それじゃあ今日は『旅人の酒場』に行ってみましょう。
旅人の酒場は、エンドブレイカー!が、様々な『エンディング』についての情報を集めに行く時に行く場所よ。
私達の倒すべき敵『マスカレイド』に関する事件もあれば、困りごとを抱えている人からの依頼が来る事もあるし、楽しいお祭りについての情報が得られる事もあるわ。
ここで、気になるエンディングを見つけて、私達は冒険に出かけるのよ。
(1)旅人の酒場でできること
冒険は全て文章で表現されているの。そして、私達が冒険に参加した結果も文章……「自分のキャラクターが登場する小説」になるのよ。
エンディングの情報が紹介されている文章を『オープニング』、私達の冒険の活躍が描かれている小説を『リプレイ』と呼ぶわ。
まずは『冒険の依頼』を見てみましょう。
ここには「シナリオ名」「マスター名」「冒険開始日」「募集状況」の4つが紹介されているわ。
シナリオ名というのは、その冒険に付けられたタイトルよ。シナリオ名を見ればどんな内容の冒険なのか、なんとなく想像できるんじゃないかしら。
マスター名は、その冒険のオープニングやリプレイの執筆を担当する人の名前ね。この名前の部分をクリックすると、マスターの自己紹介や、担当しているキャラクターなどの情報も確認できるわ。
冒険開始日は、その冒険に出発する日付よ。この日までに、エンドブレイカー!は冒険で行ないたい自分の行動を、文章に書いて、専用のフォームから送信するの。
この『冒険で行いたい自分の行動をまとめた文章』の事を、『プレイング』と呼ぶのよ。
募集状況は、その冒険では今、参加するエンドブレイカー!を募集しているかどうかが表示されるの。
「予約受付中」や「募集中」「あと○人」となっている冒険では参加者を募集しているけれど、「−」になっている冒険は、必要な人数のエンドブレイカー!が集まっているから、新しく誰かが参加する事はできないのよ。
冒険に出かけたい時は、参加費用を支払って、その冒険に参加すればいいわ。
でも、冒険は参加しただけで終わりじゃないの。
参加した後は『酒場のテーブル』で発言をして、同じ冒険に参加する人と交流したり、『プレイング』『パフォーマンス』を書いて、この冒険であなたがしたい事をマスターに伝えることができるの。
せっかくだから、同じ冒険に参加する皆さんとお喋りして、交流してみてはどうかしら? きっと楽しいわよ。
(2)プレイングとパフォーマンス
これは、あなたがその冒険で一体どんな行動をしたいのかを、文章であらわすものなの。
プレイングには『その冒険を成功させるために必要な行動』を書くわ。敵との戦闘ではこんな風に戦う、困っている人をこんな風に助ける……などが、プレイングに書く内容ね。
パフォーマンスには『冒険の成功には直接関係は無いけれど、キャラクターらしさを生かした行動やセリフなど』を自由に書くことができるの。
プレイングとパフォーマンスは、専用のフォームから送信するの。すると、そのシナリオを担当する「マスター」が、あなたの行動を判定した上で、あなたの冒険の様子をリプレイとして執筆してくれるわ。
だから、あなたがどんなプレイングとパフォーマンスを書いたかによって、リプレイの内容も大きく変わるということね。あなたの行動によって、事件の展開が変わるだなんて面白いでしょう?
プレイングは400文字、パフォーマンスは200文字という文字数制限があるから、今日の講座でお勉強した内容も生かしながら、より重要な内容に絞りつつ書いていくのがポイントになるわね。
どんな風に書いたらいいか分からない人もいると思うから、これは今日や明日のサマースクールで、詳しく取り上げていきすね。
(3)冒険依頼の選び方
酒場にはたくさんの冒険の情報があるから、一体どの依頼を受けてみたら良いのか……最初のうちは、なかなか判断がつかないかもしれないわ。
そこで、冒険を選ぶときのコツを、いくつか紹介するわね。
【アイコンをチェックする】
シナリオ名の左には、小さな画像「アイコン」が表示されているけれど、このアイコンの種類によって、冒険の内容が異なっているのよ。
『仮面のアイコン』
マスカレイドが起こすエンディングを破壊するシナリオよ。
『靴のアイコン』
マスカレイド以外の敵が起こすエンディングを破壊するシナリオよ。
『ハートのアイコン』
お祭りなどの楽しいイベントに遊びに行くシナリオよ。
『VSのアイコン』
エンディングを起こす、マスカレイド以外の敵と戦うシナリオよ。このシナリオは、マスター見習いの「マスター候補生」さんが書くシナリオよ。
自分が関わってみたい冒険があるなら、これを参考にして探してみるといいかもしれないわね。
【難易度をチェックする】
オープニングには、その冒険の難易度が公開されているわ。
難易度には「簡単」「やや易」「普通」「やや難」「難しい」というものがあるわ。
「普通」のシナリオに比べると、「やや易」のシナリオは、登場する敵があまり強くなさそうだったり、事件を解決するのが容易そうだったりして、比較的簡単に成功させられそうな冒険なの。
反対に「難しい」のシナリオは、「普通」のシナリオに比べて、倒すのが困難そうな強敵がいたり、事件を解決するのが苦労しそうな状況だったりして、依頼を成功させるのが難しい冒険なのよ。
どの依頼を受けるか考える時は、この難易度も一つの目安になるから、参考にしてみてね。
そうね……最初は「普通」などの冒険に出かけて、ちょっと経験を積んだら「やや難」「難しい」に挑戦してみたらどうかしら。
【シナリオの雰囲気で選ぶ】
同じ冒険でも、シナリオによって、それぞれちょっとずつ違った雰囲気を持っているの。
例えば「みんなで力を合わせて強敵を倒す!」という感じの、戦闘がメインの依頼がある一方で、「迷子になった女の子を、バルバが徘徊する森から救出しよう」なんて、誰かを助ける事をメインにした依頼もあるの。
1つ目の依頼は、強敵との戦闘を目的にした人が。2つ目の依頼は、迷子になって心細いだろうから、早く女の子を見つけてあげたいな……って女の子を心配する人が、それぞれ向いていそうよね。
でも「力を合わせて強敵を倒すぞ!」と考えている人が、2つ目のシナリオに参加してしまったら、どうかしら。強い敵がいる訳ではないし、迷子の女の子を捜すことにもあまり興味がない……これじゃあ、冒険をあまり楽しめないかも。
オープニングを読めば、その依頼がどんな雰囲気なのかは掴めるはずだから、自分にピッタリの内容を探してみてね。
(4)サポート参加
シナリオの「アイコン」を見てみて?
このアイコンの右下に、ときどき『黄色い丸』がついているシナリオがあると思うの。こういうシナリオは、参加者の募集が終了していても『サポート参加』をできるの。
サポート参加というのは、「既にその冒険に参加している人」の活動を支援する為の行動をしたい、という人のための参加方法よ。
普通の参加者のように、そのエンディングに大幅に関わることは難しいけれど、あなたの応援やちょっとした支援行動が、その冒険を成功させる手助けになるかも……?
お手伝いしてみたい冒険があったら、サポート参加してみてもいいかもしれないわね。
サポート参加をするときは、参加費用が普段の半分になるけれど、プレイングも100文字しか書けなくなってしまうの。
それから、冒険のあとに獲得できる報酬は、普段の5分の1になってしまうわ。
普通に参加するときとは結構違うから、気をつけてね。
(5)リプレイを読もう
旅人の酒場では、完成したリプレイを見ることができるわ。
他の皆さんの冒険の結果も、すべて読むことができるのよ。毎日数本〜数十本のリプレイが公開されるから、皆さんの冒険の様子を読むだけでも、楽しくてあっという間に時間が過ぎちゃうの。
リプレイを読んだら、感想を『投票』できるわ。
あなたがリプレイを読んで思った感想に一番近いボタンを押せば、投票完了よ。他の皆さんが投票した内容もみれるから、皆さんの感想を見るのも楽しいかもしれないわね。
そうそう、公開されたばかりのリプレイを見るときは、参加した皆さんのプレイングも一緒に見れるようになっているの(プレイングだけで、パフォーマンスは見れません)。
一週間以内に完成したリプレイなら、すべてプレイングを読めるわ。
エンドブレイカー!を遊び始めたばかりの皆さんなら、そういうシナリオを読んでみるのも、勉強になるかもしれないわね。