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2人でリヴァイアサン大祭

スカーレットデスティニー・ルリィ
スカーレットデストロイヤー・ユーロ

■リヴァイアサン大祭2013『これが私の(妹)(お姉)様』

「にゃああっ!?」
 温泉の浴室にて。ルリィの悲鳴が響く。
「な、何するのよユーロ。っていうかどこ触って……ふああっ」
「うーん、やっぱりお姉さまの大きくて柔らかーい」
 言いつつ、ユーロは姉の胸をもみもみ。
 妹に後ろから抱き付かれたルリィは、その背中越しにユーロの豊満な両胸を感じた。髪と身体を洗いっこしてる最中だったので、二人とも全身が石鹸の泡だらけ。そのため、肌と肌がぬるぬるして、余計に身体と身体とが密着するかのよう。
 今年も里帰りし、いつも通りに姉妹で温泉。
 そして毎回、姉妹揃って裸になるたび。ルリィは妹と自分の身体を見比べてしまう。姉妹揃って胸は大きくなるものの、身長はもうちょっと欲しいところ。
 しかし妹に比べれば、自分の方がわずかにスタイルが良い……と思う。
 が、ユーロはそんなルリィの心中を察してるのか。まるで姉のサイズを測るかのように、ちょっと嫉妬してるかのように、おっぱいをくにゅくにゅ。
「ちょ、ちょっと……やめなさいってユーロ……んっ……」
 いくら姉妹と言え、こんな事をされてはさすがに少し恥ずかしい。
「……肌もすべすべできれいだし、お尻も、形良いよねー」
 ユーロは、手の片方をつうっ……と、ルリィの肌を撫で、背中に、お尻へと滑らせる。そのまま、お尻もさわさわ、もみもみ。
「ひゃああっ! ……もう! ユーロだって、しっかり大きくなってるじゃあない」
 逆襲とばかりに、ルリィも妹に向き合うと、その胸に手をやりもみもみ。実際、柔らかな双丘は自分に負けず劣らずの大きさと形の良さ。それを掌で感じ取ると、ちょっと妹に嫉妬。
「あんっ……もー、お姉さまのえっちー」
「あら、始めたのはユーロのくせに。ほらほら、ここんとこ……こんなにしちゃって♪」
「ふああっ……耳、はみはみしちゃだめぇ」
 などとじゃれあって、数刻。
「「……っくしゅん!」」
 さすがにちょっと寒くなったので、お湯を流して二人で湯船に。
「……ふふっ」
「ふふふっ」
 広い湯船でも、二人で寄り添う。互いの大きな胸がむぎゅむぎゅっと押し合って、ちょっと形がゆがむのを見ると、ルリィは実感できた。妹とこうやって、一緒にいられる事の幸せを。
「……ね、そういえばお姉さま、覚えてる? あの時……」
 過去の冒険譚を話し出すユーロ。もちろん、覚えてる。過去にはいろいろ、良い事も嫌な事もあったけど……それらは皆、大事な思い出。それらも大事な、妹の……ユーロの一部。
 ここから出たら、次は何をしよう。どこか美味しいものでも食べに行こうか。それともショッピングでも行こうか。夜にはいっしょに眠って、いい夢見られると良いな。
 姉妹の語り合いは、尽きる事無く続いた。

「……へちょ〜」
 しばらく後。
 長湯しすぎてのぼせた二人は、湯船脇で抱き合って倒れているのを発見された。
「えへへ……ちょっと夢中になり過ぎちゃったね」
「まったく……でも、大好きだよ。ユーロ」
イラストレーター名:夏川