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2人でリヴァイアサン大祭

獅子星・ウセル
アゾートアズール・キウ

■リヴァイアサン大祭2012『暖かな時間』

 年に1度のリヴァイアサン大祭の夜。幸せな恋人達。
 ――3回目となる大切な記念日。
 ウセルとキウは2年前のこの日、互いの想いを確認し合い、新しい関係となった。

 パチ、パチ、と小さな音を立てながら部屋を暖める暖炉の前、絨毯の上に向かい合って座り穏やかに流れる時間を共有する。
「3度目、ね」
 一緒に過ごすこの日が――続く言葉は口にせず、幸せそうにふわりと微笑むキウ。
「あぁ」
 何が、とは聞かなくともウセルには勿論分かる。だから優しい眼差しでキウの言葉に頷いた。
「……」
 キウがそっとウセルの左手を取る。頬がうっすら赤くなっているのは暖炉の熱のせいだけではないだろう。
「ずっとキウの傍で過ごす、そう誓ったからな」
 自分の手を取ったまま少し赤くなって言葉が繋げない愛しい恋人。成人して初めて迎えるこの記念日に少し背伸びをしたいのだろう。だからウセルは言葉を繋げやすいように助け舟を出した。
「うん……ありがとう……」
 キウは嬉しそうに微笑む。そのままウセルの左手を幸せそうに両手でぎゅっと握った。
「大好きだぞ」
 ウセルの力強い声。
「私も……」
 その声にキウの力がすっと抜けて、真っ直ぐウセルを見つめて幸せそうに呟く。
 ウセルの言葉には魔法がかけられているのだろうか、少し背伸びしようとしていたキウの緊張を完全にほぐした。
 キウは自然と吸い寄せられるようにウセルの左手薬指にそっと口付ける。
「離したりしないからな……」
 ウセルは優しくキウの耳元で囁き、左手はそのままに、右腕でキウの肩を優しく抱き寄せた。
「……うん」
 キウは小さく頷いて、口付けを離す。再び左手をぎゅっと握り、そのままウセルの胸にもたれ掛かった。
 柔らかな暖炉の灯り。柔らかな時間。愛しい人の温もり。繰り返される力強い誓い。趣味に触れていればそれだけで幸せだったキウの新たな幸せ。
 ウセルは左手に感じる確かな温もりに、更に右腕の力を込めて強く抱きしめる。
 この確かな幸せを決して離したりはしないと、そう改めて強く誓いながら。
イラストレーター名:はてな