
『日頃の感謝を込めて』
…って、たこ焼きじゃなくてチョコトリュフよ?
たこ焼きとか言ってっとマジでたこ焼きにソースの代わりにチョコ塗って食わすぞ。
土台がシュークリームなんてオチはつけないわよ?
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安眠騎士・カルタリ(c24330) 2012年06月01日 02時 そうねェ、でも結局難しい問題を考えるので精一杯で姫の現状を見に来ることもなく、そして問題もやっと思いつけたのが翌週になってからだったそうよ。 |
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安眠騎士・カルタリ(c24330) 2012年06月01日 02時 粗末な食事だけ与えておけといわれたけれど、彼女は姫においしい料理を持ってきたわ。そしてあの男は魔法は使えるけど頭はよくない。これからもできるだけおしゃべりにくるよ。でも気をつけて、魔法使いはいつも私たちに目を光らせているんだから。 |
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安眠騎士・カルタリ(c24330) 2012年06月01日 02時 部屋を片付けて、マッチがあったからまきを焚く事もできて、姫は椅子に腰掛けのんびりしていると、がちゃがちゃと鍵の音がして、女性が一人入ってきたわ。優しそうな彼女はあの男に逆らうとヒキガエルにされてしまうからしかたなく働いているけれど、私は貴方の味方よ、と告げるの。 |
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安眠騎士・カルタリ(c24330) 2012年06月01日 02時 辺りを見回せば、凹んだフライパンや壊れたいす、古いマットレスにお米や砂糖、りんごやチーズの箱がいくつも。男はこんなものがあることも忘れて姫放り込んだのね。 |
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安眠騎士・カルタリ(c24330) 2012年06月01日 02時 そんな中、姫は本を読むためにいつもポケットに入れているマッチとろうそくで明かりを灯したわ。そしてネズミは怖くないけど寝室にはいてほしくないわね。汚い所が好きというから少し片付けようかしら。 |
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安眠騎士・カルタリ(c24330) 2012年06月01日 02時 自室に戻った彼は召使を呼びつけ、『とうとう姫を捕まえたぞ。今、ねずみがいっぱいの穴倉に閉じ込めてやった。』と笑いながら言います。召使は王女なんてねずみの声を聞いただけで悲鳴を上げるでしょう。と主を持ち上げる言葉と共に小躍りしたの。そして何で姫にそんなことをするのか、彼は呟くわ。占い師に姫が自分を死に追いやると予言されたために、姫を探していたと。やられるまえにやってしまわなくては! |
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安眠騎士・カルタリ(c24330) 2012年06月01日 02時 そして三日後。盛大な結婚式が挙げられ、姫は彼の居城へと連れて行かれました。長い暗い階段を下りて、地下の小部屋へ姫を押し込めると外から鍵をかけてしまいます。 |
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安眠騎士・カルタリ(c24330) 2012年06月01日 01時 『この国のきまりで、父親が結婚を命ずれば、娘はそれにさからえない』おばあさんはそう姫に言います。だけど姫の言うとおり、たちの悪い魔法使いなのは確か。そして今まで黙っていたけれど私は魔女なんです、と。彼が魔法使いでなければヒキガエルに変えてしまうのだけどね。だから貴方にしてやれることは、貴方が困った時に三つの願いを叶えてあげることだけ。 |
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安眠騎士・カルタリ(c24330) 2012年06月01日 01時 三日以内に結婚式をあげることを姫に告げますが、姫はもともと結婚する気などなかったので、いじわるな魔法使いにしか見えないみじらぬおとことの結婚などまっぴら。困り果てて、一番仲のいいワイゼルおばあさんを訪ね、一部始終を話してみました。 |
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安眠騎士・カルタリ(c24330) 2012年06月01日 01時 王様は言います。『そんな恐ろしい約束誰ができるものか。どんなに世話がやけてもかわいい娘にかわりはない』 しかしボックスはおもむろに小さな箱を取り出し、『承諾してくれたらこれを差し上げましょう』 中にはぎっしりつまった輝くばかりの美しい宝石。王様は思わず承諾してしまったのです。 |
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安眠騎士・カルタリ(c24330) 2012年06月01日 01時 新しい婿候補に王様はとても喜んだんだけど、その男、実は悪巧みをもった魔法使いだったの。男は『かしこい女性を妻にしたい。だから結婚したら三つの仕事を姫にお願いして、世間で言われているほど本当に賢いのか照明していただきたい。しかしもしできなければ姫の首を落としてもいいと、約束していただけますか?』 王様は驚きます |
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安眠騎士・カルタリ(c24330) 2012年06月01日 01時 三人目以降? そこは省略されてるんだけど…何ヶ月か経ったある日やってきたのは長いマントを翻し、灰色のあごひげを蓄えたボックスと名乗る男… |
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安眠騎士・カルタリ(c24330) 2012年06月01日 01時 王様はカンカン。何日も宝石を手にする事もなくお城の中で怒鳴り散らしていたわ。こうして何人も王子がやってきたけれど、皆秘めの賢さにびっくりして逃げ帰ってしまったわ。 ……まぁ二人目はさすがにゲストをないがしろ感が否めないけどねェ(苦笑 |
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安眠騎士・カルタリ(c24330) 2012年06月01日 01時 そして、晩餐会後、テラスで王子と過ごすのだけど、王子は再び姫を褒め称えるわ。だけど姫もおなか一杯。同じ事ばかり聞かされるのでついウトウト。王子が褒め称える言葉を遮って高いびきで寝てしまったわ。王子はカンカンに怒って、王様に『さようならッ』とだけ言って帰ってしまったわ。 |
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安眠騎士・カルタリ(c24330) 2012年06月01日 01時 そして二人目の王子がやってきた。今度は黒いまっすぐな髪と茶色の瞳の王子様。晩餐会の間中姫を褒め称えたけれど、姫はごちそうを食べるのに夢中。それに姫は毎日鏡を見ているから自分がどんな顔をしているか十分に知っている。だから他人からどんな風に見えるか特別興味がなかったんですって。 |
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安眠騎士・カルタリ(c24330) 2012年06月01日 01時 金髪の巻き毛の王子は、2回目も十四手で姫が勝ち、三回目にはあからさまに不快な顔をしながらコマを並べたけど、今度はたったの十二手で勝負がついてしまった。王子は椅子を蹴ってたちあがり、王様に失礼しますッとだけ言って姫へは目もくれず馬に乗ってさっさと帰ってしまったわ。 |
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安眠騎士・カルタリ(c24330) 2012年06月01日 01時 王子は晩餐会の間中、ドラゴンや人食い鬼を退治した手柄話を自慢げに話し、晩餐後には姫をチェスに誘ったわ。チェス盤を前にしても王子の自慢話は止まらない。しかし姫は王様の書庫にあった本でチェスの仕方を知っていたし、王様の家来たちを相手に練習を積んでいたから、盤面をじっくりみつめ、わずか十五手で王子を負かしてしまったわ。王子は美しい顔をちょっとしかめ、『では、もう一度』 |
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安眠騎士・カルタリ(c24330) 2012年06月01日 01時 そうね、本もいっぱいあった。知らない知識をどんどん吸収していくのが楽しくて、そして彼女は乗馬とダンスのレッスンも好きで、絵を描くのも上手。お裁縫もよくできたので毎日が充実していたのよ。 |
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安眠騎士・カルタリ(c24330) 2012年06月01日 01時 姫様は王様が自分に見向きもしない中、とても可愛がってくれる召使いがいたので、読み書きを習い、王様の書庫の本を全て読み漁るまでになってたの。王様は毎日大切な宝石が盗まれないか、それだけを心配していたわ。 |
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漆黒を桎梏する魔法少女・クィ(c03420) 2012年06月01日 01時 今のこの…エンドブレイカーの時代は,どんな感じなのかな。クィが住んでたアクスヘイムは、けっこう封建社会っぽい感じだったんだけど…ラッドシティは近代的なところだったよね。 |
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安眠騎士・カルタリ(c24330) 2012年06月01日 01時 そうよ、それはその時代は男性上位で女性は家庭に入り、子を産み、夫に尽くすことだけを求められたからネ。賢くて自分の意思を持って意見するとか、仕事を持つとか考えられなかった時代なのよ |
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漆黒を桎梏する魔法少女・クィ(c03420) 2012年06月01日 01時 (こくんとひとつ頷いて)うん、お姫様、ちゃんと自分で考えて、判断できる人だったんだよね。それなのに…、わざとおばかなふりしなさいって、言ったんだよね。そのきょーいくかかりのひと。 |
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安眠騎士・カルタリ(c24330) 2012年06月01日 01時 何も知らない女の子がかわいらしい、殿方の言う事に逆らわず首を縦に振る女の子がかわいらしいって言われてた時代ネ。そして教育係はある日とうとう王様に報告したの。『貴方の娘はとても賢いのです』 王様は宝石や金貨を数える手を止めて『何だって?賢いというのは本当か』そして大慌てで姫の結婚相手を探し始めたの。賢い娘などあってはならない。そんな事がばれる前にさっさと嫁にやらねば。 |
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