●試練 あなたのグルメパワー(?)で、無事正解の道を選ぶ事ができた。 次のグルメな試練も、あなたのグルメパワー(?)で突き進もう! 「……よく来たな」 待ち受けていたのは、黒ずくめの男。 「エクサス・フェイクランス。黄昏愚連隊、爽指令だ」 黄昏愚連隊。それは、黄昏たい人の黄昏たい人による黄昏たい人のための―― 男はわざわざ持ってきたらしい椅子に君に座るよう勧めた。 さらに持ってきたらしい机を椅子の前に出す。その上には、カレーが。 「さて、これは『たそガレー』と呼ばれるものだ。黄昏愚連隊の謎物(めいぶつ)料理」 カレーを示しながら、男は説明する。 「これには黄昏愚連隊、料理長の黄昏が山と詰まっていてな。食べると黄昏たくなるとか、黄昏たくなると食べるといいとか、いろいろ言われている」 ……今の時刻はどれくらいだろうか。 なにやら、男の周囲だけ、黄昏時の雰囲気が漂っている。……気がする。 「さて。ここで君に、これを食べてもらいたい」 唐突に、男がそんなこと言ってくる。 「何を言い出すのかと思うだろう。しかしこれは避けられない道なのだ」 何故。 「もちろん、無視して行くことも出来るだろう。しかし、結局君に待つのは黄昏だ」 何を言い出すかこの男は。 「選ぶといい。食べて黄昏るか。あるいは、無視して進み黄昏るか」 とか何とか言って、男はふふりと笑った。 ……何がなにやら。 ともかく、選ばないといけないらしい。
| ●出題者
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