<ラッドシティの戦い 第3ターン結果>
第3ターンの開始状況
●ラッドシティ犯罪王ダールティエ Battle9紫煙群塔ラッドシティの都市部で犯罪を重ねていたラッドシティ犯罪王ダールティエ。
モスキートに与えられた指示をコツコツとこなし続ける中で、彼は無数の拠点や逃走経路を準備し、それらを駆使して犯罪に利用していた。
当然、この戦いにおいてもダールティエはそれらを利用していたのだが、犯罪課としてラッドシティの街を走り回ったエンドブレイカーの方が一枚上手であった。
加えて、十分な人数にゴーレム兵団までが投入され、ダールティエの往く手を阻んでいく。
「も、もう来てしまったのかエンドブレイカー! 留守だと伝えろ!!」
「通じるわけないだろうが!!」
ラッドシティ市内のアジトの一つへと、クリムゾンメイル・アーウィン(c30148)は乗り込んでいく。
慌てていた様子だったダールティエは、取り繕うように髪をかき上げる。
「フッ、この程度で私を追い詰めたつもりかね?
このような時のために、モスキート様から与えられた指示があるのだよ」
言って、モスキートから与えられていた指示書を開くダールティエ。
瞬間、彼の体が震えるのをアーウィンは目撃した。
「そ、そんな無体な!」
地面に叩き付けられた指示書には、『最終指令:エンドブレイカーと戦い、時間を稼げ』とだけ書かれていた。
要は、玉砕の命令である。
「仕える相手を間違ったようだな……いや犯罪者になった時点で間違っているか」
「黙れェェェ!!」
爪を突きだし、襲い掛からんとしたダールティエ。
だが、アーウィンの振るったフレイムソードは透明な炎と共に、ダールティエの体を断ち切っていた。動きを止めたダールティエの体が、炎に包まれ消滅していく。
●犯罪計画屋モスキート Battle35
「全く、ダルクレイジーも役に立たないですね!」
ラッドシティの放棄領域。既に打ち捨てられた廃墟の壁を蹴り、建物から建物へと飛び移る奇妙な人影があった。
蚊を思わせる仮面、マスカレイドとしての正体を現した犯罪計画屋モスキートだ。
その仮面についた装飾がぶつかり合って、奇妙な音を立てている。
「図体ばかりデカくても、所詮はゴーレム。計画のコマとして利用されるしか価値の無い存在だ。この私とは違いマス!!」
だが、逃走を図る彼の往く手を阻む者達がいた。
「エンドブレイカー……!!」
モスキートが憎々しげに敵の名を呼ぶや否や、配下の男達がエンドブレイカー達との交戦を開始する。細長い剣を武器とするスティンガーズと名乗るマスカレイド達。
素早い動きを身上とする彼らだが、モスキートは彼らではエンドブレイカー達に抗しえないと見切りをつけていた。
「全く、直接殴り合うのは趣味ではないというのに……!!」
自ら弓に矢を番え、エンドブレイカー達を射ていくモスキート。
だが追い詰めた敵を前に、エンドブレイカー達の士気は高い。
追いすがるエンドブレイカー達から逃れようとするうち、モスキートの周囲にいたマスカレイドは次々と撃破されていった。
「ワタシの美しい犯罪計画を邪魔したエンドブレイカーと懲罰騎士団。お互いに疑心を抱き、争い合っていればよかったものを!」
「ふざけた事を!」
盾の城塞騎士・カイン(c01546)の声が、モスキートの足を止める。
「どいていロ!!」
振るわれるハンマーをいなしたモスキートの矢がカインの肩をかすめる。だがカインは盾ごと体をぶち当て、飛び退くモスキートの態勢を崩させた。
「クっ……!?」
バランスを崩し、建物から転落したモスキートは態勢を立て直して着地するが、カインはそれを逃さない。建物から飛び降り、モスキートを追ったカインの振るった一撃は、犯罪計画屋を地面に叩き付ける。
「こんなところで、終わるのですカ……試したい犯罪計画は、まだまだあったというのに……」
口惜しげに言い残し、動きを止めたモスキートの仮面が消え、整った顔が露わになる。
彼が何故このようなマスカレイドとなるに至ったのか、カインはそれを知る由も無かった。だが、それがいかなる理由であれ、彼が為したことは許されはしないだろう。
「おーい、大丈夫か?」
「……ああ!」
カインは建物の上から呼びかける仲間達を振り返り、ハンマーを掲げて見せるのだった。
●変態貴族イエスロー:Battle13
「イエスロリータっ」
「やめなさい」
変態貴族イエスローの変態的な雄叫びを、花凪ぐ白夜叉・スバル(c14069)は、微笑みを浮かべながら阻止してみせた。
人間的に……いや、マスカレイドであっても、その趣向はいかがなものかと思われたのだ。
だが、変態貴族は全く動じない。
「エンドブレイカーとは素晴らしいものだな。先程、隠れながら観察させてもらった限り、美しい幼女がわんさかいたものだ。我がマスカレイドとなりしは、この美しい幼女の姿をこの目に焼き付けるためだったのだろう。イエスロリーっ」
「やめなさい」
再びスバルが阻止。
変態貴族イエスローの隠密能力が、まさか、そんな意図があるものとは、スバルの機嫌が少し悪くなった。
「やめろって言ってるだろうが! てめぇの変態もここまでだ。その変態性欲と共に、綺麗さっぱり葬ってやるぜっ」
機嫌が悪くなり豹変したスバルが仕込み杖をキランと抜き放つ。
だが、イエスローは変態の誇りとともにニヤリと下卑た笑いを返して言い放つのだった。
「くっくっくっ。妖女の素晴らしさがわからぬとは、お前、この世界の楽しみの半分を知らぬのと一緒だぞ」
と。
どこか、スバルを哀れむような口調だ。
本当に、そう思ってるのは間違い無い。
まさに変態だ。
「おかしいのはてめぇだろうが。そもそも幼い女って書いて幼女なんだからなっ!」
スバルが、イエスローに人の道を語る。
相手は、マスカレイドだけれども。
だが、変態貴族は動じない。
「幼女の幼という文字は、妖艶の妖に通じる。つまりは、そういう事だ」
なにがつまりか全くわからない。
「どうやら、俺達の戦いに、もはや言葉は不要のようだな」
スバルは+白花揺姫+を構えて、イエスローににじり寄る。
「その通り、既に、語るべき事は全て語った。あとは、戦うのみ」
ニヤリとイエスローは笑みをうかべ「キェーッ」と怪鳥のような声をあげるとスバルに駆け寄ろうとする。
が、その攻撃はスバルには届かない。
「消え失せろ月光斬っ!」
スバルの放つ刃が半月の形にイエスローを斬り、そして、満ちた月のように死へと誘ったのだ。
「勝負、有り、だ」
スバルの言葉に、イエスローはがくんと膝をつきながら同意を示した。
「見事なり、我の負けだ。次に生まれるならば、お前達エンドブレイカーの仲間となり……、美幼女旅団を作ってうっはうっ、ぐはぁ」
途中まで真面目に聞いていたスバルが、すかさずイエスローに止めを刺した。
「イエスロー、てめぇは、正真正銘の変態だったな」
それだけいうと、スバルは再び戦いの場に身を躍らせたのだった。
●大伯爵ジョージブルム:Battle24
豪華にして華麗、華麗にして荘厳、荘厳にして豪華。
これを7回くらい繰り返せば、大伯爵ジョージブルムの豪華華麗荘厳な姿を表す事ができるだろう。
それもそのはず、ジョージブルムは、王の風格をもったマスカレイドであった。
「ラッドシティ初代王、ジョージブルム1世の面前であるぞ、頭が高いひかえおろうっ!」
エンドブレイカーの軍勢に対して、威風堂々と言い放つ。
彼らの軍勢もまた、エンドブレイカーを無視して大伯爵ジョージブルムに対して叩頭してみせた。
それは、戦場においては完全無欠の隙となる。
「えーと、これ、どうすればいいのかな?」
蒼焔華・クレアリデル(c15943)は、あまりといえばあまりな戦場に少しあきれかえりながら、星月の皇剣の仲間と共に戦場を進み、ジョージブルムに迫っていった。
「そういう傲慢な態度は、良く無いと思うんだよ」
だが、そのクレアリデルの諫言に、ジョージブルムは上から目線で反論した。
「お前のような下賤の者が、王に刃を向けるとは身の程知らずとはこのことよ。我が王権の前に神罰を受けるが良いっ!」
だが、その言葉に攻撃が続くことは無かった。
もしかしたら、本当に、王権による神罰が下るとでも思っていたのだろうか?
「えっと、王権とか本当にそう思っているのかな?」
フレイムソード『ルーフグレイズ』を構えてジョージブルムに相対したクレアリデルが疑問を口にした。
クレアリデルの周囲には妖精の気配が濃厚になっていく……。
戦場では、他の仲間達がジョージブルムの軍勢を草を刈るように撃破しつつある。
実力も無い癖に気位ばかり高い軍勢は、その傲慢によって滅びる……、この戦いはその証明であるかのようだった。
「ばかな、王であるこの私が、このような所でぇ」
「ジョージブルムくんは、王じゃないんだよ。ただの大伯爵なんだもん。んー、違うね。ただの下賤なマスカレイドに過ぎないと思うんだよ」
クレアリデルは、そういうと、フェアリーストームでジョージブルムを圧殺して見せた。
「こんな人がいるから、皆が苦労したんだね。そう思うと……悲しくなるよ」
そう言い捨てたクレアリデルは、ジョージブルムであったものを見下すと、新たな戦場へと歩を進めたのだった。
●歌人卿サネトモ:Battle29
貴族街の一角、ジョージブルムの持つ邸宅の一つが、歌人卿サネトモの陣地となっていた。
周囲には東方風のモンスターたちや、サネトモを含め東方風の服装に身を包んだ男達が待機し、この一角だけが他の都市国家となったようにも見える。
守備部隊を突破して、エンドブレイカー達はこの屋敷へと突入していた。
「この都市での計画も潰えたか……なれば次の都市へと向かうしかあるまいな」
かつて、ヘレノス監獄で犯罪課の捜査官達と面会したこともあるサネトモは、短冊に何事か書きつけていた手を止めた。
「犯罪課がエンドブレイカーの巣窟であったとはな。汝らがヘレノス監獄を来訪せし折に、気付けぬ我が不覚であったか。
早期に警察上層部を抑えることが出来ておればのう」
周囲では、既にエンドブレイカーとサネトモ配下のマスカレイド達との争いが始まっていた。
サネトモは配下の者達を従え、屋敷に設けられた隠し通路へと入っていった。
革命の時にジョージブルムが設けた仕掛けだ。
足早に進むサネトモ。だが、その後方で不意に悲鳴が上がる。マスカレイドの悲鳴だった。
「まさか、もう追いついたと!?」
驚きを顔に浮かべたサネトモの目に、敵陣を突っ切って来た白薔薇と一角獣・シェーラ(c01095)の姿が飛び込んで来る。
往く手を阻まんとしたヌエを斬り倒しながら、シェーラは茫洋とした口調で言った。
「ここまで、だよー」
「笑止である。貴様らごときの力で、我にかなうはずがあろうか」
顔の半分を老爺の面で隠し、背には煌めく水晶が生える。
マスカレイドとしての姿を露わにしたサネトモは、手にした短冊を読み上げる。
『儚さや あはれ命は 薔薇の露』
詠まれた即興詩が、背の水晶に反応し、エンドブレイカー達の命を奪わんとする。
「マスカレイドとしての、力……?」
その呪いに抵抗しながら、エンドブレイカー達はサネトモへと攻撃を繰り出していった。
サネトモが即興で次々に読みあげる歌が、呪力を帯びて彼の敵を責め苛む。
次々と隠し通路に入り込んだ者達が倒され、それでもエンドブレイカー達はサネトモに迫っていく。サネトモの呪力を克服し、縛る技を撃ち込んで……そしてシェーラの繰り出した神火斬妖剣が、ついにサネトモの体を捉える。
「武芸の粋、神火の技、このような若年の身で修めるか……!!」
驚愕の声と共に、サネトモの呪力を高めていた水晶が砕け散る。
「己のための国を築かんとする我が夢、ここに滅びるか。せめて、最期に一首を読もう」
『神火こそ 末期の旅の 篝為り』
最期に一つ、言い残し、サネトモの体は水晶のように砕けて消え散るのであった。
●赤栗鼠マルゴ Battle5
赤栗鼠マルゴを追うエンドブレイカー達は、ラッドシティの街を走る下水道へと入り込んでいた。マスカレイドとなる以前からの活動範囲であった下水道を行き来しながら逃げ惑う赤栗鼠マルゴを探そうとするエンドブレイカーを阻むのは、無数の大鼠だ。
その勢力の大半は、彼女が操る大鼠である。
ことごとくがマスカレイドの仮面をつけた大鼠は下水道の壁や細い隙間をくぐりぬけてエンドブレイカー達にかじりついて来る。
守りを突破し、エンドブレイカー達は、下水道の奥に隠されたマルゴの居場所を発見していた。
「そ、そんな、ここが見つかるなんて……!!」
泡を食った様子で、マルゴはエンドブレイカー達に大鼠をけしかける。
だが、大鼠たちの守りを縫って、山脈殺しの・カルラ(c13841)の体が飛んだ。
扇を構えた彼女の体が、疾風を伴いマルゴに激突する。
「あ……あッ!?」
隙を突かれたマルゴの細い体が吹き飛び、下水道の壁面に激突し、そのまま動きを止める。
「蛇喰らいシェラハ……子供だろうと、利用するとはな……」
マルゴの体を横たえ、カルラは残る敵を掃討していく。
エンドブレイカー達の攻撃の前に大鼠たちがマルゴの後を追うまで、時間は要さなかった。
●群星の踊り子レッサインプ:Battle20
「天に輝く七つ星、踊り踊れ、舞い踊りそして破滅しなさい」
妖艶なる踊り子、群星の踊り子レッサインプは、その美しき肢体を惜しげもなく披露し、華麗なステップを踏む。
かつて、そのステップを踏むヒールで踏みにじられる為に、男達がダンスホールの床に身を投げ出したとされる華麗なステップ。
マスカレイドの力を得た彼女のステップは、その華麗さに加えて危険な力をも備えていた。
「レッサちゃんの相手は、このオレだよ」
その妖艶なるレッサインプの前に立ち塞がったのは、無垢なる銀緑・アロイジウス(c20744)。
11才というその年齢よりも若く見える彼に、レッサインプは微笑した。
「こんな可愛い子の相手をするのは、久しぶりね。あれはそうね、伯爵夫人に息子の筆下ろしを頼まれた時でしたっけ」
ふふふと含み笑うレッサインプに、アロイジウスは無垢な笑顔を向けた。
「それじゃ、レッサちゃん。さっそく、オレと遊ぼうよ」
天真爛漫なアロイジウスにレッサインプも微笑みながら答える。
「それでは、私はあなたの事を、アロワと呼ばせてもらうわ。小さな旦那様、ぜひとも可愛い喘ぎ声を聞かせてくださいませね」
アロワと呼ばれたアロイジウスは、にっこりと微笑んで竪琴を構えた。
「レッサちゃんの踊りに、オレが伴奏をつけてあげようかな? きりきり舞に踊らせてあげるよ」
「なら、私はアロワの事を踊らせてあげましょう。天にも昇る心地にして昇天させてあげますわ」
互いに互いの隙をうかがい空気が緊張をはらむ。
レッサインプの胸元から流れる汗が煌めき、アロイジウスの銀色の髪に降りかかる。
どんな男でも、その踊りに酔いしれるしかない。
そういう踊りだ。
だが、アロイジウスは冷静さを失わなかった。
「レッサちゃんの踊り飽きたな。オレが好きなのは、こっちの踊りだもの。ダンシングフェアリー!!」
アロイジウスの言葉に、彼の妖精が姿を現した。
そして、セクシーアピールでレッサインプを魅了させて見せたのだ。
「この子の踊り、どうだったかな?」
にっこり笑ったアロイジウスに、レッサインプは静かに倒れ、そして滅びた。
踊りで負けたのならば悔いは無い……、微笑みながら、そう言い残して。
●虹の館のマールゥロゥ Battle15
歓楽街を彷徨う娼婦たち。
普段、夜の世界の住人達である彼女が陽の下を堂々と歩いている光景は、それだけで強烈な違和感を伴うものだ。
「エンドブレイカー様、どうぞ私達のお店へ!」
「楽しい時間を、一緒に過ごしましょう」
さりげない蠱惑的な仕草を交えつつ、エンドブレイカー達に声を掛けて来る娼婦たち。
マールゥロゥが経営する娼館『虹の館』の娼婦たちだ。
顔を覆うように、あるいはに艶っぽい衣装で包まれた肢体に現れた白い仮面は、彼女達がエンドブレイカー達に敵対する者であるという証に他ならない。
さざめくように言葉をかけて来る娼婦たちは、さりげなくエンドブレイカー達の往く手を阻むような位置を取り、進撃を阻まんとする。
可惜夜・ヴィオラ(c07939)をはじめとしたエンドブレイカー達が彼女たちとぶつかり合い、美しき娼婦たちの街角に、血の匂いが立ち昇る。
多くの娼婦たちを相手に、エンドブレイカー達は優勢に戦いを展開していった。
『虹の館』と名付けられた店へと突入するヴィオラたちに、マールゥロゥは美しく整った顔を向ける。その仕草のひとつひとつが美しいのは、彼女が
「あらぁ……乱暴なお客様ですねぇ……」
おっとりとした様子で、しかし誘惑の力を飛ばして来るマールゥロゥ。
その力をヴィオラが跳ね除けると、その顔色が僅かに変わった。
「私の力を阻むなんて……嫌な人ですねぇ」
「悪いけど、娼館に通うような趣味はありません」
娼館の中、乱戦に突入するエンドブレイカー達とマスカレイド。
その戦いは、ヴィオラのビーストクラッシュがマールゥロゥにとどめを刺した時に終わりを迎えた。
「惜しいですわぁ……もっと、このままでいたかったのに……」
その美しさを、マスカレイドとしての力で保っていたのだろうか?
死と共に一瞬にして朽ち果て、老婆と成り果てたマールゥロゥの姿に、ヴィオラは複雑な思いを抱くのであった。
●薫風のサッキネン Battle10
「どうした四足ホエール! アタイの言うことが聞けないのかい?」
鎖を鳴らし、配下である巨獣達に命令を下す薫風のサッキネン。
だが、勇ましいその声に、エンドブレイカーは焦りを感じ取っていた。
マスカレイドである四足ホエールも、サッキネンに対する反応は鈍い。既に多数を撃破され、エンドブレイカー達に包囲された今、命令を受けたからといって、即座に動ける状況ではないのだ。
「運搬用に特化したやつばっかり連れて来たのが裏目に出たか……こうも簡単にやられちまうとはね!」
「まずはガツガツ喰らっていくよ!!」
「くっ……!!」
黄昏る心の僕・タビー(c10911)のイーティングブロウが、彼女の周囲を守っていた四足ホエールへと噛みつき、その棘(ソーン)を喰らう。
「何をやっているんだい! こんな近くまで敵を接近させちまうなんて!!」
サッキネンの声を受け、巨獣達や海賊達が動き始める。
しかし、その動きの鈍さが命取りだった。
攻撃を集中させ、エンドブレイカー達は巨獣を次々に撃破していく。
地響きが響く中、サッキネンは諦めたように呟いた。
「ホエールたちがやられちまったか。なら、アタイも一緒に死んでやらないとかわいそうだろうねぇ……けど、その前にせめて一矢は報いさせてもらうよ!!」
「さあ、痛みに悲鳴をあげな!!」
鎖鞭が振るわれ、エンドブレイカー達に襲い掛からんとする。
だが、巨獣達の屍の隙間を縫って飛んだタビーの攻撃が、サッキネンを急襲した。
「棘(ソーン)の力にて赤き制裁を、下す!」
赤き断罪の正十字、衝撃の波がサッキネンを吹き飛ばし、四足ホエールの上から弾き飛ばす。
地面に落ち、動かなくなったサッキネンの姿を確認し、タビーはチームの仲間達にガッツポーズを向けた。
あなたの戦闘結果(FLASH版/HTML版)
戦場(リンク) | 参加者 | 結果 | 棘(ソーン) |
---|---|---|---|
ラッドシティ犯罪王ダールティエ | 348 | 9勝0敗 完勝! | 703⇒0 |
犯罪計画屋モスキート | 822 | 32勝3敗 勝利! | 【逃走】2622⇒0 |
カーニバルの道化ジェスター | 763 | 11勝14敗 敗北 | 【無敵】【逃走】4200⇒1240 |
変態貴族イエスロー | 453 | 13勝0敗 完勝! | 1050⇒0 |
大伯爵ジョージブルム | 533 | 22勝2敗 勝利! | 【傲慢】1835⇒0 |
歌人卿サネトモ | 904 | 27勝2敗 勝利! | 【逃走】2940⇒0 |
赤栗鼠マルゴ | 263 | 5勝0敗 完勝! | 191⇒0 |
群星の踊り子レッサインプ | 624 | 20勝0敗 完勝! | 【虐殺】1588⇒0 |
虹の館のマールゥロゥ | 591 | 16勝0敗 完勝! | 【絶望】1336⇒0 |
薫風のサッキネン | 514 | 10勝0敗 完勝! | 【ウォール】1350⇒0 |
ブレイクゲージ残量(第3ターン終了時点) |
---|
74694−1240−935=72519 |
ターン終了時能力 |
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革命聖女ゼファーの【革命】! ブレイクダメージ935 |