<アクエリオ水神戦 第5ターン結果>
第5ターンの開始状況
ニニギアメツチへの往く手を阻んでいた巨獣達は倒された。水神アクエリオがニニギアメツチの力を抑え込んでいられる時間は、そう長くはない。
エンドブレイカー達は巨大なる白き異形へと挑んでいく。
だがニニギアメツチの力は、水神アクエリオによって大幅に弱体化されてなお、強大の一語に尽きた。
挑むだけでも心をへし折りかねない威圧感は、ニニギアメツチが水神祭都アクエリオを崩壊させてあまりある存在だという事実を、改めてエンドブレイカー達に知らしめていた。
ニニ、ギ、ニニ、ギ、ニニギアメツチ……。
邇邇藝天地我尊と、その影が輪唱する呪いの言葉は、エンドブレイカー達を次々と塩の柱へと封じ込めていく。
だが幸い、滅びの大地で敗北した勇者達が編み出した、『塩柱化』を解除するための術はエンドブレイカー達にも伝わっていた。
「これから言う手順に従って、解呪を行って下さい!!」
「星霊術士に魔想紋章士、誰でもいいから協力してくれ!」
聖愛の白銀華・アオイ(c00793)と超獣武神バルカイザー・バルドゥイン(c04209)がエンドブレイカー達に伝えた手順に従って、塩の柱に閉じ込められたエンドブレイカー達にすぐさま解呪が施されていく。
そんな中、水神アクエリオは渾身の力でニニギアメツチノミコトの猛威を抑え込んでいた。
ニニギアメツチの頭上へと叩きつけられる水はまだ勢いを失ってはいないが、完全体となった水神アクエリオをもってしても限界はあると、滅びのエンディングを目撃したエンドブレイカー達は理解している。
「流石は邇邇藝天地我尊……強大なる深海の根源ということだね」
「深海の……根源?」
邇邇藝天地我尊をそう呼んだアクエリオに、エンドブレイカーが疑問の視線を向ける。
水の大星霊たるアクエリオは、王冠の中にしまっていた書物を取り出してみせた。
「ここには、私も知らなかった……あるいは勇者達に召喚された際に記憶が損なわれたのかも知れないが、とにかく私の秘密が記されていてね」
再び書物をしまいながら、アクエリオは語った。
「邇邇藝天地我尊(ニニギアメツチノミコト)は本来、この世界の海や水、全ての元となった存在なんだ」
水に関わる星霊には、幾つかの種類が存在する。
アクア、ディオス、リヴァイアサン、そして大星霊アクエリオ。
それらは全て、海や水、そして水の循環を管理するため、世界創世の後に創り出された存在だ。
では、星霊より先に存在した海、そして水はどのようにして創られたのか?
「その答えこそが『邇邇藝天地我尊』ということになる。彼も本来、世界創造の後に消えるべき存在だったはずのだけれどね」
「確か、『盟約の地』の大地母神も、同じようなことを言っていたような……」
エンドブレイカー達の中には、そう思い出す者もいた。
『私の使命は、自らの躰を空と海に捧げる事で、この世界の大地と成る事でした』
大地母神は世界創世の際、己の存在についてそう語っていた。
邇邇藝天地我尊も、同じような存在ということなのだろう。
「もっとも、大海の根源と呼ぶべき偉大な存在だったのも、ずっと過去の話さ。
全てはマスカレイドの出現で歪んでしまった」
大地母神が語ったように、それらは全てマスカレイドという種の『王』、魔王ゼルデギロスが創世の力たる棘(ソーン)を歪めたことで覆った。
本来ならば創世の後に消えるはずだった存在達も、大魔女スリーピング・ビューティの五将軍として人類に牙を剥く。
「だからエンドブレイカー、今は、あの哀れな存在に終焉を与えてやって欲しい。
もう、彼が止まる術はそれ以外にないだろうから」
ニニギアメツチの咆哮が、水神祭都アクエリオを揺るがす。
周囲のマスカレイドの数は大幅に減じている、戦いが最終局面に至りつつあることを、エンドブレイカー達は理解していた。
あなたの戦闘結果(FLASH版/HTML版)
戦場(リンク) | 参加者 | 結果 | 棘(ソーン) |
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ニニギアメツチ | 2887 | 11勝52敗 敗北 | 【水神聖水結界】【水神大瀑布】【水神祭都崩壊】100000⇒51568 |
ブレイクゲージ残量(第5ターン終了時点) |
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21353−5156=16197 |
ターン終了時能力 |
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ニニギアメツチの【水神大瀑布】! ブレイクダメージ51568⇒5156 |