リョータ
お題ショートストーリー(2009/07/16執筆)
  作品の参考として、「お題イラスト」と「プレイング」を元にしたショートストーリーを執筆しています。ログインすれば、人気投票にも参加できます!

【執筆者:リョータ
【得票数:4】

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プレイング
 街は既に眠りにつき、駅でさえも灯りを残して全ての時が止まったようだった。
 『りんかい線国際展示場駅』その場所に三人の能力者は足を踏みいれた。
 息を殺し、周りを確認しながら金森・あかね(天然符術士・bn0003)は角を曲がった。その時──。
「ぐぎゃああああ!」
 ゴーストが奇声を発しながら、いきなりあかねに襲い掛かってきた。
 不意を突かれた格好になり、ゴーストが鋭い爪を振り下ろす。
 ガンッ──。
 鈍い音が響き、その爪を食い止めたのはスラッシュギター。澤村・鉄平(フリッカークラブ・bn0111)があかねの頭上でかろうじて受け止める。
 素早く体勢を立て直したあかねはゴーストに導眠符を放ち、一体を深遠なる眠りへ誘った。
 鉄平がスラッシュギターを構え、敵へ標準を合わせたと同時に背後から叫び声が聞こえた。
「燃え尽きろおぉぉっ!!」
 揚羽・夏希(代表的ファイアフォックス・bn0001)が、渾身の力でフレイムキャノンを発射したのである。
 紅蓮の炎は一体のゴーストを確実に捕らえ、巨大な火柱へと変化させた。
 あかねは夏希の横を走り抜けると自動改札機をひらりと飛び越し、素早くその場にうずくまった。
 そのタイミングを逃さず鉄平が、あかねの真正面からショッキングビートをゴーストへ打ち込む。
 ぴくりとも動けなくなった敵へ向かって、あかねが呪殺符を放つ。
 禍々しい光を帯び、呪殺符はゴーストへ吸い込まれる。
 しかし、ゴーストはマヒが解けると同時に身軽に跳ね上がり、天井を蹴って夏希に襲い掛かった。
 夏希は軽く口角を上げ、真っ赤な炎を解き放つ。
 フェニックスブロウが的確にゴーストへ打ち込まれる。
 鉄平も息を合わせ、ヘビィクラッシュを叩き込む。
 叫び声とも悲鳴ともつかない声を上げながら、ゴーストは逃げ惑う。
 あかねから、温かいオーラをまとった札が一直線に夏希へ飛んだ。
 体力を回復した夏希は、全神経を集中させ最後のアビリティを使う。
 爆炎と化したフレイムキャノンに包まれ、ゴーストは跡形も残さずに消え去った──。

 再び、駅は眠りについたようだった。
 夏希は、遠くを見つめていた。ゴーストとの終わらない戦いの日々の先を見つめていた。
「……終わったな」
 鉄平が静かに呟く。
 そう今回の戦いは終わったのだ。
 あかねが微笑みかける。夏希も笑った。鉄平も優しい笑顔を浮かべた。
 一歩一歩進んで行こう仲間たちと共に。
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