神奈川県三浦半島。 景勝地として名高い、この海岸に一つの廃墟がある。 国際交流を促進するためという名目で、バブル期に建てられた、研修施設兼宿泊施設。 贅の限りを尽くした豪華な内装は、全国にある公共施設の中でも、トップクラスの物だった。
だが、この施設は同時に、建設開始から数多のトラブルに巻き込まれた場所でもあった。 とある議員から時価の数十倍で買収されたというその土地は、源平合戦の頃に殺された武士の怨霊が彷徨うと噂されており、人も寄り付かない荒地だったという。 勿論、そんな些細な怪談話に、巨額の工事費を投じた事業が変更されるはずはない。 だが、工事中に次々と起こった事故や、請け負い業者の不祥事発覚と倒産、ストライキや台風の被害などが重なって、工期は伸びに伸びていく。 遅れに遅れ、ようやく完成したものの、今度は間もなくバブル景気がはじけ、施設の建設に関わる汚職や談合の疑惑が持ち上がると共に、手抜き工事や強度偽装などが発覚し……やがて、施設は閉鎖に追い込まれていった。 この問題は、当時の建設責任者の自殺と、幾つかの交通事故による証人の事故死によって、闇に葬り去られたのだが……。
それから十年以上が過ぎ、今や廃墟と成り果てたこの施設は、世間からすっかり忘れ去られてしまった。 だが、それだけでは無い。 この場所に残された、多くの人間の残留思念……無数の『負の感情』が、この場所をゴーストタウンへと変えたのだ。
今はまだ、このゴーストタウンに潜むゴーストたちが外に出る気配は無い。 だが、この場所を放置し続ければ、遠くない未来に、ゴーストの大群が市街に溢れかえることだろう。
そうならない為、今、能力者達の活躍が求められているのだった。
シナリオタイプ | :メインシナリオ |
公開日 | :2006年10月24日 |
総制覇数 | :103212 |
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