<ゼルフォニアの戦い 第5ターン結果>
第5ターンの開始状況
●最古のエリクシルの妖精『シュピーゲンデ』エンドブレイカー達の前に浮かぶのは、巨大なエリクシルの妖精であった。
大魔女スリーピング・ビューティが最初に呼び出したエリクシルの妖精、『シュピーゲンデ』。
彼女は大魔女配下のイマージュたちを率いい、儀式場への道を阻んでいた。
だが、その抵抗も、勢いに乗るエンドブレイカー達の前では儚い。
「エリクシルの妖精なら、これまでに何度も倒しているのですからね」
混世魔王・ファウナ(c22864)をはじめとする旅団≪Esther≫のエンドブレイカー達も、イマージュ達を幾多の戦いを経て磨き抜かれた実力によって駆逐していった。
「これで、終わりだよっ!!」
ファウナの放った血の猟犬達が、イマージュたちごとシュピーゲンデをかみ砕いていく。
羽をもぎ取られ、地に墜ちた妖精を油断なく見つめながら、ファウナはふと疑問を抱く。
「それにしても、スリーピング・ビューティが忠実な配下を欲するなんて、おかしな話ね……マスカレイドという絶対に逆らわない配下がいるのにね?」
その疑問に答えたのは、死に瀕した妖精、シュピーゲンデ自身であった。
スリーピング・ビューティは 願い ました
私が スリーピング・ビューティに 逆らわぬ 配下と なることを
私は 彼女の 命令により この世界に留まり ました
そして 語りました エリクシル その真実 を
「エリクシルの真実?」
ファウナは、虚を突かれたような思いで、崩れゆく巨大なエリクシルの妖精を見た。
都市国家に満ちた棘(ソーン)が開花した時に出現する万能宝石エリクシルは、大魔女スリーピング・ビューティの力の源泉であると言われる。
だが、エリクシルの力は大魔女にも制御しきることは出来ないものであるとされていた。
それは、アウィンが遺したエリクシルの力もあって、五将軍を倒すことに成功したエンドブレイカー達も実感するところだ。
ましてや、大魔女が妖精にエリクシルの真実を語らせたというのならば……。
「エリクシルは、大魔女が生み出したものではないというの?」
ならば、万能宝石エリクシルはどこからもたらされているのか。
そもそも、『願い』を叶える代わりに『代償』を求める万能宝石エリクシルとは何なのか。
それらの答えをいまだ得られていないことに改めて気付き、ファウナは慄然とする。
既にシュピーゲンデは消え去り、疑問に答えは返らない。
勝利を得ながらも、その場に居合わせたエンドブレイカー達は、不可解な疑問を感じていた。
●燦然棘獣グラニドン
大魔女の儀式場入口を守る最後の敵軍団。
その正体は、光輝く大怪獣の軍団であった。
『グラァァァニドォォォン!!』
「おいおい……」
「品の無い鳴き声ですね」
「というか、名前そのままじゃないか」
思わずエンドブレイカー達が現実逃避気味な会話をかわしたのも無理はなかっただろう。
美しく金色に固めた大怪獣、燦然棘獣グラニドン。
その身体は、王城の尖塔よりもなお巨大であった。
燦然天使ゼルフォニアの光の欠片と棘を混ぜ合わせるだけで、これだけの強敵が生まれたのである。
『創世の光』が万が一にも放たれたならば、
「しかし、召喚を止めることはもう無理だぞ」
「ならば、あいつを倒して、ゼルフォニアを倒す前の景気づけにしようかのう!!」
『グラァ!?』
勢いよくグラニドンに攻撃を叩き付けるハンマーの魔獣戦士・ヨシュア(c24905)。
威力よりも勢いに身を揺らしたグラニドンが大きく吠えると、儀式場からの光が次々とグラニドンを縮小したかのようなイマージュマスカレイドへと変貌していく。
「眷属を生み出す燦然天使ゼルフォニアの能力を受け継いでるのか、それとmこ大魔女のマスカレイド創造能力の方か……?」
「どっちでも構いやしない、全て叩き潰すまでだ!!」
グラニドンが呼び出した怪獣軍団と、エンドブレイカー達が激突する。
見上げるような体躯を持つ怪獣達は脅威の一語に尽きただろう。
だが、それを圧倒しているのはエンドブレイカーの側だ。
「これなら、レイレギオの方がよほど脅威だったぜ!」
終焉に抗う勇士号を襲った燦然光獣レイレギオ。飛翔能力を有し、配下に飛行能力をも与えうる
そして何より、戦力を集中できる今の状況は、マスカレイドにとっては最悪とも言えるものだ。
「せめて災害竜より強くなってから出て来るんじゃったな!!」
燦然棘獣グラニドンは、世界に炎の災厄をもたらす可能性を秘めたイマージュマスカレイドだ。を逃すつもりは、エンドブレイカー達には毛頭なかった。
『グラァァァニドォォン!!』
光り輝くグラニドンの足が振り下ろされ、エンドブレイカー達を踏み潰さんとする。
その場を飛び退いたエンドブレイカー達は、怪獣の身体を駆け登り、その首筋に攻撃を撃ち込む。
怪獣が大きく身体を揺らした隙を逃さず、ヨシュアの姿が完全なる魔獣のそれへと変貌する。
咆哮と共にグラニドンの首筋に爪が幾度も振り下ろされ、燦然棘獣はその身に帯びた棘ごと消え去るのであった。
●天使再臨
エンドブレイカー達がイマージュたちとの戦いに勝利を収める。
それと時を同じくして、儀式場からは厳かな声が響く。
『目覚めよ、ゼルフォニア』
儀式場から伸びる光の柱は次第に広がっていき、弾けるように消え去る。
「今の声は……」
「それよりも、空だ!!」
今の時間ならば、既に暗くなり始めてもおかしくないであろう空が昼よりも明るく照らされる。
その光を発しながら、巨大な人型が燦然鉱脈ゼルフォニアの上に光臨した。
「あれが、燦然天使ゼルフォニア……!!」
その光によって世界を焼き払う原初の獣。
燦然天使は、その姿をエンドブレイカー達に見せていた。
あなたの戦闘結果(FLASH版/HTML版)
戦場(リンク) | 参加者 | 結果 | 棘(ソーン) |
---|---|---|---|
動かざる大台風 | 268 | 0勝18敗 敗北 | 【鈍重】10000⇒9944 |
最古のエリクシルの妖精『シュピーゲンデ』 | 935 | 18勝0敗 完勝! | 2875⇒0 |
燦然棘獣グラニドン | 1606 | 32勝0敗 完勝! | 【絶望】4500⇒0 |
ブレイクゲージ残量(第5ターン終了時点) |
---|
26567=26567 |
ターン終了時能力 |
---|
動かざる大台風の【鈍重】! ブレイクダメージ9944⇒0 |