■リヴァイアサン大祭『……サヤ姉様?』『もう一寸待ってな〜。』
「んっふふ〜♪ 相変わらずかわいいなあ。ホンマ、かわいいは罪やで♪」それゆえ、彼女……サヤもまた、罪を犯そうとしていた。というより、現在進行中。
長いポニーテールと健康的な色黒の肌を持つサヤ。そんな彼女の豊満な肢体を今包んでいるのは、エプロン一枚のみ。俗に言う『裸エプロン』状態。エプロンの胸部分は、大きく形の良いサヤの両胸が布地を押し上げ、魅惑的な膨らみを作り出している。
サヤの目前にはベッドが、その上には少女が眠っている。
レイシェス、サヤのかわいい妹分。
時は夜、所はレイシェスの寝床。そして時期はリヴァイアサン大祭の真っ最中。
レイシェスは、銀髪と低めの身長と童顔、そしてサヤに劣らぬ豊かな胸を持つ少女。しかし胸と比べ、表情はあまり豊かとはいい難い。かくしてサラは、かわいいレイシェスの驚く顔を見たいと思い、ちょっとした計画を実行していた。
「……んっ……」
切なげな吐息が、レイシェスの唇から洩れた。
彼女の服をすべて脱がしたサヤは、彼女の身体にクリームや果物を飾り付けていた。
大きな両胸にクリームを塗り、その頂の小さな果実の上に、本物の果実をちょんと載せる。
「……んっ……んふっ……」
そのたび、レイシェスの口から洩れる吐息が、より切なげに、より甘くなっていくかのよう。
なだらかなお腹にもクリームを塗り、小さなイチゴを忘れずに。仰向けに寝転がってるこの体勢では、彼女のかわいいお尻は見えないけど、致し方ない。
そのかわり。すべすべした太もも、なだらかな腰回り、そして……大切なところ。レイシェスの身体中にクリームをちょんちょんと盛りつけ、塗りつけ、なでつける。
「……んふっ……んんっ……うんっ……」
いつしか、サヤの手の動きに合わせ、レイシェスの身体が『ぴくんっ』と反応するように。頬も上気し、赤く染まっていた。眠りつつも浮かべる切なげな表情が、またたまらない。
「……ああもう、ホンマにこのまま食べちゃいたいわ♪ ちょっとつまみ食い♪」
その反応に欲求を刺激されたサヤは、胸のサクランボをくりくりと動かし、クリームに隠れた小さな蕾を撫でまわす。
「……くふっ……は……ああっ……」
レイシェスの口から、一際切なく甘い声が漏れる。
そのままサヤは、レイシェスのクリームだらけの双丘の片方に顔を寄せ、その頂を口に含んだ。
「……あんっ……サヤ姉様? ……何……やってるの……?」
目覚めたレイシェスの声を聞き、さすがにサヤは離れた。
「……あーっと、これは……まあ、その、祭りやし……なあ?」
「……?」
サヤは焦った。うまいごまかしが思いつかない。
ならば、すべき事は一つ。
「つまみ食いでなく、正式にいただくで♪」
「……え? ……ふああっ!?……んむっ」
まだ寝起きでぼーっとしているレイシェスにのしかかり、サヤはその唇を奪い取った。
「……サヤ姉様の……えっち」
「んふふ〜♪ ごちそうさま♪」