●試練

 あなたの勇気で、正解の道を選ぶ事ができた。
 どんな冒険が待っていようとも、どんどん先に進むぞっ!!


 あなたが分かれ道に差し掛かると、草陰からなんか飛び出してきた。
「ちょっと待って。この先の道はすごく危険なの。いまからわたしが説明するから、よ〜っく聞いてね」
 少女は左の道を指差しながらこう言った。
「左の道は近道だけど、落とし穴はあるわ岩は落ちてくるわなんか臭いわで、ろくでもない道」
 次いで、にやにや笑いを堪えながら、少女は右の道を指差した。
「右の道は少し遠回りだけど、あんがいフツーな道。わたしはこっちがオススメだなあ」
 どっちにいくかはキミ次第だけど、と明らかに何かを期待している笑みを浮かべつつ、少女は道を譲った。

 話だけ聞くと、迷うまでもなく右を選ぶところだが、この少女の態度が怪しすぎる。
 さて、どうしよう?

●出題者



もちろん、右へ進む。
あえて左へ進む。