ホテルいちご貴族には、地元民も知らない隠された秘密があった。 秘密を共有する者達は、どこからか人知れず集い……。 ホテルが閉鎖された際には、誰一人としてその咎を暴かれること無く、去って行った。
秘密を共有する彼等は、いずれも財界や政界の権力者であった。 彼等の集う場所は、ホテルの地下に用意された、広大な「特別フロア」。 そこは、地上階と同様の宿泊施設を擁していたが、利用目的はやや異なっていた。
彼等の嗜好を満たす為、多くの人々が集められた。 外国から買われた美貌の女性達、身寄りの無い孤児達……。 そして、彼女達は彼等への饗応に供されたのだ。 この光差さぬ地の底で、おそらくは、命尽きるまで。
現在はこの地下フロアも既に廃墟である。 彼等を捜し出す事も、この湧き上がる怒りをぶつける事も、今はもう叶わない。 ならば、せめて、1体でも多くゴーストを倒す事こそが、能力者がしてやれる唯一の事ではないか。 地下の入口に向けて、能力者達は足を踏み入れるのだった。
シナリオタイプ | :サブシナリオ |
公開日 | :2007年02月15日 |
総制覇数 | :34050 |
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