こんにちは、ミラです。
エルフヘイムで起こったできごとを、日記にざっくりとまとめていきますね。
日記を最後に書いたのは、2011年4月1日です。
【2010/08】
アクスヘイムを救った私達は、私達を予言の戦士と呼ぶエルフ「フルート」さんの求めに応じ、辺境を越えて「永遠の森エルフヘイム」にやってきました。
巨大な世界樹群の中にあり、心優しいエルフ達が住民の大半を占めるこの都市国家は、「棘(ソーン)」も無いのに何故か蔓延するマスカレイドと、≪戒律≫という悲しい法のふたつに縛られていました。
【2010/09】
首の紋章以外に違いの無いエルフ達を、ハイエルフ・ダークエルフ・ハーフエルフに分け、違反者を問答無用に処刑するという≪戒律≫。しかも、この戒律を守らねば、エルフヘイムが滅びるというのです。戒律を執行する「エルフヘイム政府」と、戒律に反対する「レジスタンス」との戦いも、長く続いていました。
争いの余波で解体されていた、フルートさんの所属する「都市警備隊」。警備隊のお仕事を代わりに引き受けながら、エンドブレイカー達はエルフヘイムを救うことを決意します(余談ですが、アクスヘイムで見つかった魔鍵が実用化されたのも、この頃でしたね)。
マスカレイドの暗躍も多く見られ、私達はマスカレイド化したエルフや森の生物達と戦い、同時に出没した偽レジスタンスとも戦ってきました。
【2010/10】
エルフヘイム政府・レジスタンス・都市警備隊の全てに協力することにしたエンドブレイカー達。
「クライブ」さん率いるレジスタンスと、「ドンチャッカ」さん率いるエルフヘイム騎士団の、間接的な攻防がありました。騎士団はレジスタンスの拠点捜索を計画しますが、レジスタンスは騎士団の詰所を奇襲、その隙を突いてハーフエルフ達を安全な場所に避難させたのです。これにより人員不足になった騎士団は入団試験を実施。試験に紛れ込んだ343名ものエンドブレイカーが、騎士団に入団しました。
また、偽レジスタンスを操る黒幕や、世界の穢れをアンデッドに封じているという「沼地の魔女ヴィオラ」、謎のラビシャン王国についての調査が始まったのも、この頃でした。
そして月末には、あの「エルフヘイム収穫祭」がありました! お祭りが盛り沢山に目白押しな、忙しいけれども本当に楽しいお祭りでした。クライブさんや、彼のパートナーである「リコッタ」さんも普通にお祭りに参加していて、「顔はばれてないんだろうけど、いいのかなぁ」と思いました。
【2010/11】
エンドブレイカー達は遂に、フルートに私達を捜すよう命じた張本人、「予言者」と遭遇しました!
なんと予言者は人間ではなく、世界樹の意志そのものとも言える、一体の動物だったのです。
予言者は≪戒律≫の真実を語りました。戒律は、「密告者」と呼ばれる怪物の封印である、と。古代の妖精騎士達は密告者を倒すことができず、戒律による封印も今や限界に来ている。だから予言者は、「予言の戦士」……すなわちエンドブレイカーを探し求めていたのです。そう言った予言者も、既に世界樹の歪みをその身に受け、マスカレイドと化していました。
同じ頃、うさぎのピュアリィ「ラビシャン」の住む「ラビシャン王国」が、侵攻を開始しました。巨獣を操るマスカレイドラビシャンが各地に出没し、女王に献上する男性をさらい始めたのです。エンドブレイカー達はこれを次々と撃破し、12月にはそのまま戦争へと突入します。
レジスタンスの拠点に迫る騎士団、人間の屑に虐げられているダークエルフを救出するレジスタンス。二大勢力はお互いの責務を果たし、平和への道を模索します。他にも、不可解な「闇の兄弟」というダークエルフの集団や、エルフヘイム政府内における≪戒律≫至上派の存在など、新たな陰謀の予感を思わせる事件が、いくつもありました。
【2010/12】
「ラビシャン王宮攻略戦」が行われました。結果は、「ラビシャン女王アルゴラ」は勿論、彼女に力を与えた喋る武器、「滾る鎚ベリオルズ」さえも撃破し、エンドブレイカーの圧勝に終わりました。
返す刀で、エンドブレイカー達は「沼地の不死者掃討戦」を実行。遂にマスカレイドの正体を現した「沼地の魔女ヴィオラ」ともども、沼地の軍勢を全滅させることに成功しました。
どちらも驚くべき戦果で、「来るべき時」の趨勢を大きく変えたのは間違い無いでしょう。
また、ドンチャッカさんが刺客に襲われた事をきっかけに、一連の偽レジスタンス事件の黒幕が、戒律至上派のカシアス老であることが判明し、彼とシンパを失脚させることに成功します。一方レジスタンスは、クライブさんがリコッタになにやら秘密の任務を命じている様子。
他には、「インセクテア」というバルバ達に遭遇、彼らを追いかけるうちに、ギガンティア「エメラルドパレス」を発見しました。彼らの残した「カーニバルに合流する」という言葉は、未だに謎のままです。
月末には「リヴァイアサン大祭」が行われ、巨大な星霊リヴァイアサンが実体化する事で生まれた幻想的な光景の中、楽しいひとときを過ごしました。
【2011/01】
レジスタンスが森の老人と呼ばれるモンスターに襲われる事件から、新年は始まりました。ドンチャッカは予言者と対面し、全ての真実を知りました。しかし予言者は再びマスカレイド化してしまい、謎のマスカレイドに連れ去られてしまいます。エンドブレイカー達は、騎士団の全面的な協力を受けて、「謎のマスカレイド」と予言者を追跡し、行く手を阻むバルバと激しい戦いを繰り広げます。
一方、密かに脱獄を果たしたカシアス老は、マスカレイドの軍勢を率いて騎士団本部を占拠するという「カシアスの乱」を起こしました。軍を実質率いていたのは、伝説の「妖精騎士ドロシー」。
そして配下は全て闇の兄弟や妖精騎士など、スフィクス家の配下でした。
【2011/02】
謎のマスカレイドの正体はクライブでした。クライブに追いついたエンドブレイカー達は、彼との対話を選びます。クライブは、≪戒律≫に基づく処刑を執り行ってきた「スフィクス家」こそがエルフヘイムの諸悪の根源であり、自分がマスカレイドになったのは、彼らに「密告者」を手に入れさせない為だ、と説明します。一方で予言者は、エンドブレイカーとの戦いの末、新たに生まれ来るであろう予言者を私達に託し、息を引き取りました。
同時に、カシアスの乱を鎮圧し、騎士団本部を奪還したエンドブレイカー達は、引き続き妖精騎士の本拠地を強襲する「妖精の寝所攻略戦」に突入。見事勝利し、寝所を占領します。
この寝所は、超古代に妖精騎士達が「眠る事で棘(ソーン)の蔓延を抑える」為に作った装置でありながら、今は逆に「棘(ソーン)をばらまく装置」として悪用されていました。これを奪った以上、スフィクス家に大きな打撃を与えたのは間違いありませんが、敵はまだ潤沢な戦力を残しています。
愉快な「シャルムーンデイ」を挟み、突如現れたヴィオラの後継者、「沼地の魔女チャイム」。
リコッタは、エンドブレイカー達にクライブの真実を聞いた後、密かに姿を消します。
そして、エルフヘイムの全ての人々の瞳に、「密告者のもたらす滅び」のエンディングが映りました。
遂に、エルフヘイムの命運を賭けた、最後の戦いが始まるのです……!
【2011/03】
エルフヘイム全ての「棘(ソーン)」が実体化し、世界樹に大輪の薔薇が絡み付く。
それが、エルフヘイムの戦いの幕開けでした。
薔薇の開花と同時に、スフィクス軍、クライブ軍、沼地の魔女軍の3勢力が、『密告者』にならんとして行動を開始したのです。
私達エンドブレイカーはマスカレイド勢力を壊滅させ、妖精騎士伯ウェンディさんをはじめ、『拒絶体』だった多くの妖精騎士やクライブ、リコッタさんを救うことが出来ました。
ですが喜びも束の間、現れたのは巨大な『密告者』の姿!
人々の不和と疑心と無気力を啜る、忌むべき生命体……それこそが、『密告者』の正体でした。
『密告者』は誰の中にでもある些細な疑心から、己の分身を無数に生み出そうとします。
ですが、分身が成長しきる前に攻撃を仕掛けたことで、『密告者』は完全な滅びを迎えました。
この勝利によって、エルフヘイムの「棘(ソーン)」は消滅。
『密告者』の復活を阻止するためのに長く続いて来た『戒律』も、その役目を終えたのです。
そして戦いから数日後、ウェンディさんを皮切りに、エンドブレイカーに覚醒するエルフが現れはじめたんです!
また、滅びた≪予言者≫に代わる新たな≪予言者≫も誕生しました。ただ予言者の失われた力を秘めた種を回収する必要がありましたし、その他にも世界樹から現れたイマージュを退治したり、ゴレムゴレムの遺跡を攻略して沼地を浄化したりと、忙しく動き回っている人もいましたけれど。
そうして一段落ついた頃、インセクテアの二代目将軍を倒したエンドブレイカーの皆さんが、棘(ソーン)に覆われた都市国家の情報を知ることとなります。
その都市の名は、「水神祭都アクエリオ」。
こうして、私達はエルフヘイムに定住することを決めた人達と別れ、アクエリオを目指して旅立つこととなりました。