＜巻頭特集＞

■セイレーン王国大運動会が行われる

　８月２８日、南方セイレーン領のビーチにて海のお祭りを兼ねた『セイレーン王国大運動会』が開かれました。

　前年のワイルドファイア大陸で行われた『ワイルドファイア大運動会』にひき続き、今年はセイレーン領にて行われた大運動会。
　恒例の渚のアイドルコンテストで歌う者あり、水着コンテストに参加する者ありと、ビーチには同盟諸国の冒険者と、観客であるセイレーンの紳士淑女で大賑わいの様子を見せていました。

　競技ではセイレーンの貴族が奉仕種族の忠誠を試すために行うといわれる競技『灼熱の我慢大会』も行われ、同盟諸国の冒険者は四苦八苦しながらも運動会を楽しんでいたようです。

　優勝は４組。最終競技『ウレタンポカポカ大海戦』で９位から一気の逆転優勝を飾り、記念品として万華鏡が贈られました。
　また、水着コンテストの各部門の優勝者にも優勝商品として、セイレーンの国で最も美しい式場『銀水晶の都』での結婚式チケットがプレゼントされたそうです。
　今回の大運動会を通してセイレーンには同盟諸国がどのように映ったのか、それは後々明らかになる事でしょう。

●関連シナリオ
⇒⇒⇒≪水上都市ユトゥルナ≫セイレーン領へ：青い瞳の望むもの

●関連イベント
⇒⇒⇒セイレーン王国大運動会

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	「水着コンテストね……」
	「やっぱりそこに食いついたのです」
	「なにがやっぱりよ！　くー、私が出てたら全部門総ナメだったわよ！」
	「男性部門もですか？」
	「―――さあ、夏の名物セイレーン王国の大運動会が行われたわけだけど、楽しかったわねー！」
	「……そ、そうですね」
	「去年はワイルドファイアで運動会をしたんだけど、なんでだっけ？」
	「えっと、同盟諸国がちょうどワイルドファイアを見つけたので、新大陸発見を記念して、ワイルドファイア大陸で夏の大運動会を行ったんですよ」
	「そうそう、ワイルドファイアの人達もとても喜んでくれて、結局それが元で皆同盟諸国に加入してくれたのよね」
	「じゃあ、去年に引き続き今年もセイレーンさんが同盟諸国に加入してくれると良いのです！」
	「はてさて、そう上手くいくかしらねぇ」
	「むー、いじわるなのです、きっと仲良くなれるのです！」
	「そうねえ、そうなると良いんだけどねぇ……」
	「それで、来年はノスフェラトゥ大運動会をしてのすへらとーさんと～」
	「そ、それは血の大運動会とか戦争とか言わないかしら……？」
	「えー、そんな事ないですよー」
	「『裏切りの我慢大会』とか、『地獄ｈｅダイビング』とか、暗黒競技目白押しっぽいわよ。ノスフェラトゥだし」
	「こ、怖い競技なのです……やっぱり運動会はすがすがしい競技が良いのです。渚のアイドルコンテストとか」
	「あれは競技じゃないけれど、今年も色んな人が渚で歌声を披露してたわねー。情報局をやっててもチラチラ耳に届いてたわよ」
	「水着コンテストも楽しかったですよ、みんな綺麗だしカッコ良かったのです！」
	「また水着コンテストの話題に……頑張って逸らしたのに」
	「な、泣かないでくださいよ～！　水着コンテストで部門別１位になった人には結婚式のチケットがもらえたらしいですよ」
	「セイレーン王国一とも言われる式場で結婚式を挙げるなんて、素敵でしょうねえ……」
	「チケットを貰っても、私やセンパイには関係ないのが悲しいですよね」
	「ええい、私を巻き込むなー！！」