龍華樹
お題ショートストーリー(2013/02/09執筆)
  作品の参考として、「お題イラスト」と「プレイング」を元にしたショートストーリーを執筆しています。ログインすれば、人気投票にも参加できます!

【執筆者:龍華樹
【得票数:4】

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プレイング
 財宝。それは人々を魅了してやまない豪華絢爛なもの。一攫千金を狙って人々は躍動する。そして未知なる世界を、自分達が知らない場所を冒険するのだ。中には洞窟などに財宝を隠し、地図に記す先人達もいる。そういう意味では未知なる世界でなくなっているのだが、そういう問題ではない。そこへ入る人々が知らなければそこは未知なる世界なのだ。
 そんな人々の一部である三人がとある場所で野営をしていた。目的はお宝。彼らの手にあるのは一枚の宝地図。だが、その地図にある問題があるのだ。
「だから!なんでそんな地図買って来たんだつってんだよ!」
 そう叫ぶのはエルフの邪竜導士ルドルフ。
「あら、あなたも乗り気だったじゃない」
 眼鏡を指でくい、とあげたのはストライダーの狂戦士サキだ。
 何事かといえば。地図がアバウトすぎるのだ。これでは地図としてまともに機能しないだろう。だが、ルドルフを含め、冒険仲間であるヒトの重騎士ラインハルトは地図を出発するまで見せて貰えなかったのだ。そして出発してからの道中でやっと見せて貰えたのだ。それを見た結果、ルドルフとサキが口喧嘩となり、今再び口喧嘩である。ラインハルトといえば口喧嘩が面白く、ついつい見入ってしまうのだ。そんな中でもきちんと宝があるという場所までのルートを相談している。ラインハルト自身もそれに加わるべきではあるのだが、なにぶん口を挟む隙がない。
「だからそっち行くと遠回りだろう!こっちがベストだ!」
「そっち行くと怪物が出るわよ」
 二人の論点は怪物が出る場所、出にくい場所となっている。怪物こそ、そこら辺に出る為どちらに行っても同じといえば同じだが。だが、もしかしたら他にも財宝を狙っている冒険者たちがいるかもしれない。もしもの時はいざこざになるかもしれないが、それはそれで冒険の醍醐味というものだ。
「怪物が出たら戦えばいいだろうが!それが冒険というもんだ!」
 だが、サキも引くつもりはないようだ。
「相変わらず血の気が多いわね。無闇に戦うものじゃないわ」
 放っておくと本当にいつまでも口喧嘩が続くが、気の済むまでやらせるのもありだろう。
「これ……、何の肉だ?」
 ラインハルトはすっかり時分が蚊帳の外になっているので謎の肉が入ったシチューを食べていた。この肉の正体が気になる。一体どこから調達してきたのか。食べてはいけないものでなければいいのだが。……そういえば以前にも似たような事があった気がしないでもない。
 そうしている内にも二人の喧嘩は止まりそうにもない。仕方ないので口を挟もう。
「このルートでいいのではないか?」
 そのルートは二人がまったく触れていなかったルートだ。これが一番早く、かつそれなりに冒険者としての腕を震えるルートだった。二人はしばし沈黙し、結局ラインハルトの提案したルートで旅を続ける事になった。
 そして熱い会議は終わり、三人で食事を続ける出会った。
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