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「さいはて山脈の南部ですね……ここに何があるのですか?」 |
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「村がある……いや正確には、あったのよ」 |
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「う、その言い方。つまり、滅ぼされちゃったのですね……」 |
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「プルミーにしては察しが良いわね。その通りよ。今回はこの村に向かってもらうわ」 |
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「えーと、村を襲ったモンスターとかグドンとかを倒すんですね?」 |
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「チッチッチッ、残念、違うわよ。プルミーら冒険者にはある人物の忘れ物を回収してきて欲しいの」 |
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「ある人物? 忘れ物を回収?」 |
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「そそ、人物ってのはおじいさん。村から避難したおじいさん、大事なものを忘れてきちゃったんだって」 |
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「おおう、お年寄りには大事にしなきゃなのです、大事な忘れ物を取ってくるのですよ!」 |
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「うう、プルミーは良い子ねぇ……」 |
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「えへへ……で、忘れ物ってなんですか?」 |
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「わからん」 |
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「そ、そんなぁ……それじゃ探しようがないですよぉ」 |
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「だからおじいちゃんに、何を忘れたのか思い出してもらうために村に連れて行く必要があるのよねぇ。それじゃ詳しい話は冒険者の酒場で依頼人から聞きましょう」
※現在、募集は締め切られています。
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「は、はぁーい……」 |