王子・団十郎

 さて、巡礼士ランドルフからの話は聞いたと思う。
 彼の要求はひとつ。
 銀誓館学園が捕虜として捕らえている、巡礼士128名全員の解放だ。

 捕虜の巡礼士全員を解放した場合、ランドルフは、巡礼士の目的を明かすと言っている。
 口を閉ざした者が語るその目的がどのようなものかわからないが、彼らのことを知る事は、彼等との関係を築く上で重要なものとなるだろう。

 解放しない、あるいは一部のみ解放するという手もあるが、その場合、彼等が目的を語ってくれることは決して無いだろう。だが、彼等の戦力を復活させないという点では、有効かもしれない。

 巡礼士との関係をどのようなものにするのかを念頭に入れて、皆の意見を聞かせてくれ。
 よろしく頼むぞ。


●捕虜の巡礼士について
 先日行われた投票によって、現在、銀誓館学園が捕虜として捕らえている巡礼士128名全員を解放することが決定しました。
 投票の内訳は右記の通りです。
捕虜の巡礼士128名を解放する
2698人
捕虜を解放しない、あるいは一部のみ解放する
390人
合計
3088人