|
「ふむ……ガザン国と他3国が対立してる格好だったのね。ミナモもセイリンから派生して出来た国みたいだし」 |
|
「はいです、あとリョクバ州全体の特徴としては、住んでいる人がみんなエルフというのがあります」 |
|
「セイカグド州はみんなストライダーなのよね。州によって住んでいる種族が違うから変装とかにも苦労したでしょうね」 |
|
「さて、リョクバ州各国の紹介も終わったところで、カザクラ激動の3ヶ月を紹介していくのですよ〜」 |
|
「えーと、最初はミナモに手紙で請われたようにガザンの兵士と戦う日々が続いたのよね。関所を守ったりとか」
|
|
「その時ですね、カティさんが行方不明になったのは……ミナモ城に攻めてきた鬼の一人がカティさんの剣を持っていたり、当時は無事か不安だったのですよ」
|
|
「ああ、そういえば……結局、カティさんはどこにいたんだっけ?」 |
|
「ミナモ国にいたんですけど、そこはガザン兵が占領していたのです。この時は会えたけど、それだけだったんですね」
|
|
「ガザンとミナモが敵対している関係上、ガザン領で戦うカティさんをミナモの関係者だと知られる事は出来なかったのよね」 |
|
「次にカティさんがと再開したのはミナモ大社の近くです。鬼とガザン兵相手に戦っていたのですね」
|
|
「この時、カティはガザンの一般兵にはセトゥーナ州の人間だと思われていたのね。セトゥーナ州はヒトが住んでいるところだから、間違われて当然なのだろうけど」 |
|
「そして、カティさんは鬼によってミナモ大社に囚われてしまうのです。でもカザクラの隊員はミナモ大社に突入、ミナモ大社の巫女であるカスミさんと一緒にカティさんは助け出せたんですよ」
|
|
「……カティさんの記憶は、混乱してたけどね」 |
|
「自分はアサギセイラン州の武士だって言ってるのですよね、記憶が元に戻ると良いのですけど……」 |
|
「うーん、他にないですからねえ。そうなんじゃないかと思いますよ」 |
|
「でも、ガザン領になってたミナモ大社に攻め込んだりして良かったの?」 |
|
「そこがネックだったのですよね、円卓の間の会議で同盟諸国は他国の内政に不干渉って決まってたんですけど、ミナモの国の内政に干渉する事になりますから……それでイズミさんが独自活動権限を貰う為にランドアース大陸へ向かったんですね」
|
|
「イズミさんが円卓の間で発言してたわね、そういえば。以前にも色々と動きにくかったみたいだし、票決で独自活動権限をもらえたのよね」 |
|
「はいです、これでカザクラは独自の権限で動けるようになったんですよ〜」 |
|
「そしてセイリン国タカムラ公の親書によりガザン討伐に繰り出した、と……あとは今月の楓華列島の記事どおりなわけね。レポートご苦労様」 |
|
「ありがとなのです、それにミナモはお料理も美味しかったんですよ、シジミの料理とか、このべっこう飴とか(べっこう飴舐め舐め)」 |
|
「……で。今、プルミーが食べてるべっこう飴以外に私におみやげは?」 |
|
「……………えーと、お饅頭、いります?」 |
|
「ムシャリンの1匹や2匹くらい連れてきなさいよ! このトンチキ!」 |
|
「む、無理ですよ、ドラゴンズゲート通れませんって!」 |
|
「許さーん、お仕置きよ〜!!」 |
|
「うえ〜ん、以上、カザクラレポートでした〜」 |