<北関東セメント工業>白き追憶


 北関東セメント工業が活況なりし、高度経済成長期。
 工場は全力で操業を続けており、連続操業は工場にいる誰にも重い疲労を感じさせていた。
 なればこそ、その事故が起きたのは必然であったのだろう。

 生コンクリートを貯蔵するタンクの上で、その事故は起きた。
 一人の工員が生コンクリートタンクの中へと落下したのだ。
 出荷を間に合わせるための、26時間連続労働。その疲労こそが、事故を生んだ原因であった。
「たっ……助けてくれ!! 俺はまだ生きているぞ!」
 生コンクリートの中にゆっくりと沈みながら、工員は必死に声を張り上げる。
 だが、彼を助けることは、すなわち工場の操業を一時停止することを意味していた。
 そして高度成長期という時代の流れは、工場の操業停止をよしとしなかった。

 ここで操業を停止すれば、大損害が生ずる。
 それは工場にばかりか、作られるセメントを扱う全ての人々の損害となるのだ。
 工場主の非情な決断によって、工員が落下したタンクは頑丈な蓋によって封じられる。
 それから3日が経った頃、助けを求める声も工員の姿も、タンクの中から消えていた……。

 そして、時は流れ、高度経済成長期が過去と化した現代。
 ゴーストタウンと化した北関東セメント工業を探索していた能力者達は、工場の奥に蠢く巨大な白い人影を目撃する。
 影の正体を探るべく廃工場の奥へと進む能力者達の行く手に、立ち塞がるゴースト達。
 果たして工場の奥で、能力者達が目にする物とは!?
シナリオタイプ:サブシナリオ
公開日:2011年01月05日
総制覇数:6399



 あなたのキャラクターで探索を行う場合は、
 ログインしてください。

⇒⇒⇒各種設定

⇒⇒⇒探索報告を見る

⇒⇒⇒最短制覇100傑

体験版に挑戦!