これは、未来に起こりうる定められた光景なのか……!?
「ワタシの護りを破っただと!? これはいけない、笑えませんねぇ……」
「めっちゃ笑ってるじゃないっすか〜!! やだよもうコイツ強いし怖いし」
「……革命を成し遂げる! マスカレイドにも、エンドブレイカーにも、邪魔はさせないっ!」
「ん〜、エンドブレイカーに輪を掛けて、道理の通らない娘ですね〜。おかげで海賊は目的のブツをゲットするわ、街は壊滅状態だわ、ラッドシティはボロボロですよ? 全てアナタの責任です。こんな街で、この後何を革命するんです?」
「……誰にも、邪魔は、させないッ!」
「ヒャヒャヒャ、いい主に育ったもんだ! これなら『カーニバル』相手でもイケルかもな!」
「護りを破ったぐらいでイイ気になるなんて、カワイイですね。よろしい、遊んであげましょう!」
それぞれのエゴをぶつけあい、戦う三者。
彼らの瞳には、今まさに崩壊せんとするラッドシティの姿など、既に映ってはいなかった。
そして、戦いの果てにエリクシルを手にした者は……。