<プルミエール、決死の突撃現地レポ!>

■突撃インタビュー!:密林の楽園Gパンポルナ


ヒトの霊査士・リゼル 「さぁてプルミー、レポート発表のお時間よっ」
はじまりは・プルミエール 「はいなのです! 今回は密林の楽園Gパンポルナへお邪魔しました。すっかりGパンポルナ色に染まってきましたよ、あろはー」
ヒトの霊査士・リゼル 「……それは、Gパンポルナじゃないと思うけど」
はじまりは・プルミエール 「じゃ、あろえ〜。ネバネバだったのです……」
ヒトの霊査士・リゼル 「何があったのかは、敢えて聞くまい……んで、なんの為にGパンポルナへ行ってきたの?」
はじまりは・プルミエール 「なんでも面白い大会が開かれているそうなので取材に行ってきたんですよ!」
ヒトの霊査士・リゼル 「……ま、私が行けっていったんだから知ってるんだけどね」
はじまりは・プルミエール 「センパイ、それは言わないお約束なのです! なんで聞いたんだって話なのです!」
ヒトの霊査士・リゼル 「あはは、ごめんごめん。それで、『荒野縦断ワイルドラリー』をやってるのよね」
はじまりは・プルミエール 「はい、Gパンポルナのある辺りの集落では年に1度、各チームがノソリンに変身した人を護衛して各地に設けられたチェックポイントを通過する、っていうレースをやってるんですよ」
ヒトの霊査士・リゼル 「そのレースの名前が『荒野縦断ワイルドラリー』って訳ね」
はじまりは・プルミエール 「そうなんです、しかもこのラリーレース中には近くの集落で別のお祭りがあったりして、大騒ぎみたいですよ」
ヒトの霊査士・リゼル 「そのほかにワイルドファイア大運動会もあるんでしょ? ワイルドファイアの人達は、本当にお祭り好きねえ」
はじまりは・プルミエール 「良い事じゃないですか、私はお祭り好きですよ!」
ヒトの霊査士・リゼル 「お菓子とか食べられるからよね」
はじまりは・プルミエール 「う゛……は、はい」
ヒトの霊査士・リゼル 「素直でよろしい! で、どんなコースを回るの?」
はじまりは・プルミエール 「えーと、まず強風でころころ草さんが転がってくる『ころころ草の谷』を通ったんですよ、次は『ネバネバアロエの林』で、これが文字通りネバネバで―――」
ヒトの霊査士・リゼル 「ちょ、ちょっとまって、地名を聞くになんだか凄いところを移動してない?」
はじまりは・プルミエール 「ええ、特徴的なコースを一ヶ月かかってスタート地点であるヒトノソリンの聖域、巨蟹のグリモアまで戻ってくるレースなんだそうですよ」
ヒトの霊査士・リゼル 「……………でっかいわねえ、ワイルドファイアは」
はじまりは・プルミエール 「ちなみに参加チーム数は108チームです」
ヒトの霊査士・リゼル 「煩悩が宿ってそうな数字……じゃなくて、やっぱり大規模なのね」
はじまりは・プルミエール 「別のお祭りもどろんこになったり、劇という形で同盟諸国の種族を紹介したりとか、ばらえちーに富んでるのです」
ヒトの霊査士・リゼル 「ああ、バラエティー、ね。プルミーもなんか参加してきたの?」
はじまりは・プルミエール 「私は……少々屋台めぐりを」
ヒトの霊査士・リゼル 「食ってただけかい……」
はじまりは・プルミエール 「あはははは……でも、ワイルドラリーとは直接関係のないお祭りなら、Gパンポルナ護衛士じゃなくても参加できますから、皆さん是非参加してみて下さいね。とっても面白いのですよ」
ヒトの霊査士・リゼル 「ほほう、私もなんか参加できるのあるかしら」
はじまりは・プルミエール 「うーんと……霊査士は危険かもですよ。なんだかんだで、ワイルドファイアですから」
ヒトの霊査士・リゼル 「そっかあ、ちょっと残念ね」
はじまりは・プルミエール 「センパイでも出来そうなのは……あ、そうそう! 情報局がありましたよ!」
ヒトの霊査士・リゼル 「情報局っていうと、いつものあれ?」
はじまりは・プルミエール 「そうなのです。そんな感じで、色んな情報を集めたんですよ。例えば『ケーキ〜〜、クッキー〜〜、プリン〜〜』と虚ろに呟きながら徘徊するぱんつ丸見えの少女が居た、とか。怖いですよね」
ヒトの霊査士・リゼル (「まず間違いなく、プルミーのことよね」)
はじまりは・プルミエール 「他にも、ケーキを主食にしてるリザードマンという謎の種族がいるそうですよ!」
ヒトの霊査士・リゼル 「ぷ、プルミー、いろいろと大丈夫? リザードマンの時点で謎じゃないわよ」
はじまりは・プルミエール 「あ、よく考えてみたらそうですね。うっかりしてたのです」
ヒトの霊査士・リゼル 「うっかりレベルなのか、それは……」
はじまりは・プルミエール 「まあまあ、細かいことは気にしないのがワイルドファイア流なのですよ!」
ヒトの霊査士・リゼル 「細かくないって……とにかく、怪しい情報局だったのはわかったわ」
はじまりは・プルミエール 「ドタバタしながらも、ワイルドラリーはまだまだ続いてるのですよ。気になった人は要チェックなのです! 以上、Gパンポルナレポートでした〜」
ヒトの霊査士・リゼル 「お疲れ様。色々と悪いニュースが続きがちだったから、こういう癒し系の特集もたまには良かったわよ」
はじまりは・プルミエール 「わーい、ありがとなのです!」