＜第２競技：ヒトノソ担ぎレース 途中経過（区間３）＞

見かけはシャボン玉がきらきらしていて綺麗だけど、参加している人はどきどきな、シャボン玉パラシュートが区間３の競技だよ。 　ちょっと怖そうだけど、気持ち良さそうでいいなあって思っちゃった。 　さて試合の内容の方はと言うと……今回の区間はね、今までとは打って変わって、とっても静かな試合になったんだ。 　何といってもシャボン玉に乗るのは、集中力が必要だからね。 　乗る前にびっくりして腰を抜かしちゃった【二組氷狼】のヒトノソリンのおばあさんみたい事もあったけど、ほとんどみんな無事に乗ることができたよ。 　でも乗り続けるのは大変だったみたいだね。 　ふわふわ揺れるシャボン玉の上で平静な心でいるのって難しいもの。 　心の難関を潜り抜けて一番最初に地面に降りたのは、【和音】だったよ。ヒトノソリンの青年さんは、一緒に踊ってくれたり、ノリの良い所が気に入ったみたいで、正に一致団結って感じだったんだ。 　だけど、着地点はゴールから随分離れていたから、ちょっとだけ順位を落としちゃった。あそこで風が吹かなければ良かったんだけど……残念。 　2番手に付けてた【十組の綾小路】は、好奇心旺盛で大らかな女の子ヒトノソリンさんだった事が功を奏したみたい。ずっと機嫌よくシャボン玉に乗ってくれてたんだよ。 　それから、続けて何チームかが地面に付いてから並んで走り出して、【十組の綾小路】を追い上げはじめたんだ。 　肩が触れ合わんばかりのデッドヒートの末……このチェックポイント前の戦いを勝ち抜いたのは、【二組医】だったよ！ 　区間１、区間２、区間３と、２組のチームが全ての区間で入賞してるんだ。凄いね〜！ 　入賞したみんな、おめでとうだよ！

●区間賞（区間３）