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「ヒモロギはキナイに駐屯する部隊よ。トオミフジ州平定の為にキナイを旅立ったカザクラの代わりにできたのね」 |
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「皇太子様とかと一緒なのですね〜。優雅っぽくて素敵なのです！」 |
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「なーに言ってんの、キナイっていわば天子様のお膝元なんだから。粗相をしたら大変よ、きっと」 |
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「し、失敗は出来ないのですね。失敗したらヒスマイルさんに『同盟はランドアースに帰れ』とか言われたりして……」 |
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「う、うーん、いきなりそんな事は言われないかもしれないけれど、成功させるに越した事はないわよね。あと皇太子様の名前、ヒスイマルだから、二度と間違えないように」 |
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「はうっ！ わ、わかりましたです」 |
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「ヒモロギの皆もプルミーみたいな粗相の無いように、しっかり楓華列島の事を学びながら頑張ってね！」 |
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「そういえば、その前にキナイに駐屯していたカザクラの皆さんはどうなったのですか？」 |
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「トオミフジはアオイサガの国で頑張ってるわよ。まず砦を開放したし、朧月の牙って集団とも接触を持ったらしいわ」 |
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「おお、朧月の牙さんってのはどんな集団なのです？ 敵ですか？ それとも、味方なのです？」 |
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「簡単に言うと、アオイサガで鬼と戦っている集団よ」 |
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「おお、じゃあカザクラの仲間なのです！ うまく仲良くなれれば色々と良いのですよ！」 |
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「そうね、あと平行してオンコウの国にも協力してくれるよう使者を派遣したのよ〜」 |
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「どんどん友達の輪が広がっていくのですね〜」 |
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「それがねえ、断れちゃったのよ」 |
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「ええっ、何故ですか？ オンコウの国だって鬼さんにいじめられてるはずですのに」 |
 | 「いじめって……まあ、被害には遭ってるみたいね。でもね、いい？ 敵と戦うには兵糧がいるのよ」 |
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「兵糧……ですか？」 |
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「そう、兵糧。プルミーにとってのお菓子みたいなものよ」 |
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「ぬうぅ、お菓子がないとお腹が減って力が出ないのです。その兵糧がないのですね？」 |
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「ええ、そうみたいなの。自国の兵糧不足をなんとかしなきゃいけないから、積極的には支援とか出来ないみたいね」 |
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「なんとかならないのですか？ お菓子が無ければパンを食べればいいじゃないですか」 |
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（「この子……世が世なら、善の女王になっている気がするわ……いや、ただのおバカさんか」） |
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「あの、センパイ？」 |
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「あ、えーと、自分のところで精一杯なのかもねー」 |
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「そうなんですか……カムライはどうですか？」 |
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「ああ、カムライは試練をこなして見事イヨシキで自由に動けるようになったらしいわ」 |
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「おおー、おめでたいのです！」 |
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「これでようやく通常業務も行えるし、カムライも色々始まるじゃないかしら」 |
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「みんなどこも、ちょっとずつ進展してるのです、ファイオーなのですよっ♪」 |
