●試練

 あなたはジェラシーちっくな困難に負ける事なく、正解の道を選ぶ事ができた。
 他人のジェラシーなんて、全然怖くないぞっ!!


「はぁーい、そこ行く冒険者さん!」
 声がした方を見やると、そこには全体的に白っぽい少年が立っていた。
「貴方の大切な恋人さんに花束のプレゼントは如何?」
 そう言って少年は優雅なしぐさで両手を広げてみせる。
 すると何処から取り出したのか、綺麗な造花の花束が現れた。右の手には金色の花束左の手には銀色の花束。
「さぁ、貴方はどちらに致します?」
 言葉の柔らかさとは裏腹に、少年は黒い笑みを浮かべてみせた。

●出題者



控えめにしとやかに、銀色の方を…
やっぱココはゴージャスに、金色の方を!