＜巻頭特集＞

■身体も頭脳もフル回転！　『チキンレッグラン』開催

３月２７日、新たな交易路が開かれた事を記念してチキンレッグのお祭り『チキンレッグラン』が開催されました。 　チキンレッグ王国から旧モンスター地域を通りリザードマン王国に抜けるという大街道の開通に合わせ、チキンレッグランも過去に例を見ない最大級の大きさで行われました。 　チキンレッグランは10チームによる競技形式で行われ、体力を使う『激走！　命知らずの運び屋レース』や『奮闘！　激流川のぼりレース』に加え、商魂逞しいチキンレッグらしい『決定！　炎の商売キング』といった頭脳も要求される難ゲームが登場。 　参加した同盟諸国の冒険者達は喜んだり頭を悩ませたり……目まぐるしく変わるチームの順位に一喜一憂、非常に楽しんでいたようでした。

お祭り『チキンレッグラン』は９組の優勝という結果で幕を閉じ、９組にはチキンレッグ王国からの記念品が授与されました。 　その後、大成功に終わったチキンレッグランを記念し、冒険者達は町ひとつを借りきって大宴会に。宴会は夜遅くまで続いたようです。 　このように冒険者達が集まって騒いだ街道には盗賊達も近寄りづらくなります。 　新しい交易路を商人達が安心して往来している……近い将来、そのような光景を見ることが出来るでしょう。

	「あー、肩こった肩こった……」
	「あっ、センパイ！　チキンレッグランのときめき情報局おつかれさまでーす！」
	「おつかれー……そういえばプルミー、チキンレッグランには参加してたの？」
	「えっと、今回はちょっとお腹が痛くて……」
	「あら、じゃあ情報局にお菓子をつまみ食いに来ていたのはどちら様かしら？」
	「うぅ、ばれてますぅ〜……」
	「ま、たまには休むのも良いんじゃない。今回は見逃してあげるわよ」
	「わ〜い！　リゼルセンパイ大好きです〜！！」
	（「『飴とムチ』、これがプルミーの操縦法よ」）
	「センパイ、なんか怖い顔をしてませんか……」
	「き、気のせいよ。それはともかくチキンレッグランは白熱したわよね。特に最終競技」
	「炎の商売キングですね。どの特産品の価格が上がるのかを読んで、余り無く売り切れるようにする……頭がこんがらがってしまったのは私だけではないと思いますよー！」
	「自分のチームのピースだけじゃなく、相手チームのピースや持っている特産品の事も考えないといけないから難しいゲームだったわよね」
	「そういえば、お祭り終了後の宴会でこんなものを手に入れたんですが」

	「……返してらっしゃい」
	「えー」
	「ぶーたれない、ぶーたれない。このお祭りの結果、交易が盛んになれば色々なものが手にはいったりするんだから」
	「あ、そうですね〜。チキンレッグ名物のお菓子とかあるのかな〜」
	「ノソリングッズとかあるかしらね……」
	「以上、夢が膨らむチキンレッグラン記事でした〜」
	「ノソリン……」