を食べちゃったら、新しい子を連れて来てくれなくなるわ」
 自分の趣味を友だちに勧めて仲間に引き込むのを得意とする子は珍しくない。花束を持ったその少女は、自分の誘った友人達が、「誘ったせいで」次々と姿を消している事実にも気づかず、熱心なファンとしてその小さなライブハウスに通い続けていた。

「早速だけど説明に入らせてもらうよ」
 その運命予報士は、視聴覚室のひとつに集まった能力者たちに何かのチラシを配りながら話し始めた。
 一色刷りであまり制作に力を入れていない感じのする、アマチュアらしい作りのチラシだった。デザインだけはそれなりに凝っているようだが、印刷が悪いため台無しになっている。
「あまり顔などはよく見えないとは思うけど、実はここに写真を使われているふたりが今回のターゲットだ」
 そのチラシは小さなライブハウスのものだった。主にアマチュアのバンドが、ほんの少数の客を招いてライブを行っている。立ち見でぎゅうぎゅうに詰め込んでも50人が限度だろうか、普段は30人程度で満員になるそうだ。
「この週末にここでライブを行う予定の、このバンド。どうやらライブを行うたびに数人の客が行方不明になっているようなんだ」
 原因は、写真のふたり……兄妹でそのバンドに所属しているこのふたりが、実はリビングデッド化しているからだという。
「他のバンドメンバーたちは普通の人間のまま、気づかずに付き合いを続けている。もちろん客も気づいていない」
 ふたりがメンバーに手を出さないのは、バンド活動を続けることで「自分に愛情を抱く客を集めることが容易になる」とわかっているからだ。
「活動はほとんど夜ばかりだし、そもそもライブハウスも常に暗い。演出と称してアロマキャンドルやフレグランスを多用し、臭いもごまかせる。服や体につけるタイプの香水もよく使ってるみたいだね」
 その手のものが好きだと公言しておけば、ファンからのプレゼントも自然と香水などが増える。そうやって生き延びる……と呼べるかはわからないが、存在し続けるための手段としてバンドを利用しているのだ。
「ふたりだけがリビングデッドなのは、どうやら先になんらかの事故で死亡した妹がそうなってしまってから、兄を殺して自分と同じになるように仕向けたようなんだ」
 ただ食べるだけでは気が済まないほどの執着だったんだろうね、と運命予報士は瞳を閉じて俯き、静かな声で言った。
「彼らは自分たちが食べた残りを、付近の下水道などに棲む他のゴースト……ねずみ型の妖獣などに与えることで死体を隠している。戦闘になったらそいつらも嗅ぎつけて襲ってくるだろう」
 リビングデッドのふたりは、所持している楽器などを振り回して攻撃してくるという。
「彼らにはもう、楽器を愛する心は残ってないからね」
 運命予報士は少し悲しげな表情でぽつりと呟いた。
「ねずみの妖獣は小さな体でちょこまか動きまわり、爪や牙で攻撃してくる。耐久力はあまりないが、素早いので注意してくれ」

 それから最後に、と能力者たちにチケットを渡す。
「他のメンバーや一般の客がいるから、ライブ中にはことを起こさないほうがいいとは思うけど、念のため渡しておくよ。囮になるとしたら客のフリをするのが一番だしね」
 出待ちだけするという手もあるけど、それだけでは熱烈なファンではないと見破られるだろうしね、と運命予報士は言う。
「とにかく、これ以上犠牲者が出ないうちにリビングデッドのふたりを倒して欲しい。他の客などに被害が出ないよう、ふたりだけを誘き出すなど手段はよく考えて、ね」
 そう告げて、聞きたい人は予習にどうぞと、視聴覚室内に彼らのものらしき曲を流す。
 官能的ではあるが、後ろ向きで暗い言葉を多用する歌詞だった。

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参加者
暗都・魎夜(未熟な熱血守護剣士・b42300)
比良坂・黄泉(根ノ国之土蜘蛛・b45601)
奇亜求・智明(跳梁跋扈の弟・b46037)
碓氷・宗一郎(光源氏計画蜘蛛童編・b47117)
葛木・詩菜(白光小姫・b49902)
天峯・叢(霧の騎士・b49920)
七転・火蜂(真夜中の雀蜂・b50473)
天宮・凛(双月の交わせし約束・b52753)



<リプレイ>

●それは自己愛に似て
 比良坂・黄泉(根ノ国之土蜘蛛・b45601)と碓氷・宗一郎(光源氏計画蜘蛛童編・b47117)は二人でともに、そして黒燐蟲に姿を変えた奇亜求・智明(跳梁跋扈の弟・b46037)は宗一郎に憑依する形で、そのライブハウスを訪れていた。
 他のメンバーは念のため別行動となっており、個々で訪れた客のふりをしている。
 狭く暗い会場には、今は蜂蜜のような甘い香りが満ちている。
 天峯・叢(霧の騎士・b49920)はその臭いに内心眉をひそめる。自らに愛を抱く者を食い物とするリビングデッドと、そうとも知らずに集まる客。
「(死者の調べに群がる生者達か……胸糞が悪いな)」
 何かが起きればいつでも動けるよう、周囲を見回すほどその気分は増すばかりだが、犠牲者を増やさないためにも、感情をしまいこみ任務に集中する。
 少しして一曲目の演奏が始まり、問題の兄妹たちもステージに現れた。黒く、肌をできるだけ出さないように工夫した衣装。歌声や演奏に影響は出ていないようだが、もしかしたらすでに表皮の腐敗などが気になっているのだろうか。
「(官能的で、後ろ向き、か……)」
 天宮・凛(双月の交わせし約束・b52753)は歌を聴きながら、その歌詞が兄妹自身のことを歌っているのではないかと感じた。
 ゴーストとなる前からそうだったのかはわからないが、死してなお共にあろうとするその想いは、歌詞も含めて考えると、兄妹のものとしてはいささか行き過ぎな部分があるようだ。歌いながらのパフォーマンスも、その二人だけはやたらと顔を近づけたり体に触れたりしている。演出なのか本気なのかはわからないが。

 すべての曲が終わり、一部の客は新曲のCDらしいものを購入して去っていく。
 有名なプロというわけではないためか、ライブ後は極少数の客が残ってメンバーに贈り物をしたり、客同士で歓談を楽しんでいたりと、それほど接触の難しくない状況だった。
 黄泉と宗一郎は、すかさず兄妹に近づいた。
「いやぁもうすばらしかったです!」
 宗一郎が妹のほうに賞賛の言葉を投げかけ、用意しておいた香水を渡した。
「緑茶のエキスを使った面白い香水です」
「まあ、ちょっと和風なのかしら……こういうのもいいわね」
 宗一郎の勢いに押されてか少し驚きながらも、嬉しそうにそれを受け取った。見つめ返してくる目はどことなく誘いをかけているようにも見える。
 いける、と感じた宗一郎は照れたような笑みを浮かべながら、兄にも同じ香水を渡して言った。
「ユニセックスな香りですので、お兄さんにもお使いいただけると思いますよ」
「へぇ……これは普段にも使えそうでいいなぁ」
 ありがとう、と受け取る青年を、黄泉は熱いまなざしで見つめるだけで、言葉による誘導は主に宗一郎に任せる。わざとぼぅっとした様を装い、夢中で警戒心がない少女を演出する。
「ちょっと夜遅くなっちゃうかもしれないけど、もう少し香水の話なんかしてみたいな」
 妹のほうが、まるでねだるかのように兄を見上げて言う。未成年である黄泉を誘うことについて迷っている、というふりをしているのだろう。
「どうだろう、他のお客さんには内緒で、食事でも」
 兄のほうから、声を潜めてそう二人に提案してきた。もしかしたら、運命予報士が見た状況の通り、妹のほうの食事に困り焦っているのかもしれない。
 二人は喜んでそれに乗った。うなづく宗一郎の手に、何かの紙が握らされる。
「僕らだけが知ってるちょっと特別な出口から出るから、そこで合流を」
 本当のファンであれば、こんな秘密を他人に漏らすこともなく、自分だけが特別だと感じてさぞ喜んでついて行ったことだろう。そうやって、気持ちを利用し、騙し、食ってきたのだ。
 しかしそれも今夜、終わる。

●獲物を求めて
 四人が待ち合わせる姿を遠目に確認し、七転・火蜂(真夜中の雀蜂・b50473)は
「曲は良いけど、暗い歌詞は好きじゃないなー」
 と、ライブの感想を漏らす。悪くはないのだが、どうにも、心にひっかかりを感じる歌詞なのだ。
「死んでも一緒にいたい……良い兄妹だったんだろうけどな」
 暗都・魎夜(未熟な熱血守護剣士・b42300)も少し沈んだ声で呟き、二人を見やる。
 しかし無理矢理に、他の命を奪ってまでこの世界に留まることを、許すわけにはいかない。
「人の気持ちを利用するリビングデッドは、倒さないとねっ」
 葛木・詩菜(白光小姫・b49902)も気持ちを引き締め自身の手を強く握り込む。
 リビングデッドたちの事件に常に付きまとう、「愛情を向ける者を食う」というその行為こそが、関わる能力者たちの心に様々な思いを呼び起こす。許せないし、悲しい。だからこそ終わらせなくてはならない。

 四人は人気のない狭い路地を進んでゆく。食事のための店などあるわけもない地域へ。
 そして何か小さな建物が取り壊された跡のような、汚いビルに囲まれた狭い空き地のような場所に出る。
「あの……この辺りに何かよい店でも?」
 何も疑問に思わないのも逆に不自然だと感じ、宗一郎がそう声をかけると。
「店なんていらないよ、最高の食事がすでに目の前にあるんだから」
 そう言って、青年は隣にいた黄泉に、そして少女は宗一郎にそっと腕を伸ばしてきた。
 ここでこのまま襲う気だ。
「皆さん、出番ですよ!」
 腕を払いのけるようにして飛びのき、宗一郎が叫ぶ。そしてすぐさまイグニッション。
 その声にあわせるように、智明も憑依を解いて姿を現す。
「二人だけだと思わないほうがいいですよ」
 そして次々に駆けつける能力者たち。
「これは……」
「あ、あんたたち何者よ!」
 どこか観念したかのような顔の青年とは正反対に、少女は激しく怒りをぶつけるかのように睨みつけてくる。
「……任務を開始する」
 そんな二人を冷静に見つめ、叢がまず自身の剣に白燐蟲を纏わせた。
「任務って何よ……!」
 武器を見て身の危険を感じたのか、兄妹は身構えた。

 おこぼれを期待してか、それとも戦闘の異様な気配を感じてか、マンホールからねずみのようなものが溢れ出してきた。
 すぐさま詩菜が吹雪の竜巻を呼び起こす。
「凍りついちゃえ!」
 氷に包まれたねずみの何匹かがそのまま動かなくなる。
「私の黒燐蟲の食事にして上げましょう」
 続いて智明の蟲たちがねずみに襲いかかる。弾丸となって放たれたそれは、弾けたとたんにねずみたちに食らいついた。
「今度は私のライブスタートよ〜!」
 黒燐蟲の爆発にリズムを合わせるかのように、続いて火蜂のブラストヴォイスが夜の空気を震わせる。人生の素晴らしさを歌い上げるハードロック。暗い歌詞を聴くはめになった反動もあるのかもしれない、より力強い火蜂の声はそのまま威力となってねずみたちを叩き伏せた。
 まだ動けるねずみたちが反撃とばかりにそれぞれに襲いかかる。
「集い、爆ぜろ白燐蟲……僕と共に旋律を奏でよう……!」
 白く輝く笛に口を寄せていた凛が命じると、白燐蟲たちが解き放たれ残るねずみたちに飛びつく。能力者たちに食らいつこうとしていたねずみが、逆に食い尽くされていく。
 ごく少数の生き残りが詩菜と火蜂に噛み付いたが、傷は浅い。すぐさま振り払い、詩菜自身と燐の白燐奏甲で癒す。
 そして火蜂の歌に乗るようにして智明の蟲たちが弾ける。ねずみはほぼ一掃された。

●心まで朽ちてしまわぬうちに
 兄妹は手にしていたそれぞれの楽器ケースを構え、応戦する様子を見せる。
 ただやられるつもりはないのだろう。
 少女は手近にいた宗一郎に殴りかかる。庇うように現れる宗一郎の真蜘蛛童、胡蝶。
 その姿に驚いたのか、ケースは空振りして地面に叩きつけられる。
「マジでなんなのよあんたたち……」
 自身がゴーストという化け物となってしまっていることを理解しているのかいないのか、外見は大きな蜘蛛という胡蝶の姿に恐れをなしているようだ。
「胡蝶、大丈夫ですか!」
 一歩遅れてしまったが、宗一郎はすかさず胡蝶に深紅のオーラを纏わせる。蜘蛛の体に合わせられたその鎧は、名の通り蝶のように美しく輝く。
 それとほぼ同時に、青年のほうが黄泉に襲い掛かっていた。思わぬ速さにまともに殴られ、ひざまずいたが、近づいたその距離を利用し真っ向から紅蓮撃を叩きこんだ。赤く燃え上がる赤手の爪が青年の体を引き裂く。
「ぐぅっ……!」
「もっと、いい声で歌ってくださいな」
 くぐもったうめき声を漏らす青年に、黄泉は赤い瞳を輝かせてそう静かに言う。
 その主の言葉に従わせようと考えたのか、黄泉のサキュバスが青年を撃ち抜く。
「くそっ」
「兄さん!」
 反動で倒れこんだ兄を見て、少女が悲鳴をあげる。
「あんた達が好きだった音楽のためにも、負けてやるわけにはいかねぇんだよ!」
 駆け寄ろうとして距離の縮まった兄妹双方を巻き込むように、魎夜は軽やかに跳躍し、刀を振り下ろす。
「受けてみな! 新必殺! 魎夜スパイラル!」
 舞うようにしてすり抜けたその後には、傷口を押さえうずくまる青年と、ある程度避けられてしまったのか、呆然と佇む少女がいた。
 血らしい血が出ていない。すでに死した体なのだから当たり前といえば当たり前だが。
「……油断するな」
 動きが止まったからとはいえ、まだ二人とも倒れたわけではない。
 霧のレンズを通して、叢のガラスの剣が青年の体の上に現れ掠める。数瞬の後、肩口に大きな傷が口を開けた。
 恐らく手強いだろうとの判断からか、兄の側への集中攻撃をと決めていた。
 それが功を奏してか、黄泉が最初に受けた攻撃以外、こちらはまだ被害らしい被害もないまま、彼はほぼ動けない状態になっていた。
「は……は……情けない、兄ちゃんでごめん、な」
 どこか自嘲するような、笑い声のような息を漏らして青年は顔を上げた。
「もう、あんな歌詞しか、書けないし……今も、おまえを守ることも、できな……」
 リビングデッドとなったものは、負の感情しか感じられなくなり、ただ自分へ愛を向ける者を食らうときだけ喜びを感じられるのだという話だ。生きる屍となった彼には、普通の歌が書けなくなってしまったのだろう。
「ごめんな……」
 最後にそれだけ言って、青年の体は崩れ落ちた。
「兄さん! やだ、どうして……ずっと一緒にいられるようになったと思ったのに!」
 少女はその体にすがりつくと、声だけは泣き喚くようにしてそう言った。涙はもう出ないのだろうか、瞳に光るものは浮かんでこない。
「兄さんがいないんじゃ意味ない……」
 もうダメだと悟ったのか、ゆらりと立ち上がって少女はすぐに能力者たちへ振り返った。
「あんたたちも道連れにしてやるわ」
 がむしゃらに、持っていた楽器ケースを振り回す。自棄になったかのようなその攻撃はまったく当たらない。
 すでに聞く耳は持たない少女に、かけてやれる言葉はない。
「終わりです。二度目のアンコールはありませんよ」
 宗一郎が少しだけ悲しい声で、そう静かに告げる。
 その宗一郎と胡蝶、そして叢と魎夜の攻撃が連続で少女の体を捕らえる。それでもなお止まろうとしない。
 最後に、サキュバスの射撃と黄泉の爪が加わる。
 その爪が引き抜かれるとともに、少女の体は地に倒れこんだ。
「……兄、さ……」
 伸ばされた手は届かぬまま、力なく落ちた。

●愛ゆえに、ともに
「(死してなお生者に仇成す者は敵でしかない)……任務完了だ」
 叢は二人がもう動かないことを確認し、小さく呟いた。そうして一足先に、その場を去った。解決したならば長居は無用、後は世界結界の力がつじつまをつけるだろう。
 黄泉は最後まで歌詞のことを言っていた青年を見やり、一礼してやはり立ち去る。
「(芸術家は死して名を残しますが、死した後生み出されたものはどうなるのでしょうね?)」
 死後に生まれた彼らの歌は、人々の心に何か残すことができたのだろうか。

「皆さん、ご苦労様でした」
 智明は静かにそんな面々を見送り、また事後処理を行う者にも声をかける。
「胡蝶? 何故逃げるのですか? ……胡蝶? 胡蝶ぉー!?」
 同様に仲間をねぎらい、続いてパートナーである蜘蛛童の胡蝶を撫でようとして逃げられ、宗一郎は慌ててそれを追っていく。どうやら作戦のためにつけた香水がよろしくなかったらしい。智明はそれを苦笑して見送ったが、頭巾で表情は見えなかった。

「あの世でも、仲良く音楽やってくれよな?」
 魎夜はアスファルトの隙間に咲いていた小さな花を一輪、兄妹の間に添えた。
 凛はあまり周辺を弄って自分たちの痕跡を残すのはよくないと考えていたが、そこにあってもおかしくないものだと判断し、それを止めずに見守った。
「今度生まれ変わったときも、仲のいい兄弟として生まれてきてね」
 詩菜は二人の冥福を祈り、一度目を伏せる。
「どうせなら、生きてる頃に会いたかったなぁ……」
 生きている頃の歌はどんなだったのだろうか、と思いを馳せ、ライブで聴いた曲のひとつを口ずさみながら火蜂もその場を後にした。

 彼らの死が発覚すれば、バンドは解散になるだろうし、ファンも悲しむことだろう。
 だが、他者の犠牲の上に歪んだ生を重ねさせるわけにはいかない。
 ただ彼らが死後の世界か、新たな人生においてか、そのどちらかでまたともに暮らせることを、願ってやるしかない。
 当日のパンフレットによると、ライブでしていた蜂蜜の香りは『エバーラスティングフラワー』と呼ばれる花の香りを模したものだったらしい。「永遠の花」、そして「イモーテル(不死)」とも呼ばれる花。
 彼らの望みを代弁するかのような香りが、最後のライブを飾っていたのだ。


マスター:鈴峰りな 紹介ページ
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知的 ハートフル ロマンティック せつない えっち
いまいち
参加者:8人
作成日:2008/10/26
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