<オープニング>
アマツカグラ沖海戦で、エンドブレイカー達は5隻の輸送艦を鹵獲した。このうち、ゴーレムを基とした……つまりは生贄を必要とする星霊建築によって動いていた1隻はまともに操作することができなかったため、現在、三塔戒律マギラントで普通に動かせる船への改修作業が行われている。
現在、エンドブレイカー達が自由に利用できる輸送艦は「4隻」。
これらの船の利用方法について、検討の必要が生じていた。
●(1)未知の土地を調査する
「せっかく航続距離の長そうな船を敵から奪ったんです! 世界の瞳の地図上に見える、まだ行ったことのない所に偵察の人員を派遣するのはどうですかね!」チョウバツブラック・ユカナ(c30414)が目を輝かせる。
世界の瞳で見える範囲には、エンドブレイカー達にとっても未知の土地が存在している。
完全に敗北し、滅ぼされた霊峰天舞アマツカグラや、現在第1・第2階層を制圧されている山斬烈槍ランスブルグの例もある。
未知の土地にも、七勇者……いや、エンドブレイカーの始祖である少年を除いた六勇者やマスカレイドの魔の手が伸びている可能性は否定できない。
この利用法が選ばれた場合、戦神海峡アクスヘイムから海岸線沿いに西に向かい、まずは「砂漠の巨大な手」を目指すことになるだろう。
●(2)海賊群島を調査する
「海賊群島は大丈夫なのかな」荒野の山羊使い・セヴェルス(c00064)は各地での六勇者の動きを鑑みて懸念を口にした。
海賊群島に都市国家は無く、代理者もいないため、情報は入って来ていない。
別の存在について意見するのは、折れぬ大樹・ユーフィ(c34276)だ。
「『邇邇藝天地我尊(ニニギアメツチノミコト)』のことも気になりますね。あれも大魔女配下の『五将軍』なんでしょうか?」
ニニギア島沖海戦の後、大魔女スリーピング・ビューティへの憎悪を思念として表しながら、海中に消えた邇邇藝天地我尊(ニニギアメツチノミコト)。
その存在を知った今ならば、何かの手がかりを見出すこともできるのかも知れない。
一方で、何かを知っているらしい黒刃使い・ガブラスは独自の船を所有しており、その動きも無視できないところだろう。
●(3)滅びの大地への偵察に向かう
「滅びの大地の方にも一隻くらい向かわせられるかしら?」数多遍在する可能性を視る者・エンデ(c30354)は考える。
アマツカグラ沖海戦の後、敵艦隊の残る3隻は滅びの大地へと戻っていった。
火那大僧正ガイボンの救援要請から勇者マギラントが援軍を派遣するまでは僅かな時間しかかかっておらず、敵の動きを警戒しておくためにも、滅びの大地の偵察は必要なのかも知れない。
もっとも滅びの大地は完全なる敵地。
今回拿捕した輸送艦だけで乗り込むことは、危険が伴うのは間違いない。
●(4)もう一度滅びの大地への侵攻をかける
イヴ・ザ・プリマビスタからの情報で、「六勇者を撃破すれば大魔女の城に侵攻できる」という事実は判明した。六勇者の誰一人倒していない今、取らぬ狸の皮算用的な面はあるが、『終焉に抗う勇士号』を中心とした船団で攻め込み、大魔女の城へのルートを確保しておけば、六勇者を撃破した後の戦いは非常に楽になるだろう。
●(5)操船訓練
アマツカグラ沖海戦にも協力してくれた三塔戒律マギラントからは、今回入手した船を、新たな船員や操舵手を育成するための「航海技術の訓練」に利用させて欲しいという要望が来ている。これらの訓練にエンドブレイカーが参加することも、もちろん歓迎するとのことだ。
エンドブレイカーが大型船を巧みに動かすことが可能となれば、今後海戦が発生した際に、動きに幅が出るかもしれない。
動かせる船が「4隻」あるため、輸送艦を分けて運用することで、同時に複数の作戦を行うこともできる。
ただし、投入する船が多いほど、作戦の安全性や成功率は上昇する。
あまり散り散りに行動しても、大きな成果を上げることは難しいかも知れない。
同時に幾つの作戦を行うかについても、エンドブレイカー達から意見を求めることになった。
入手した輸送艦をどのように利用するか。
エンドブレイカー達の判断が求められていた。
<行動選択肢解説>
(1)未知の土地を調査する
『世界の瞳』の地図情報をもとに、戦刃海峡アクスヘイムから南西方面の調査に向かいます。(2)海賊群島を調査する
今回確保した船を使い、海賊群島を調査します。実際に何かあるかは不明です。
(3)滅びの大地への偵察に向かう
滅びの大地へ、船団を偵察に送り込みます。万が一船が大きく破損した場合、戻れなくなる可能性があります。
(4)もう一度滅びの大地への侵攻をかける
船団と共に『終焉に抗う勇士号』を出撃させ、滅びの大地への侵攻作戦を行います。勝利の可能性は未知数です。
(5)操船訓練
三塔戒律マギラントでの操船技術の訓練に輸送艦を提供します。「航海技術の訓練」はイベントシナリオとして運営され、これに参加したエンドブレイカーは以降、「大型船の操船技術」を身につけたものとして扱われます。
また、残した船の数が多いほど、イベントシナリオの全参加者(エンドブレイカー、マギラントのNPC船員双方)の技術に良い補正が入ります。
※「何か所に派遣するか」について
何か所同時に船を派遣するべきかを記入してください。派遣する場所が少ないほど、各作戦に投入される船の数は増え、行われる作戦は成功しやすくなるでしょう。
<投票結果の判定方法>
次に、「船団の利用方法(第1希望)」で、投票数の多い方から順に船を派遣します。
<投票締切>
投票の締め切りは、9月6日(金)朝8時30分です。