水瀬優
お題ショートストーリー(2011/01/15執筆)
  作品の参考として、「お題イラスト」と「プレイング」を元にしたショートストーリーを執筆しています。ログインすれば、人気投票にも参加できます!

【執筆者:水瀬優
【得票数:5】

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プレイング
 旅人の酒場は、今日もいつものようににぎわっている。
 そこに、3人の少女が入店した。どうやら依頼が良い結果に終わったようで、上機嫌だ。これから、その打ち上げをするところらしい。
「それでは、ジュースを取ってきますから、少し待っていてくださいね」
 ミラは、飲み物がセルフサービスだということを確認すると、2人に微笑みかけてジュースを取りに行った。
 ミラが戻ってくるまで、それほど長い時間はかからないはずなのだが……今日の依頼が思った以上に上手くいき、すっかりご機嫌なジェシカは、待ちきれない様子で落ち着かない。隣では、一緒に依頼をこなしてきたプリマが、帽子で見えにくいながらも嬉しそうにしていた。それを見たミラは、思わずプリマに飛びついてしまった。
「いやあ本当に上手くいったよなー。プリマのあのレギオスブレイド、超いい感じだったぜ〜!」
 突然、思い切り飛びついてきたジェシカに、当然プリマも驚いてしまった。
「わわわ、ひっくり返っちゃいマスヨ!?」
 その言葉は、文字通りの意味だ。ジェシカの飛びついてきた勢いに加え、プリマが慌てているため、座っている椅子が本当にひっくり返りそうになっている。その椅子がぐらっと大きく揺れ、ひっくり返ることを覚悟してプリマは目をぎゅっと閉じた。
「……もう、何しているんですか?」
 しかし、覚悟した衝撃に襲われず、プリマが目を開けると、ジュースを取って戻ってきたミラが椅子を支えてくれていた。
「あ、ありがとうございマス」
「いえいえ、間に合って良かったです。ジェシカさんも……嬉しいのはわかりますけど、落ち着いてくださいね?」
「あ、すまんすまん。悪いな」
 プリマとジェシカは、それぞれミラからジュースを注がれたグラスを受け取り、ミラも自分のグラスにジュースを注いで、全員の飲み物の用意ができた。そこで、ミラは嬉しそうに笑って、同じように嬉しそうにしている2人の顔を見て、グラスを少し高く持ち上げた。
「それじゃあ、マスカレイドの戦いの勝利と依頼の成功に乾杯!」
「かんぱーい!」
「乾杯デス」
 ジェシカは一気にグラスの中身を飲み干し、満足そうにしている。
 プリマは、スイーツに手を伸ばし、幸せそうに食べている。
 そんな2人に様子を見て嬉しそうな表情を浮かべ、ミラもこの打ち上げを楽しむのだった。
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