蒼月天狐
お題ショートストーリー(2009/09/02執筆)
  作品の参考として、「お題イラスト」と「プレイング」を元にしたショートストーリーを執筆しています。ログインすれば、人気投票にも参加できます!

【執筆者:蒼月天狐
【得票数:21】

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プレイング
 ここは冒険者の集まる酒場。そこに彼女、ユリシア(a90011)の姿があった。酒場でティータイムを楽しむ彼女は昨日見た夢の話を語り始めた。
 その夢の中でユリシアは銀誓館学園という学び舎で先生をやっているらしい。そして廊下で誰かとぶつかる。
「あいたたた……あっ、す、すみません! ちょっと急いでて……これから、ゴースト退治に行くところなんです……ってああっ!?」
 つい口が滑ったと言わんばかりに口を塞ぐ少女。『ゴースト退治』というのはあまり知られてはいけない事のようである。
 ユリシアとぶつかった少女の名はマヒロ(bn0015)。ユリシアとは面識もあり、『ゴースト退治』の事もお互い知っている。
「あ、でも先生は事情を知ってますしいいですよね? いいって事にしてくださいっ」
 捲くし立てるように言うマヒロ。これから授業があるけど見逃してくれますよね?と言外に含めているようだ。
「マヒロさんは相変わらずですね」
 とユリシアは返す。
「今回のゴースト事件はですね……」
 そして今から行く事件について話すマヒロ。ユリシアは心配するが、マヒロは気に留める風も無く寧ろ自信満々に胸を張る。
「ところで、マヒロさんは授業をどうするのです?」
 先生という立場上、全くの素通しというワケにもいかず尋ねるユリシア。
「偽身符に任せておけばバッチリですっ」
 これも自信満々に答えるマヒロ。それにユリシアは笑顔のまま。
「戻って来たら補習ですね」
 と言う。
「えーっ!」
 冗談半分で抗議するマヒロ。それから2、3度言葉を交わし、時間ギリギリだというのに気付き。
「それじゃあ行ってきますね!」
 と元気に走っていくマヒロ。その後姿を見送る。
 そこでユリシアは目を覚ましたと言うのだ。
 銀誓館学園という学び舎、ゴースト退治……。聞いた事の無い単語が次々出てくる夢の中。だが不思議とそれはいい夢なのだろう、とユリシアは思う。
「あれは一体どういう夢だったのでしょうね」
 微笑みと共に漏れる呟き。次にその夢を見るのは何時だろうか。そう思いを馳せユリシアは紅茶を口に運ぶ。
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