■リヴァイアサン大祭2014『エルフ姉妹の百年祭』
「にゃああっ!?」温泉の浴室にて。ルリィの悲鳴がまたも響く。
「ちょっと、また何するのよユーロ。っていうかどこ触って……ふああっ」
「去年と同じで、お姉さまの大きくて柔らかーい」
言いつつ、ユーロは姉の胸をもみもみ。
温泉にて、後ろから妹に抱き付かれたルリィは、去年と同じく背中越しにユーロの豊満な両胸を感じた。今も、ちょうどあの時同様に互いに髪と身体の洗いっこしてる最中。なので、二人とも石鹸の泡だらけ。こうして肌と肌とがぬるぬるして、余計に互いの身体が密着するのもまた去年と同様。
「……肌もすべすべできれいだし、お尻も、相変わらず形良いよねー」
背中やお腹につうっ……と指を滑らし、お尻もさわさわ、もみもみ。
「もう、また……そんなに揉んじゃ……ひああっ……あんっ」
「いいじゃない、これぐらい。だって、お姉さまの事大好きなんだもん」
それに……と、ユーロは姉の耳元にふっと息を吹きかけ、姉の両胸を優しく、柔らかく掴む。
「お姉さまの、また大きくなってる。いいなぁ」
「ふわあっ……あんっ……もう。ユーロだって、去年よりも成長してるじゃあない」
言いつつ、ルリィも妹へ反撃。冷静を保って、流されまいとするも……。
甘えるユーロに抱き付かれたら、つい「ふにゃっ」となってしまう。
「ほら、ここ……こんなにしてる」むにゅむにゅっと、ルリィの掌の中で形を変える妹の両胸。
「はうっ……おっぱい、揉まないでぇ」
そのおっぱいに、またまた嫉妬してしまう。
くしゅんとくしゃみする前に「寒いから、続きは温泉に入ってから」と、二人は湯船の中に。
「身長は追いつかれたけど、まだ胸は勝ってるわよ」妹へと、ルリィは威厳を示そうとする。
「お姉さまは、胸に栄養が行ってるからねー」姉に対し、ユーロもまた挑発的に言い放った。
広い湯船でも、これまた去年同様に二人で寄り添う。一年前と同じく、互いの大きな胸がむぎゅむぎゅっと押し合って、ちょっと形がゆがむのを見ると、ルリィはまた実感できた。妹とこうやって、一緒にいられる事の幸せを。
ユーロの胸が押し付けられ、柔らかく暖かい感触がルリィに伝わってくる。そしておそらくは、自分の胸の感触もユーロへと伝わっているのだろう。
「そういえば、覚えてる? あのお菓子のお店……じゃなくて、あの冒険行を」
「うん。あの時は……」
いつの間にか、今までの冒険や、お菓子やおしゃれ、今晩何を食べるかなどのおしゃべりに。
その間。ルリィは妹の身体の感触と、心まで暖まる優しいぬくもりとを堪能していた。
そして、しばらく経ち。
「……さ、そろそろ上がろう?」
このままでは、去年と同じくのぼせて倒れてしまうからと、湯船から上がった二人だが。
やっぱりくらくらっとして、湯船の脇で尻餅を。
そのまま寝転んで、改めて二人は抱き合い、微笑み合う。
「……今年は、へちょ〜ってならなかったね」
「ええ……大好きだよ。ユーロ」