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2人でリヴァイアサン大祭

先生の教え子で嫁・ミスティナ
ガッコの先生・ネイハム

■リヴァイアサン大祭2014『Moonlit dance time』

 夫婦とはいえ今日は特別な日だからと、ミスティナとネイハムはダンスホールの前で待ち合わせをすることにした。
(「喜んでくれるかしら……」)
 ドキドキしながら、ミスティナはネイハムを待つ。
 いつもはまっすぐな髪の毛先をゆるく巻いて、ミスティナはいつもよりもおしゃれをしていた。
 ピンクと白をベースとしたベアトップのロングスカートドレスに、肘上まであるロンググローブ。
 飾り立てるばかりで風邪を引いてはネイハムが心配するからと、その上には真っ白なコートを着ていた。
 いつもは履かないヒールのある靴がくすぐったいような不思議な気持ちでいるミスティナの前に、これまたドレスアップしたネイハムが現れる。
 タキシードをメインに据えたダンス衣装の上にコートを羽織ったネイハムは、ミスティナの姿をひと目見るなり髪型の違いに気付いた。
「とても素敵だよ。綺麗だ、でも可愛らしくて……」
 たくさんの言葉を使って褒めるネイハムに、少し照れながらもミスティナは嬉しそうに笑う。
「ふふ、いつもと違って新鮮でしょう?」
「ああ、まるでお姫様みたいだ」
 言葉だけではなく、実際にお姫様扱いするかのようにネイハムはミスティナに跪いて彼女の手の甲へと口づけをする。
 いつだって妻はお姫様――そう思っているネイハムの行動に、ミスティナの頬はいっそう赤くなる。
「あら、いつも以上にお姫様扱い!」
 笑いあう時間は幸せで、いつまでもこうして二人でいたい、とミスティナは感じた。
「さ、早く行きましょ、ネイ」
 促されて、ネイハムはミスティナをエスコートしてダンス会場へと向かうことにした。
(「――これからもずっと一緒に」)
 思いながら、ネイハムはミスティナの手を優しく握る。
 エスコートを受けるミスティナの鼓動は高鳴ってばかりだった。これはいつもと違う服装のネイハムを見たからなのか、それとも今日が特別な日だからなのか――。
 思いながら、2人はダンスホールへと繰り出していく。
イラストレーター名:MAO..AZ.