そこに住まう知的生命体の生存への願いは、虚空を越えて、滅びの大地の峡谷の底に座すギルタブリルの残骸へと届く。
終焉を迎えようとする世界は、ギルタブリルの喰らうべきものであった。
だが、ギルタブリルの残骸は、もはや世界を喰らうために蠢くことはない。
世界を喰らう存在と、その力は、既に破壊されたのだ。
それでも、ギルタブリルが喰わずとも、世界の終焉は訪れる。
だが、世界の終焉を破壊する事ができるものがいる。
次元移動存在、ギルタブリルを討ちし者。その名は、エンドブレイカー。
そしてエンドブレイカー達の拠点たる『世界の瞳』は、新たな扉を開こうとしていた。
●外世界のエンディング
大魔女スリーピング・ビューティとの最終決戦から、2か月が経ったある日。戯咲歌・ハルネス(c02136)は、『世界の瞳』の扉の一つが、滅びの大地に転がった次元移動存在『ギルタブリル』の残骸に通じているのを発見する。
代理者が誰なのかは分からないが、内部に巨大な空間を持つギルタブリルは、それ自体が『扉』の役割を果たしたようだった。
その事実を確認するのと同時に、ハルネスは朧げなエンディングを感じ取る。
それは、この世界の外……外世界のエンディングの、僅かな断片であった。
「『世界の瞳』が滅びたギルタブリルの残骸と共振し、エンドブレイカー達に外世界の情報を伝えたのではないか?」
ハルネスからの情報を受けたエンドブレイカー達は、その結論に至る。
この世界の外……虚空に存在する、幾つもの世界の危機。
それは、大魔女スリーピング・ビューティが呼び寄せたギルタブリルのように、いつか予測しえない危機へと結びつき、この世界を襲うのかも知れない。
とはいえ、現在のところ、一人一人のエンドブレイカーが外世界のエンディングから得られる情報は、僅かで不確かなものに過ぎない。
その上、『世界の瞳』が見せようとしている外世界は一つではないらしく、全容は曖昧模糊としていた。
だが、『複数のエンドブレイカーの力を結集させられる者』ならば、それを確かな情報へと昇華できるかも知れない……。
外世界を襲うエンディングの全容を解明するため、『旅団の団長』達は、それぞれが見た情報を持ち寄るのだった。
<ルール解説>
ですが得られるエンディングは僅かなものであり、それを確かなエンディング情報の断片とするには、複数のエンドブレイカーの『未来を見る力』を結集する必要があります。
確かな情報の断片を得る事ができるのは「旅団規模300以上の旅団の団長」だけです。
外世界のエンディング。
その全容を解明するために、得られた情報を教えてください。
<※注意!>
<締切日時>
2015年6月2日(火)朝8時30分