お題ショートストーリー(2009/05/04執筆) |
|
作品の参考として、「お題イラスト」と「プレイング」を元にしたショートストーリーを執筆しています。ログインすれば、人気投票にも参加できます!
【執筆者:タカノ】
【得票数:1】
お題イラストを拡大する
プレイング非表示
|
【お題のプレイング】
結社の友人とゴーストタウン「ノーザンシティ米沢」の探索にきた毒島は、ボスである慙愧王との決戦を迎えました。
・毒島・修二(bn0013) 「いよいよだな……前は俺に任せとけ」 リボルバーガントレットを構えて前に出る。ゴーストと睨み合い、あとは殴り合うだけだ。 「てめぇなんざに俺の『道』は邪魔させねぇ。受けてみやがれ!」 敵からの攻撃は全部俺が受け止める。他の奴らには指一本触れさせねぇ。 特に御鏡。あいつみてぇな小せぇのが傷付くのは見てらんねぇんだよ……。
・御鏡・更紗(bn0014) 「毒島先輩、1人で飛び出したら危ないです……!」 自分達への気遣い故に飛び出した毒島を心配し、更紗も前に出ると白燐奏甲をかけます。 「!」 弱そうに見えるからか、ボスから狙われてしまいますが、助けにきてくれた毒島先輩にしがみついて、間一髪難を逃れます。
・神凪・刹菜(bn0010) 「まったく、世話が焼けるんだから」 ま、援護は私に任せておきなさい。ギターマシンガンでの射撃で敵を牽制したり、気を引いたりしてみるわ。ま、危ないと思ったらヒーリングヴォイスを使ってあげるから、安心して戦いなさい。
・癒月・マヒロ(bn0015) 私は毒島先輩達が戦っている間にひっそり敵の背後に回りこんで、霧影分身術を使って攻撃を仕掛けます! 「二天一流モード! くの一忍法、お見せします!」 私だってやる時はやるんですからねっ(えっへん)。
|
「グォォオオオオ!」 すでに廃墟となったその地に、それはいた。 禍々しいまでの負のオーラを放ち、刀を構えるゴースト。 恐らくはここを根城にするゴーッストたちのボスであろう。 一般人であったら身動きすらできずに惨殺されてしまうだろう。 だが、ここに来たのはゴーストと戦う者……能力者の四人だった。
「いよいよだな……前は俺に任せとけ」 リボルバーガントレットの感触を確かめるように、反対の手で触りながら前に出る毒島・修二(bn0013)。 ゴーストを捉えたかと思うと、毒島は弾丸のような勢いで距離を詰めて行く。 「てめぇなんざに俺の『道』は邪魔させねぇ。受けてみやがれ!」 その一撃は惜しくも相手の刀に弾かれ、返す刀が毒島の腹部を狙う。 「なろぅ、させるか!」 避けられぬと見るか早く、第二撃をゴーストの顔面に振るう。 ガントレットの衝撃が相手を打ち抜き、咆哮する。 ゴーストにとってその一撃は予想外だったのだろう、毒島への反撃の手が思わず和らぐ。 刀は毒島の腹部を浅く斬るだけでとどまり、再び距離を取る。 「毒島先輩、1人で飛び出したら危ないです……!」 怪我をした毒島を見、彼の怪我を治そうと慌てて前にかける御鏡・更紗(bn0014)。 だが、その行動はゴーストの格好の標的になるのと同義語だった。 「グォォオオァア!」 駆け付けた更紗に振り下ろされる一太刀。 それは毒島に気を取られていた更紗には予想外の一撃だった。 「!」 やられる! ……そう思っていた更紗だったが、いつまで経っても待ち構えていた衝撃が訪れない。 ふと見上げれば、そこには自分より遥かに大きな毒島の体。 「大丈夫か? ……勘違いするなよ……お前に倒れられたら困るからな」 そう言い残すと再び戦場に駆ける毒島。 「本当……ぶっ殺したくなるくらいカッコイイんですから……」
もっとも、今のフォローをしていたのは毒島だけではない。 「……まったく、世話がやけるんだから」 ギターマシンガンを構え、溜息を吐く神凪・刹菜(bn0010)。 彼女の援護射撃があったからこそ毒島の援護防御が間に合ったようなものだ。。 「さあ、派手にいくわよ!」
目の前の三人を見、威嚇するように刀を担ぐゴースト。 恐らく三人が一筋縄でいかない事を理解したのだろう。 体勢を整えると、再び三人の方に向き直す。
……そう、眼の前の三人に!
完全に注意が逸れるのを待っていたのだろう。 背後からこっそり近付いていた癒月・マヒロ(bn0015)が忍者刀を構え飛びかかる。 「!?」 予想外からの攻撃に反射だけで何とか攻撃を防ぐゴーストだが、その、防御したマヒロ自身の姿がかき消え、後ろからもう一人のマヒロが再び飛びかかる。 「二天一流モード! くの一忍法、お見せします!」
ゴーストとの戦いはまだ始ったばかり。 だが、四人は確かな勝利を確信していた。
※人気投票をする場合は、投票するキャラクターでログインしてください。
|