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「一杯護衛士団ができたんですね〜」 |
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「そうね、ひのふのみのよ……合計4つかしら」 |
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「どこも特色があって面白そうなところなのです」 |
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「ええ、これを機に護衛士団に入っていない人も一度護衛士団に入ってみたらどうかしら……って、まともに入団できそうのはフェルビリアとヒモロギくらいかしら」 |
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「ほへ? そうなのですか?」 |
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「そうよ、グドン地域強行探索部隊はもう出発しちゃってるから追いつけないし、外洋船サンダース号も海の上。新しく加入はできないでしょ」 |
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「そっかあ、突撃取材でお邪魔してみたかったのですのに……」 |
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(「この子はお菓子で釣れば泳いでサンダース号に取り付くくらいやりそうだけど」) |
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「む、なんか悪巧みの予感」 |
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「な、なんでも無いわよー。護衛士団に入る時はちゃんと現在護衛士団が新規護衛士を募集しているかどうか確認しないとね、とか思ってただけよ」 |
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「おおう、センパイは優しいのです! くーるびゅーちーなのです!」 |
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「優しいとクールビューティーのどこに関連が……まあいいわ、そんじゃ各護衛士団について軽く説明しくわよー」 |
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「どんとこいなのです!」 |
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「まず『グドン地域強行探索部隊』。ここはグドン地域を強行に探索する部隊よ!」 |
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「そのまんまなのです」 |
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「何よ、名は体を現すと言いなさいな」 |
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「はーい。で、探索って何の為になのですか?」 |
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「ピルグリムグドンがグドン地域で発生してるのは知ってるわよね? その調査に向かってるの」 |
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「ふむふむ、なんでピルグリムグドンが発生したのか、とかですね」 |
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「そそそ。部隊は一ヶ月くらいの短期間で帰還してくるハズだから、直に情報が同盟にも入ってくるかもね」 |
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「そいつは楽しみなのですよー♪」 |
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「次に『外洋船サンダース号』。ここはここで楓華列島との貿易する為の航路を切り開きに行ってるわ」 |
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「外洋船が完成したんですね。今頃はどこらへんにいるのかなぁ?」 |
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「こればっかりはちょっと分からないわねー。長旅になりそうだけど、乗組員の皆には頑張って欲しいわね」 |
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「お次は『白壁の丘フェルビリア』なのです。この護衛士団はノルグランドがあった場所に新設されたんですよね?」 |
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「そうよ、外交から内政に活動方針を変更したのを受けて再編されたの。ただ、ちょっと気になる事があるのよね」 |
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「気になる事、ですか?」 |
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「うん。元ノルグランドのオウカ団長と護衛士達が何人か行方不明になってるみたいなの」 |
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「ええっ、それは大変じゃないですか……」 |
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「一体、どこにいるのかしらねぇ……」 |
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「き、きっと私みたいにお菓子を求めて彷徨ってるのですよ!」 |
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「それはない」 |
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「即答なのです!?」(がびーん) |